2019節分の由来と意味を簡単にわかりやすく
節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。
節分とは「季節を分ける」という意味があり、四季それぞれの変わり目はすべて「節分」
ですが、江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多いです。
これは立春をもって新たな年、その前日を年越しとする考えがあったので、
立春は、新年ととらえられていたのです。
新たな年を迎えるにあたり、邪気、魔物を払うという意味が節分にはあるのです。
特に現在では厄払い、家内安全などの意味を込めて、豆まきなどの行事が各地で行われる
のです。
一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だ
け(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行います。
また、邪気除けの柊鰯などを飾る習慣が残っているところもあります。
これらは、地方や神社などによって異なり、
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、邪気を追い払うための悪霊ば
らい行事が節分の豆撒きということです。
文献に現れる最も古い記録は、室町時代の応永32年(1425年)正月8日(節分)。
豆は、「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または語呂合わせ
で「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、
鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いが
あるのです。
鬼というのは邪気の象徴です。
「おに」という日本語は「陰(おん)」に由来するといわれています。
「陰」とは目に見えない気、邪気のことをさし、それが「おに」なのです。
また、隠れているこわいものとして「隠人(おんにん)」が変化したという説もあり、
形の見えない災害、病、飢饉など、人間の想像力を超えた恐ろしい出来事は鬼の仕業と考
えられていました。
また、鬼が住むのは鬼門である丑寅の方角なので、鬼は牛(丑)の角と虎(寅)の牙を持
ち、虎の皮のふんどしをしているそうです。
大豆は五穀のひとつで穀霊が宿るとされており、米に次いで神事に用いられてきました。
また、昔々、京都鞍馬山に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げ
つけて退治したという話もあるそうです。
ただし、豆まきに用いられる豆は炒り豆でなくてはいけません。
これは、生の豆を使って拾い忘れたものから芽が出てしまうと縁起が悪いとされているか
らで、「炒る」が「射る」にも通じます。
つまり、「豆を炒る」=「魔目を射る」で「魔滅」となるわけです。
昔から臭いのきついものや尖ったものを厄払いに用います。
そこで、鬼の嫌いなものは「鰯(いわし)の臭い」と「柊(ひいらぎ)のトゲ」とされ、
焼いた鰯の頭を柊の枝に刺し、それを家の戸口に置いて鬼の侵入を防ぐ焼嗅(やいかが
し)という風習が生まれました。
木へんに冬と書く柊は、冬の寒気の象徴でもあり、冬から春へと変わる節分行事の意味が
そこからよくわかります。
2019今年の恵方巻の方角は?
皆さん、この季節になると恵方巻きの宣伝が流れてきますが、本当の意味、由来を知って
いますか?
恵方巻、恵方巻き(えほうまき)とは、節分に恵方を向いて無言で食すると縁起が良いと
される巻寿司のこと。
今年は東北東だそうです。
「恵方巻」という名称は1989年にセブン-イレブン広島市中区舟入店の野田靜眞が「大阪
には節分に太巻き寿司を食べる風習がある」と聴いて仕掛けたことにより、
1998年から全国へ広がり、2000年代以降に急速に広まったと言われています。
それ以前に「恵方巻」と呼ばれていたという文献類は見つかっていないのです。
その他には「幸運巻寿司」「恵方寿司」「招福巻」などとも呼ぶところもあり、
商都大阪発祥の風習と言われているそうですが、その起源の定説は未だ存在せずいまだに
不明な点が多いのです。
現在は「節分の夜に、恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじり(丸かぶり)
し、言葉を発せずに最後まで一気に食べきると願い事がかなう」とされいます。
「目を閉じて」食べるともいわれ、「笑いながら食べる」という人もおり、様々です。
また太巻きではなく「中細巻」や「手巻き寿司」を食べる人もいて、近畿地方の表現であ
る「丸かぶり」という言葉から、元々は商売繁盛家内安全を願うものではなかった、とも
言われています。
一説には、幕末から明治時代初頭に、大阪・船場で商売繁盛、無病息災、家内円満を願っ
たのが始まりで、一説には若い女性の好きな人と一緒になりたいという願望から広く普及
したとする説。(すし組合のチラシより)
船場の色街で女性が階段の中段に立って、丸かじりして願い事をしたらかなったという故
事にちなむとする説。(スーパーU社のチラシより)
節分のころは新しい香の物が漬かる時期で、江戸時代中期、香の物入りの巻き寿司を切ら
ずに丸のまま恵方を向いて食べ、縁起をかつぎ、これが、やがて節分に恵方を向いて、
巻きずしを丸かぶりすると、その年の福がさずかるという招福の習わしになったとする
説。(スーパーD社のチラシより)
船場の旦那衆が節分の日に、遊女に巻きずしを丸かぶりさせて、お大尽遊びをしていたこ
とに端を発するという説(当時の大阪海苔問屋協同組合事務局・藤森秀夫からの聞き取
り)
戦国時代の武将(堀尾吉晴といわれる) が、節分の日に丸かぶりして出陣したら戦に勝っ
たので、以後瑞祥としたことに端を発するとする説。(藤森秀夫からの聞き取り)
(上記の説は岩崎竹彦が、スーパーなどのチラシに書かれた説と、彼の調査が行われた
1990年当時、大阪海苔問屋協同組合の事務局長の職に就いていた藤森秀夫からの聞き取り
で得られたものをまとめたものです。)Wikipediaより
海苔巻きがちょっと得意ではない人へ
私は海苔巻き、太巻きというものがあまり得意ではなく、自分から買うということはない
です。
この恵方巻きも娘がコンビニのバイトをしているときに買ってきてくれたものを食べたこ
とがあるだけで、この季節だから買いに行こうとかはないのですが
最近はこれ美味しそうと変わり恵方巻きと言うものも出てきて
ちょっと普通の恵方巻きに飽きてきた方にもご紹介いたします。
上野だけあって、パンダは可愛いですね。これだと子供さんも大喜びではないでしょう
か。
上野松坂屋 崎陽軒
上野松坂屋エール・エル
大丸松坂屋
期間限定や定数制限の販売が多いので、早めにお求めくださいね。
大丸東京パパブブレ恵方巻キャンディー
大丸東京三代目たいめいけん
築地スペシャル恵方巻
この築地スペシャルなんかは、海苔巻きがあんまり得意でない私でも、ちょっと食べてみ
たい気持ちがあります。
今日の新聞に、「恵方巻は企業の戦略なので、乗らされて買わないようにしましょう。」
と恵方巻大量廃棄事件とともに載っていましたが、あなたは買う派?買わない派?
それとも、変わり恵方巻を試す派?
芸能人の来る豆まきイベントご紹介
成田山新勝寺
節分会開催日:平成31年2月3日(日)
特別追儺豆まき式(とくべつ ついな まめまきしき)これは毎年、俳優さんや有名人の
他、その歳の年男たちの希望者がはがきで参加料を払って、着付けや祝膳を行って豆撒き
をします。(市川海老蔵や横綱白鵬など)
午前11時・午後1時30分・午後4時
開運豆まき 「開運豆まき」はどなたでもご参加いただけます。
御護摩祈祷の後、御本尊不動明王の御宝前で豆まきを行い、一年の開運招福を祈願しま
す。
豆まき所/大本堂内
時間/第1回:午前9時30分 第2回:午後12時30分第3回:午後3時 「参加券」をご持
参の上、豆まき前に行われる厳粛な御護摩祈祷に参加し、
燃えさかる炎にご自身のお願いごとの成就を祈ります。
ご参加の皆様には特別に用意した追儺羽織を着ていただき、「福は内」のかけ声と共に豆
をまきます。
みなさん、知ってましたか?
歳男や年女、または厄年の方が厄払いのために行う人が多いそうです。
成田山新勝寺の1年の開運招福を祈願して行われる開運豆まきは前もって電話で申し込ん
で、参加料を払って行きます。
第1回、第2回の分はすでに定員に達してしまって只今、第3回分のみ受付中です。お申込
みの方はお急ぎください。
成田山の節分会では「鬼は外」のかけ声はなく「福は内」のみです。
これは御本尊不動明王の前では、鬼でさえもその大慈悲心により心を入れかえてしまうか
らです。
成田山の福升は僧侶が一つひとつ丁寧に浄書し、升底に「成田山」の焼き印を押して仕上
がります。豆まき後にぜひお持ち帰りください。
深大寺
節分会豆まき式(2月3日)
豆まきは午前11時30分頃、午後1時30分頃、午後3時30分頃の3回行われます。
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-15-1
TEL:042-486-5511
深大寺では終日皆さまの「厄よけ」「家内安全」「諸願成就」等の大護摩供が元三大師堂
で修されます。
あわせて年男、芸能人、有名スポーツ選手等によるお練り行列と本堂前特設舞台での豆ま
き式が盛大に行なわれます。
元三大師さまが角を生やしている御影は「角大師」として有名ですが、三十三体の元三大
師さまが描かれている御影は意外に知られていません。
この御影は古来、豆(魔滅(まめ))大師と呼ばれ、元三大師さまがあらゆる姿に身を変え
て、私たちに襲いかかる「魔」を「滅」し尽くして下さるという、その広大な威力を表わ
しているです。
元三大師さまをお祀りする深大寺で節分に豆を撒く意味は、一人でも多くの皆さまに、こ
の豆(魔滅)大師の御利益、御守護に浴していただくことにあるのです。
深大寺では豆まきの際に「鬼は外」とは言いません。
これは元三大師さまが鬼の姿となって魔を降したという「鬼大師」の信仰があるからで、
鬼といえども、ときに私たちを導く大いなる力となるからです。
神田明神
2月3日(日)節分祭豆まき式
〒101-0021 東京都千代田区外神田2-16-2
TEL:03-3254-0753
FAX:03-3255-8875
江戸消防記念会の鳶頭による木遣りの声も高らかに、赤鬼・青鬼をはじめ、だいこく様・
えびす様、雅楽を奏でる楽人、古式装束の神職に続き、氏子総代、特別崇敬者等年男代表
が参進します。
古代の武人の装束を着用した神職により、鬼門・裏鬼門の方角に向けて矢を放つしぐさを
する鳴弦の儀(めいげんのぎ)を見ることができます。
(神田明神は江戸城の鬼門の守護神として有名です。)
参拝者駐車場:若干数あります。
池上本門寺
03-3752-2331(代)(午前10時~午後5時)
池上本門寺では、2月3日(日)に、除災得幸を願う節分追儺式(せつぶんついなしき)法要
と福男・福女による豆撒きを行います。
また、本年も多数の芸能界・スポーツ界の方々が福男・福女とともに法要・豆撒きに参列
する予定です。
池上本門寺は、日本プロレス界の創始者である、故・力道山が眠る土地としても有名です
が、昭和52年に故・ジャンボ鶴田がお墓参りを兼ねて節分会に参加したことから、毎年多
くの格闘家が池上本門寺の節分会に参列しています。昨年も大勢の参詣者で賑わったそう
です。
節分追儺会が終わるまでの期間、総合案内所等の境内各所では数量限定の福豆を頒布(一
袋・500円)しています。福豆がたっぷり入った袋にはお経をあげた「一粒万倍の福守」
が入っていますので、是非、ご家庭で豆まきをやる方もこの機会にいかがですか?
富岡八幡宮
富岡八幡宮といえば、江戸最大の八幡様だそうです。
豆まきの後に行われる「富くじ」が有名です。
抽選券が配布されるそうですので、早めに行って確保したいところです。
2月3日 豆まき
〒135-0047 東京都江東区富岡 1-20-3
TEL 03-3642-1315 FAX 03-3642-5580
高幡不動尊金剛寺
古来関東三不動に1つに数えられ、新選組副長土方歳三の菩提寺としても知られています。
ここには、キティーちゃんが毎年豆まきに参加するそうです。
〒191-0031 東京都日野市高幡733
TEL 042-591-0032(代) FAX 042-593-3038
増上寺(ぞうじょうじ)
古式豊かに裃をつけた年男年女の方々のお練りをはじめ、
手作りの色鮮やかな裃を身につけた可愛いらしい幼稚園児たちや、狆クラブの愛犬たちが
境内に色を添えます。
「増上寺」は徳川将軍家の墓所があることでも知られています。
東京タワーがすぐそばにあり、お寺とタワーが一緒に見れるインスタ映えするパワース
ポットとしても有名です。
特設舞台上では、餅つきや鬼問答も行われ、年男年女や角界・芸能人の方々による「豆ま
き」も行われます。
ご自宅でも豆まきは如何ですか?
写真の開運招福の福桝・福豆を買うことができます。
五合桝・2,000円、開運御守福豆・1,000円にてご予約をお受けしていますので、ご希望
の方はお気軽にお問い合わせください。※数に限りがあります。
節分追儺式については、総務部総務課までお問い合わせください。
総務部総務課
TEL:03-3432-1431(代表)
FAX:03-3432-1437
※お電話の受付時間は、9:00-17:00です。
池上本門寺(いけがみほんもんじ)
池上本門寺では、2月3日(日)に、除災得幸を願う節分追儺式(せつぶんついなしき)法要
と福男・福女による豆撒きを行います。
また、本年も吉例出仕として多数の芸能界・スポーツ界の方々が福男・福女とともに法
要・豆撒きに参列する予定という事です。
東京都大田区池上1丁目1番1号
03-3752-2331(代)(午前10時~午後5時)
大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)
追儺式は室町時代になると、宮中から神社や寺に広まり、
それと共に、鬼を追い出す小道具が変化し、それまで悪魔を払う力があるとされてきた桃
への信仰がすたれ、桃は鬼退治する桃太郎の童話象徴するように、鬼が最も嫌う果実だっ
たのです。その桃信仰がすたれ、変わってでてきたのが大豆だったそう。
日本人は昔から、 大豆は米よりももっと力が付く食べ物である事をよく知っていたので、
「畑の肉」といわれ、 豊かな蛋白質を有するのが大豆である。
この豆を炒って「鬼打豆」と称した。
節分に豆を撒いて悪魔を払う事は、江戸時代になって盛んになり出したそうです。
平成30年大國魂神社節分祭 豆まき式2月3日
東芝ラグビー部や府中のゆるキャラや「動物戦隊ジュウオウジャー」などが参加します。
こんなに混んでいますので、早めに行くことをお勧めします。
新井薬師梅照院(あらいやくしばいしょういん)
新井薬師梅照院での節分会は、年男・年女の参加者並びに女優、俳優の方々にもご参加頂
いております。
約1時間かけて中野の街を練り歩きます。その間、福豆を配りながら歩くので、著名人から
直接豆をもらえることも。
年男、年女に関わらず、どなたでもご参加できます。
参加したい方はお気軽にお問い合わせ下さい。
皆様のご参加心よりお待ちしているそうです。
高尾山節分会追儺式
2019年 2月3日(日)は、高尾山恒例の『一陽来福』『諸縁吉祥』『除災開運』をご祈願す
る、『節分会追儺式』が執り行われます。
高尾山では、古来からの信仰と習慣を守ると共に、前の年に大活躍した人々の幸を分けて
いただき、その勢いで福をもらっていただくようにと、毎年大相撲の関取や人気俳優など
をお招きし、歳男、歳女参拝の信徒とともに、盛大に節分会追儺式が行なわれています。
北島三郎ファミリーや力士が登場します。
昔から、地元では高尾山で御祈祷頂いた「福豆」を拾い、神棚もしくは清浄な場所にお供
えし、節分の日、家中にまくと、災いのない幸せな一年が過ごせると伝えられてきまし
た。
御本尊様のお膝元近くで厄を払い、幸多かれと祈る心が、御本尊様に届くように、大きな
声で「福は内、福は内」と唱え、厄を払い、幸多き一年であることをお祈りするのです。
この機会に是非参加してみませんか?
護国寺
節分会 〒112-0012 東京都文京区大塚5-40-1
Tel:03-3941-0764 Fax:03-3941-0721
地元名士・芸能人・力士をはじめとする約百名の歳男・歳女が、裃姿でお練りを
行い、本堂にて護摩祈祷を修行いたします。
法要の後、参道に設けられた舞台にて福豆が投じられます。
御利益のお福分けを頂戴しようとたくさんの参詣の人々で舞台周りは埋め尽くされます。
まとめ
ここにご紹介したのはほんの一部です。
それぞれの神社の豆まき式や由来を読んでいると、へぇ~とかそうなんだ~と初めて知る
ことも多く、それらを知ったうえで豆まきをしたり、豆まきを見に行ったり、参加すると
また違った角度から色々と面白いだろうと思いました。
近所のお寺や神社でもきっと、豆まきやるでしょう。
そこに参加して、1年の健康や安全を祈願してみるのは、初もうでと同じ様に
昔からの日本人の大事にしてきたものが感じ取れるかもしれません。
豆まきに行って見ませんか?