足の指が動かない

 

私の場合は、前から坐骨神経痛で整形外科に通っていたのですが

 

ある日、突然、朝起きたら右足に違和感が。

 

でも、痛いわけでもなく、これが何なのかわからずに2~3日経ちました。

 

はっきりわかったのはバスの時間に遅れそうになって走った時です。

 

走れなかったのです。

 

つま先が上がらなくて、膝から持ち上げないと転びそう。

 

そして、仕事先に行って患者さんのベッドの移動をしようとしたときに、

 

つま先でかけて、カチッとロックを外してベッドを移動するのですが

 

今まで何も考えなくてもできていたことが

 

今は、カチッとできないのです。

 

つま先が自分の意志で上がらない。

 

足の指に力が入らないのです。

 

かろうじて親指だけは動くのですが

 

第2指、第3指、第4指が自分の意志で動かなくて

 

足首にも力が入りません。

 

初めて、足の違和感が何であったのか分かりました。

 

整形外科に行って

 

先生に足の指が動きませんと言うとレントゲンを撮りました。

 

背骨の間が一部狭くなって、神経を圧迫してると。

 

そして、大きな病院を紹介され、MRI検査をしてくださいと。

 

でも、MRI検査しても、それ以上の何もなく。

 

坐骨神経痛も続いていたので、先生の所へは通っていたので

 

手術する人もいるけれど、手術したからといって治るとは限らなくて

 

今のまま、様子見ていこうかという話になったと思います。

 

いわゆる、温存療法ですね。

 

そして、ブロック注射を毎回してもらっていました。

 

仰向けになって、足の指を動かしてみてと言われても全然動かず

 

力もはいらないまま。

 

腓骨神経麻痺とは

 

症状
下腿の外側から足背ならびに第5趾を除いた足趾背側にかけて感覚が障害され、しびれたり

 

触った感じが鈍くなり、

 

足首(足関節)と足指(趾)が、下垂足(drop foot)になります。

 

下垂足とは、足部が下に垂れた状態で足首を動かすことができない状態のことです。

 

歩行を始め、日常生活において支障をきたします。

原因
最も多いのは、腓骨頭部(膝外側)の外部からの圧迫により生じるものです。

 

寝た姿勢が続いたり、ギプス固定をしているときに、腓骨頭部が後ろから圧迫されると起

 

こります。

ガングリオンなどの腫瘤、腫瘍、開放創や挫傷(ケガ)、腓骨頭骨折やその他の膝の外傷

 

などによっても生じます。

病態
膝関節の後方で坐骨神経から腓骨神経が分岐し、腓骨神経が膝外側にある腓骨頭の後ろを

 

巻きつくように走行しており、

 

その部分は、神経の移動性が乏しく、骨と皮膚・皮下組織の間に神経が存在するため、外

 

部からの圧迫により容易に麻痺が生じます。

診断
下垂足で、感覚障害があり、神経傷害部をたたくとその領域に疼痛があれば、

 

傷害部位が確定できます。

 

腰部椎間板ヘルニアや坐骨神経障害との鑑別診断が必要なこともあります。

 

確定診断には、筋電図検査、X線(レントゲン)検査、MRI検査、超音波検査など必要に応

 

じて行います。

治療
骨折や脱臼などの外傷や腫瘤によるものは早期に手術が必要です。

 

原因が明らかでないものや回復の可能性のあるものは保存的治療をします。

 

3ヵ月ほど様子を見て回復しないものや麻痺が進行するものでは手術が必要になります。

骨折、脱臼などの外傷で手術が必要なものや腫瘤のあるものは、手術が行われます。

 

神経損傷のあるものでは、神経剥離、神経縫合、神経移植などの手術が行われます。

 

神経の手術で回復の望みの少ないものは腱移行手術(他の筋肉で動かすようにする手術)

 

が行われます。

 

高齢者においては転倒のリスクが

 

高齢になるとスリ足になって、若い時より転倒のリスクが大きくなりますが

 

このdrop footも、つま先が上がらないために日常生活に支障をきたし、

 

転倒のリスクも上がります。

 

先生の話では、リハビリのほかに、つま先を上げるような器具があり、それを装着するこ

 

ともできるそうです。

 

 

つま先が下がらないように補助するサポーターのよう

 

なものですね。

 

これらは寝るときにつけて、歩くときにもつけること

 

もでき、つま先が上がった感じになります。

 

 

これは靴下ですが、つま先が上がるようにできていま

 

す。

 

室内での転倒しやすさを軽減します。

 

 

 

私も先生に、こういう補助的なものを付けるという方法もありますよと説明されました。

 

私の場合

 

1週間に1回、先生の所に通って、継続的にブロック注射をしてもらっていました。

 

神経ブロック療法ですね。

 

神経周辺に局所麻酔薬を注射して、痛みをなくす方法です。

 

麻酔薬が神経に作用し、痛みの伝わる経路をブロックすることで痛みを取り除き、

 

痛みが緩和されることで血流が良くなり、筋肉のこわばりもなくなるという効果がありま

 

す。

 

私の場合は、トリガーポイント注射です。

 

でも、毎週、その注射をしてもらって、リハビリを続けていくうちに

 

足の指に力が少しずつ戻ってきたのです。

 

もちろん、薬ももらって飲んでいます。

 

毎週、毎週通っていくうちに力が少しずつ増していく感じで

 

先生も、診察の時に力が戻ってきているのをびっくりして

 

「いいね。」と言っていました。

 

今でも、週一で通っています。毎回、トリガーポイント注射をしてもらっています。

 

止めると元に戻りそうで、ちょっと怖くて、それにやっていただくと痛みも楽で

 

毎週通っています。

 

あんまり、無理しないように。冷やさないようにと先生に言われています。

 

もっと、年を取って骨が骨粗鬆症でもっとつぶれてしまったりしたら、

 

手術も考えないといけないでしょう。

 

今以上、症状がひどくならないように気を付けて生活をしないといけないと

 

自分に言い聞かせています。

 

 

まとめ

 

まさか、自分が歩くことに支障をきたすなんてことはみじんも考えたことがなく、

 

朝起きて突然なんてことがあるんだなと考えさせられました。

 

お風呂に入って、足のマッサージ、足を冷やさない、腰を冷やさないなど

 

普段からの自分の身体への心配りが大事だなと思いました。

 

自分の身体への過信は禁物です。

 

若い時には大丈夫でも、年を取ってきたらそれなりのケアが必要で、

 

また、筋肉が減らないように、鍛えることも大事だと思い知らされました。

 

そして、何かあったらかかり過ぎない程度に、病院に行って見てもらう事も大切です。

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