月別:2019年11月
ふらつき、めまい あなたはありませんか?その原因・予防法

 

最近、ふらつきが多くなったと思うのです。

 

若い時はもっとしっかり立っていて、ちょっとやそっとではふらつかなかったのが

 

ちょっと態勢を変えただけで、ふらつき、転びそうになる回数が多くなったと感じます。

 

歳を取るとこういう事で転ぶ人が多くなってくるのだろうと。

 

もし、注意して防げるのであれば、いまから気を付けていって

 

転倒して、大腿骨骨折とかならないように

 

ねたきりにならないようにしたいですね。

 

ふらつきとめまいは似て非なるもの

 

ちなみにふらつきはめまいと似ている症状があるので混同しがちですが、

 

決定的に違うことがあります。

 

めまいはどんな体勢でも起こるのに対し、ふらつきは“立っている時”に起こる症状なので

 

す。

 

また、ふらつきやめまいはよくある症状なので、軽く考える人が多いのですが、

 

病気が潜んでいる可能性もあります。

 

強いふらつきなどは、重篤な病気のサインかもしれないので、

 

軽く考えずに異変を感じたら、病院へ行って見てもらうようにしましょう。

 

ふらつきの症状、原因

 

ふらつきとは。。。立ち上がった瞬間にクラっとする、足元がおぼつかなくなる、身体がふわっとなってよろける、平衡感覚を失うといった症状を、一般的にふらつきといいます。

 

ふらつきがあると「何かの病気なのでは…」と心配になります。

 

ふらつきの原因と解消方法について調べていきます。

 

ふらつきの原因

 

ふらつきは、自律神経の不調が原因で起こる場合が多いそうです。

 

自律神経とは、意志とは無関係に作用する神経で、消化器・血管系・内分泌腺・生殖器な

 

どの不随意器官の機能を促進または抑制し調節する。

 

交感神経と副交感神経の二種類からなる。植物性神経。( 引用文献https://kotobank.jp/word/自律神経-535829)

 

この2つは体内で対象的な役割をしており、これらのバランスが崩れると急に立ち上

 

がった時に血圧の変化に耐えられず、ふらつきが起こります。

 

 

自律神経の乱れはストレスから!

 

自律神経が乱れる要因としては、身体的な理由と精神的な理由が考えられます。

 

長時間労働、運動不足や睡眠不足、対人関係の悩み、仕事のストレスなどが関係している

 

ことが多いです。

 

日々の行動が自律神経を乱している場合

 

日々の身体の栄養バランスが偏ってしまって、エネルギー不足から、ふらつきが起こる場

 

合。

 

アルコールの摂りすぎや乗り物酔いも、ふらつきをおこす原因となります。

 

日常的な行動が原因のふらつきの場合、その原因を取り除けば症状はおさまります。

 

病気が原因のふらつきについて

 

しかし日々の行動が原因ではない場合は、病気が潜んでいる可能性が高いです。

 

たとえば、脳梗塞や脳出血です。

 

脳梗塞が原因で起こるふらつき

 

脳梗塞とは、脳の血管が狭くなっているところに血液の塊(血栓や塞栓子など)が詰ま

 

ってしまい、血流が止まってしまうことで発症します。

 

脳梗塞では脳の一部の組織が破壊されてしまい、全身麻痺や意識障害、言語障害などの症

 

状を伴います。

 

ふらつきはその前触れと言われており、舌がもつれて話しができない、何を言っているの

 

かわからないといった症状が合わせてみられた場合には、脳梗塞の可能性を疑う必要があ

 

ります。

 

脳梗塞のサインを見逃すな!

 

脳梗塞を起こした人の約3割は、本格的な発作の前触れにふらつきなどの発作を体験してい

 

るそうです。

 

ふらつき以外にも、体の半身がしびれたり、力が入らなくなったり、物が二重に見えるな

 

どの脳梗塞に似た症状があらわれ、数分~30分間ほど続き、

 

前触れのあと、24時間以内の発症がとくに多いとされています。

 

すぐに専門医を受診して治療を行うことで、死の危険を回避することができます。

 

脳出血が原因で起こるふらつき

 

脳出血は、主に高血圧が原因で脳内に出血をきたす病気です。

 

ふらついてまっすぐ歩けなくなるといった症状が現れます。

 

早く処置を行わないと後遺症が残る恐れがあり、重度の場合は数分で死に至る可能性も。

 

脳出血が考えられる場合には一刻も早く病院へ行ってください。

 

その他にもふらつきの原因となる病気

 

他にもふらつきを引き起こす可能性がある病気として、次のものがあります。

 

・メニエール病
・貧血
・自律神経失調症
・熱中症
・起立性低血圧
・更年期障害

 

貧血

 

血液内の赤血球の数やヘモグロビン濃度が基準値を下回る状態のことです。

 

貧血になるとふらつくことが多くなるほか、めまい、顔色が悪くなる、息切れしやすくな

 

る、疲れやすくなる、手足が冷たくなるなどの症状がよくみられます。

 

ただし、このような自覚症状が現れないことも少なくないそう。

 

原因としては、女性であれば月経の出血、また女性に限らず胃潰瘍などによる胃や腸から

 

の出血が挙げられます。

 

便が赤かったり黒かったり月経後にふらつきが強い場合などには注意が必要です。

 

起立性低血圧

 

急に立ち上がったり、長時間立ち続けている時に、ふらつきやめまい、気が遠くなるとい

 

った症状を起こすことです。

 

朝礼で倒れるというのはこれでしょうか。

 

貧血に似ていますが、赤血球やヘモグロビンの減少が原因である貧血に対し、起立性低血

 

圧は血圧の低下によるもので、全く別の原因です。

 

自律神経失調症

 

自律神経失調症とは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れることで、体

 

と心にさまざまな症状が現れる状態のことです。

 

現れる症状には個人差があり、体のだるさや微熱・のぼせ、動悸、頭痛、めまい、

 

ふらつき、不眠・過眠、手足のしびれ、精神症状として不安やイライラ、情緒不安定、気

 

力・集中力の低下などがみられます。

 

更年期障害

 

閉経前後の5年間を更年期といい、この期間に日常生活に支障をきたすさまざまな症状が起

 

きるものをいいます。

 

更年期障害の症状は多種多様で200~300あるといわれていますが、ほてりやのぼせ、動

 

悸、手足の冷え、めまい、ふらつき、疲れやすい、うつ傾向、不眠、不安、情緒不安定な

 

どが典型的な症状と言われています。

 

更年期障害によるめまいやふらつきなどには、効果をあらわす漢方薬などが販売されてい

 

ます。

 

更年期では体のさまざまな場所に不調が起こりやすいので、漢方処方を活用して、

 

体全体のバランスを整えることもできます。

 

熱中症

 

熱中症とは、夏など温度の高い環境で過ごすことよって起こる体の異常です。

 

症状としては、軽度で顔のほてりやめまい、ふらつき、大量の発汗、筋肉痛など、

 

中等度で頭痛や嘔吐、体のだるさ、力が入らないなど、

 

重度で意識障害やけいれん発作などがみられます。

 

涼しい場所で休む、水分補給をしっかり行うなどし、よくならない場合や水分を取れない

 

ような場合にはすぐ受診しましょう。

 

耳の病気

 

良性発作性頭位めまい症やメニエール病などでふらつきが現れる耳の病気がありま

 

す。

 

特定の頭の位置をとることでめまいが起こる良性発作性頭位めまい症、

 

めまいと聞こえの症状(難聴・耳鳴り)を発作的に繰り返すのがメニエール病で、

 

いずれもグルグルと回るようなめまいが特徴です。

 

このような病気を発症すると、ふらつきを感じることがありますが、ほとんどの場合ふら

 

つきはめまいによるもので、めまいが起きることによって体がふらつくように感じます。

 

めまいの持続時間はそれぞれで違い、一般的に良性発作性頭位めまい症では数十秒程度、

 

メニエール病では20分以上~数時間続きます。

 

注意の必要な原因

 

以下のような原因でもふらつきが起こる場合があります。

 

薬の副作用

 

どのような薬でも副作用があり、降圧剤や精神安定剤、総合風邪薬など、

 

さまざまな薬で副作用の一つとしてふらつきが起こることがあります。

 

薬を飲んだ後にふらつきが現れることもあれば、ふらつき以外にも何かしらの症状が

 

現れる場合もあり、薬の種類やその時の体調などによって異なります。

 

初めて使う薬を飲んでふらつきが現れた場合には、処方を受けた病院で相談しましょう。

 

一過性脳虚血発作

 

脳の血管が詰まる病気を脳梗塞、脳の一部の血流が一時的に悪くなって短時間のみ神経症

 

状が生じるものを一過性脳虚血発作といい、

 

一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆としてみられることが多々あります。

 

脳梗塞の典型的な症状である、片方の手足や顔半分の痺れ・麻痺、言葉の障害(ろれつが

 

回らない、言葉がでない)、ふらつき、歩きづらくなるなどは、一過性脳虚血発作でも同

 

じような症状がみられます。

 

が、脳梗塞では症状が続くのに対して、一過性脳虚血発作では症状が5~15分、長くても

 

24時間以内になくなります。

 

自分でできる!ふらつきの対処法や予防法

 

ふらつきが起こっても慌てずに対処!

まずは落ち着ける場所でリラックス!

 

軽いふらつきでも、ゆっくり休める場所があれば休息をとることが大事。

 

転倒しないように、楽な体勢で

 

横になれる場所があれば横になり、リラックスしましょう。

 

市販薬を試してみる

 

ふらつきが続いたりする場合は、薬剤師の方に相談して、市販の薬を試みるのもよいでし

 

ょう。

 

万が一身体に異常が現れたり、一定期間以上服用しても効果がみられなかったりしたら、

 

病院へ行って専門医の診断を仰ぐようににしてください。

 

ふらつきを予防する方法

 

多忙や精神的なストレス、睡眠不足、アルコールの飲みすぎなど日々の行動でふらつきが

 

起こる場合も多くあります。

 

思いあたる時は、普段の生活を見直してください。

 

疲れやストレス

 

疲れやストレスが溜まると自律神経が乱れやすくなります。

 

この自律神経の乱れが原因となってふらつきが起こることも。

 

また、疲れやストレスは、病気などによるふらつきを悪化させる原因にもなります。

 

疲れたら十分に睡眠をとって体を休めてあげることも大事です。

 

また、食事による栄養補給も大切。

 

バランスのよい食事を心がけるとともに、疲労回復に効果のあるビタミンを積極的に取る

 

ようにしましょう。

 

ストレスを感じたら、趣味や娯楽の時間を作ってリフレッシュする、軽い運動をする、怒

 

りや不安などの感情を周囲の人に聴いてもらうなどして、ストレス発散をしましょう。

 

睡眠不足

 

睡眠不足が続くと脳に血液が回りにくくなり、ふらつきは一時的な血流不足でも起こるの

 

で、睡眠不足によって血流不足に陥るとふらつくことがあります。

 

睡眠不足なら睡眠時間を確保するのも大事ですが、良質な睡眠をとることも大切です。

 

眠りが浅いと感じたら、寝る前2~3時間に飲食しない、入浴は寝る2~3時間前に済ます、

 

リラックスできる環境を整える、自分の体に合った寝具を使うなど、良質な睡眠を確保す

 

る努力を。

 

アルコールの飲みすぎ

 

アルコールを飲みすぎると、血中のアルコール濃度が高まり脳の機能が麻痺して、

 

知覚や運動能力などが低下します。

 

その結果、ふらつきが起きるようになります。

 

自分の適量を知り、適量を守って飲むよう心がけましょう。

 

また、空腹時には飲まないようにする、ご飯を食べながらゆっくり飲む、飲酒時や飲酒後

 

にしっかりと水分補給をすることも大切です。

 

病気の可能性が低いと思われる場合は、生活習慣を疑い、リラックスできる時間を持つこ

 

とも重要。

 

忙しくても、湯船に浸かったり、栄養バランスを考えた食事をすることで改善されること

 

もあります。

 

軽い運動も効果があるそう。

 

良くならない時には

 

日常生活の中で気を付けても、ふらつきがいつまでもなくならない場合には、

 

病院を受診しましょう。

 

乗り物酔いの予防薬を服用する

 

酔い止めの薬を飲むことは薬効もさることながら、「薬を飲んだから、もう大丈夫」

 

という安心感も得られ、効果が期待できるそう。

 

服用する効果的なタイミングなどは、添付文書をよく読んでください。

 

ふらつきで病院を受診する場合は何科?

 

その前に病院へ行くべき症状は?

 

ひどいめまいやふらつきに合わせて以下のような症状がみられる場合、
・意識障害
・呼吸困難
・頭痛
・体の片側における運動障害
・言語障害 
脳梗塞や脳出血の可能性が疑われます。
 

ふらつきが何度も起こる場合、ふらつき以外に何かしらの症状がみられる場合、

 

または、定期的長期的に症状に悩まされている場合、

またなんか様子がおかしいと思ったら、一度病院へ行き病気でないか診てもらうのがよい

 

でしょう。

 

どんな時にどんな風にふらついたか、薬の服用歴、他の症状などメモしておいて、

 

詳しく医師に伝えましょう。

 

ふらつきが起こったら、まずは内科

 

何が原因でふらつきが起こっているのか、検査してみないとわかりません。

 

病気によって専門の診療科が異なります。自分でどれに当てはまるのかを見分けることは

 

難しい場合もありますので、迷う時にはまずは内科でみてもらうと良いでしょう。

 

問診を受けて症状を説明し、必要に応じて専門の病院を紹介してもらいます。

 

すぐに専門の医師に診てもらいたい方は、神経内科か脳神経外科を受診してください。

 

めまいの原因と対処法

 

今度はめまいについてです。

 

めまいの種類や原因、そしてめまいが起こったらどう対処すべきかを調べていきます。 

 

めまいを経験したことのある人は多いでしょう。

 

たかがめまいと軽く考えている人は要注意です。

 

特にめまいとともに耳鳴り、難聴、頭痛が起きることがあれば、重大な病気が潜んでいる

 

可能性も。

 

めまいの種類と起こるメカニズム

 

めまいの種類は大きく3つに分けられます。

 

ぐるぐると目がまわる「回転性めまい」、フワフワと浮いているような感覚の「浮動性(動揺性)めまい」、クラッとする「立ちくらみのようなめまい」。
 
それぞれ症状が異なり、主な原因も異なります。
 

回転性めまい

 

自分や周囲(天井や壁など)がぐるぐる回っているようなめまいです。

 

回転性めまいは、耳が原因であることが多いと言われています。(中には脳など、耳以外

 

の場合もあります)

 

そのため、回転性めまいを発症した際には、耳鼻咽喉科を受診してください。

 

耳鳴りや難聴が伴う場合、メニエール病や突発性難聴が疑われます。

 

メニエール病は、内耳を満たしているリンパ液が過剰になり、耳の蝸牛(かぎゅう)と呼

 

ばれる部分が膨れ上がる「内リンパ水腫」になります。

 

これにより、蝸牛や身体の平衡感覚を司る三半規管(さんはんきかん)の機能が乱れて起

 

こるといわれています。

 

メニエール病の場合、めまいは30分以上続きます。

 

また、耳が詰まった感じや難聴、耳鳴りが同時に起こります。

 

めまいが激しい場合には、吐き気や冷や汗などを伴う場合もあります。

 

この病気は、一度おさまっても、何度も発作を繰り返します。

 

発作を起こす頻度は人によって個人差がありますが、発作を繰り返すうちにめまいはおさ

 

まっても難聴や耳鳴りが残ってしまう場合もあります。

 

そのため、早期に適切な治療が必要です。

 

耳鳴りや難聴が伴わない場合は、「良性発作性頭位めまい症」という病気が疑われます。

 

この病気は、起き上がったり、寝返りをうったりして頭の位置を変えた時に、瞬間的にぐ

 

るぐると目がまわります。

 

吐き気を伴う場合もあります。このめまいの特徴は30秒~1分程度でおさまる点です。

 

耳の奥には「耳石(じせき)」という平衡感覚を感知するための組織と、身体の平衡感覚

 

を司る三半規管(さんはんきかん)という器官があります。

 

この耳石がはがれ落ちて、三半規管の中に入ってしまうことで耳石が神経を刺激し、回転

 

しているように感じてしまうのです。

 

浮動性(動揺性)めまい

 

 

身体がふわふわと浮くような感覚、姿勢が保つのが難しい、まっすぐ歩けない、といった

 

症状です。

 

浮動性(動揺性)めまいは「中枢性」「全身性」「薬剤性」「心因性」の4つに分けられ、

 

それぞれで原因は異なります。

 

 

中枢性めまい
脳の中でも小脳や脳幹に障害が起こることで発症します。

脳梗塞や脳内出血などの病気が原因の可能性もあり、激しい頭痛や嘔吐、手足のしびれや脱力感を伴う場合があります。

このような症状が出た際には、一刻も早く病院で診察を受けてください。

 

全身性めまい
全身性めまいは身体の一部分の障害が原因で起こるものではなく、身体全体の問題から発生するものです。

一番原因として多いのは「自律神経失調症」と言われています。

また、貧血や発熱などが原因である場合もあります。

 

 

薬剤性めまい
薬を服用している人で浮動性(動揺性)めまいがある人は、薬の副作用によるものかもしれません。

抗生物質や精神安定剤などで症状が出やすいといわれています。

市販薬でも出る場合があります。

薬を服用していてめまいが出るという人は、一度医師や薬剤師に相談してみることをおすすめします。

 

 

心因性めまい
耳や脳の病気でもなく、「特に異常がありません」と原因が分からない場合には「心因性」といわれる場合があります。

これは精神的なストレスや自律神経の乱れが内耳や脳幹の機能に悪影響をもたらして発症すると考えられています。

原因となっているストレスを取り除くことが大切です。

もし、長く続くようであれば、うつ症状や自律神経失調症に繋がってしまう場合もあるため、心療内科へ相談してみることをおすすめします。

 

 

立ちくらみのようなめまい

 

立ちくらみのようなめまいを経験したことのある人は多いのではないでしょうか。

 

急に立ち上がったときや、お風呂から出たときなど、一瞬目の前が真っ暗になることがあ

 

ります。

 

ひどい場合には失神してしまう場合もあります。

 

朝礼で倒れてしまう事ありますが、これに当たるんではないでしょうか?

 

 

これは、脳に流れる血液の量が一時的に不足してしまうことで起こるとされています。

 

身体の血圧は自律神経が調整をしています。

 

ストレスや疲労などで、自律神経が乱れることで、血圧の調整がうまくできなくなり、症

 

状が出やすいといわれています。

 

めまいが起きたときの対処法?

 

突然めまいが起こった場合にすべきことは何なのでしょうか。

 

 

 脳に異常が原因でめまいが生じている場合は命にかかわります。

 

下記にあてはまることがあれば、すぐに救急車を呼んで対処をしましょう。

 

・顔にしびれがある
・手足にしびれがある
・舌がもつれる(ろれつがまわらない)
・ものが二重に見える
・激しい頭痛が起こる

 

 

上記の症状が当てはまらない場合には、まずは下記の3つの方法で対処しましょう。

 

 

安静にする

 

 

突然めまいが起きた場合は、まずはその場で転倒しないように、できる限り安静にしまし

 

ょう。

 

無理に動くと、危ないので、転倒して怪我をする場合もあります。

 

立っている場合は座る、運転しているときは車を路肩に止めて休む、横になって休める場

 

合は横になるなどで、しばらく休みましょう。

 

刺激をなくす

 

可能であれば、外からの刺激を全て遮断します。

 

明るければ暗くする、音楽を聞いているのであれば、一度音楽を切るなど、

 

目や耳から入ってくる刺激をシャットダウンすることが重要。

 

 

めまいが続くようであれば、病院に行く

 

突然めまいにおそわれると誰しも不安になります。

 

多くのめまいは命に関わりませんが、中には命に関わるケースもあります。

 

また、メニエール病や突発性難聴など、その後の生活に影響が出る病気もあります。

 

症状が長引いたり、頻繁に起きたりするようであれば、一度病院で受診することをおすす

 

めします。

 

普段の生活でできる、めまいの予防方法

 

めまいの原因としてあげられる病気のほか、ストレスや疲労などで自律神経が乱れること

 

があげられそうです。

 

そのため普段の生活習慣を見直すことで、自律神経を乱さないようにすることがめまいの

 

防止にもいいようです。

 

 

ストレスをためすぎない

 

ストレスは精神的なもの、身体的なものがあります。

 

疲れを感じたときには早めに休む、精神的な負担を感じたときにはストレスフリーになる

 

リフレッシュを行うなど、心身ともにストレスをためないようにすることです。 

 

規則正しい生活をする

 

夜更かしなどで生活リズムが狂うと、自律神経も乱れやすくなります。

 

食事はなるべく決まった時間に3食とる、早寝早起きをする、など規則正しい生活を送るよ

 

うに心がけることです。

 

 

バランスのとれた食事をする

 

栄養バランスの良い食事を規則正しくとることが大切です。

 

めまいは血液の流れが悪くなることによって起こることもあるので、血液の流れを良くす

 

る青魚(さんま・さば・まぐろなど)や、血行促進機能があるビタミンEの摂取がおすすめ

 

です。ビタミンEはアーモンドやかぼちゃなどに多く含まれます。

 

また、アルコールを飲みすぎると平衡感覚が低下するため、適量にしましょう。

 

 

生活に適度な運動を取り入れる

 

 

適度な運動はストレス解消をしてくれます。

 

血流を良くするストレッチや、自分のペースで行えるウォーキングなどを日常生活に取り

 

入れてみてはいかがでしょうか。

 

めまいは、命に関わる危険なものではありません。

 

しかし、中には脳梗塞や脳卒中など恐ろしい病気が潜んでいることもあります。

 

耳鳴りや難聴が伴う場合には、耳の聞こえの状態にも大きく影響を及ぼす病気の可能性も

 

あります。

 

めまいが起こったとき、同時にどのような症状が出るか、病院に行った方がいいめまいか

 

を判断し、早めに対処を行うことが必要です。

 

 

まとめ
 
ふらつきもめまいも日ごろの生活習慣が深く影響していることがわかりました。
 
血流を良くするストレスをためない生活が大切だという事、
 
病気に対する知識も持っていて、いざという時に病院に急いだほうがいいか
 
判断する決め手になってきます。
 
それによって命が救えるかもしれないのです。
 
正しい知識を持って、毎日の生活に気を付けていきましょう。

 

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足の指が動かない

 

私の場合は、前から坐骨神経痛で整形外科に通っていたのですが

 

ある日、突然、朝起きたら右足に違和感が。

 

でも、痛いわけでもなく、これが何なのかわからずに2~3日経ちました。

 

はっきりわかったのはバスの時間に遅れそうになって走った時です。

 

走れなかったのです。

 

つま先が上がらなくて、膝から持ち上げないと転びそう。

 

そして、仕事先に行って患者さんのベッドの移動をしようとしたときに、

 

つま先でかけて、カチッとロックを外してベッドを移動するのですが

 

今まで何も考えなくてもできていたことが

 

今は、カチッとできないのです。

 

つま先が自分の意志で上がらない。

 

足の指に力が入らないのです。

 

かろうじて親指だけは動くのですが

 

第2指、第3指、第4指が自分の意志で動かなくて

 

足首にも力が入りません。

 

初めて、足の違和感が何であったのか分かりました。

 

整形外科に行って

 

先生に足の指が動きませんと言うとレントゲンを撮りました。

 

背骨の間が一部狭くなって、神経を圧迫してると。

 

そして、大きな病院を紹介され、MRI検査をしてくださいと。

 

でも、MRI検査しても、それ以上の何もなく。

 

坐骨神経痛も続いていたので、先生の所へは通っていたので

 

手術する人もいるけれど、手術したからといって治るとは限らなくて

 

今のまま、様子見ていこうかという話になったと思います。

 

いわゆる、温存療法ですね。

 

そして、ブロック注射を毎回してもらっていました。

 

仰向けになって、足の指を動かしてみてと言われても全然動かず

 

力もはいらないまま。

 

腓骨神経麻痺とは

 

症状
下腿の外側から足背ならびに第5趾を除いた足趾背側にかけて感覚が障害され、しびれたり

 

触った感じが鈍くなり、

 

足首(足関節)と足指(趾)が、下垂足(drop foot)になります。

 

下垂足とは、足部が下に垂れた状態で足首を動かすことができない状態のことです。

 

歩行を始め、日常生活において支障をきたします。

原因
最も多いのは、腓骨頭部(膝外側)の外部からの圧迫により生じるものです。

 

寝た姿勢が続いたり、ギプス固定をしているときに、腓骨頭部が後ろから圧迫されると起

 

こります。

ガングリオンなどの腫瘤、腫瘍、開放創や挫傷(ケガ)、腓骨頭骨折やその他の膝の外傷

 

などによっても生じます。

病態
膝関節の後方で坐骨神経から腓骨神経が分岐し、腓骨神経が膝外側にある腓骨頭の後ろを

 

巻きつくように走行しており、

 

その部分は、神経の移動性が乏しく、骨と皮膚・皮下組織の間に神経が存在するため、外

 

部からの圧迫により容易に麻痺が生じます。

診断
下垂足で、感覚障害があり、神経傷害部をたたくとその領域に疼痛があれば、

 

傷害部位が確定できます。

 

腰部椎間板ヘルニアや坐骨神経障害との鑑別診断が必要なこともあります。

 

確定診断には、筋電図検査、X線(レントゲン)検査、MRI検査、超音波検査など必要に応

 

じて行います。

治療
骨折や脱臼などの外傷や腫瘤によるものは早期に手術が必要です。

 

原因が明らかでないものや回復の可能性のあるものは保存的治療をします。

 

3ヵ月ほど様子を見て回復しないものや麻痺が進行するものでは手術が必要になります。

骨折、脱臼などの外傷で手術が必要なものや腫瘤のあるものは、手術が行われます。

 

神経損傷のあるものでは、神経剥離、神経縫合、神経移植などの手術が行われます。

 

神経の手術で回復の望みの少ないものは腱移行手術(他の筋肉で動かすようにする手術)

 

が行われます。

 

高齢者においては転倒のリスクが

 

高齢になるとスリ足になって、若い時より転倒のリスクが大きくなりますが

 

このdrop footも、つま先が上がらないために日常生活に支障をきたし、

 

転倒のリスクも上がります。

 

先生の話では、リハビリのほかに、つま先を上げるような器具があり、それを装着するこ

 

ともできるそうです。

 

 

つま先が下がらないように補助するサポーターのよう

 

なものですね。

 

これらは寝るときにつけて、歩くときにもつけること

 

もでき、つま先が上がった感じになります。

 

 

これは靴下ですが、つま先が上がるようにできていま

 

す。

 

室内での転倒しやすさを軽減します。

 

 

 

私も先生に、こういう補助的なものを付けるという方法もありますよと説明されました。

 

私の場合

 

1週間に1回、先生の所に通って、継続的にブロック注射をしてもらっていました。

 

神経ブロック療法ですね。

 

神経周辺に局所麻酔薬を注射して、痛みをなくす方法です。

 

麻酔薬が神経に作用し、痛みの伝わる経路をブロックすることで痛みを取り除き、

 

痛みが緩和されることで血流が良くなり、筋肉のこわばりもなくなるという効果がありま

 

す。

 

私の場合は、トリガーポイント注射です。

 

でも、毎週、その注射をしてもらって、リハビリを続けていくうちに

 

足の指に力が少しずつ戻ってきたのです。

 

もちろん、薬ももらって飲んでいます。

 

毎週、毎週通っていくうちに力が少しずつ増していく感じで

 

先生も、診察の時に力が戻ってきているのをびっくりして

 

「いいね。」と言っていました。

 

今でも、週一で通っています。毎回、トリガーポイント注射をしてもらっています。

 

止めると元に戻りそうで、ちょっと怖くて、それにやっていただくと痛みも楽で

 

毎週通っています。

 

あんまり、無理しないように。冷やさないようにと先生に言われています。

 

もっと、年を取って骨が骨粗鬆症でもっとつぶれてしまったりしたら、

 

手術も考えないといけないでしょう。

 

今以上、症状がひどくならないように気を付けて生活をしないといけないと

 

自分に言い聞かせています。

 

 

まとめ

 

まさか、自分が歩くことに支障をきたすなんてことはみじんも考えたことがなく、

 

朝起きて突然なんてことがあるんだなと考えさせられました。

 

お風呂に入って、足のマッサージ、足を冷やさない、腰を冷やさないなど

 

普段からの自分の身体への心配りが大事だなと思いました。

 

自分の身体への過信は禁物です。

 

若い時には大丈夫でも、年を取ってきたらそれなりのケアが必要で、

 

また、筋肉が減らないように、鍛えることも大事だと思い知らされました。

 

そして、何かあったらかかり過ぎない程度に、病院に行って見てもらう事も大切です。

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高齢者が寝たきりとなる原因の一つに転倒事故がありますが、

 

これが、自宅が多いと聞いて意外でびっくりしました。

 

最近、私も若いころにはなかった、よろけることが多くなったり、ちょっとした段差で

 

躓いたりするので、ちょっと心配になりました。

 

人間は加齢とともに、筋力の低下や、歩行障害、視力の衰えなどさまざま要因が重なり、

 

バランスを保ちにくくなっていくそうです。

 

高齢者になると、病気やその服薬によって転倒するリスクがさらに高まることもあり、

 

思わぬ事故が発生することがあります。

 

高齢者が「要介護」となる主な原因は、脳血管疾患(脳卒中)、認知症、高齢による衰弱

 

と続き、「骨折・転倒」は全体の12.2%を占め、4番目の多さになっているそうです。

 

 

内閣府の調査結果によると、自宅内で転倒したことがある男性が6.8%なのに対し、

 

女性は11.8%となっていて、男性よりも女性が転倒しやすいということです。

 

転倒により動けない状態が長く続くと、歩行機能が衰え、「要介護」となる可能性が。

 

転倒が起こった場所としては、居室での自力歩行時、移乗時、立ち上がり時に

 

多いです。

 

「室内でトイレに行こうとした」というちょっとした事故が多いようです。

 

また、ベッドの事故が最も多いことがわかります。

 

寝ている安静の状態から起き上がる時、転倒事故が起こりやすいです。

 

 

●転倒が原因で寝たきり状態に

 

若い人なら少しくらいけがをしたり病気にかかったりしても、安静にして寝ていれば大抵

 

何事もなく治ります。

 

しかし、高齢者にとっての安静は、筋力や身体機能の衰えを招き、歩けなくなる、動けな

 

くなるなどの症状を悪化させる要因にもなるのです。

 

中でも転倒が原因で起こりやすい大腿骨の骨折は、歩けるようになるまでに時間がかかる

 

ため、筋力の低下から、そのまま寝たきりになることも多いです。

 

また、老化による骨密度の低下でちょっとした転倒でも、骨折に至ります。

 

骨折やけががなかったとしても、転倒により自信を失ったり、自力で動くことに対して恐

 

怖心を持ったり、段々体を動かさなくなり、筋力が次第に衰え始めて、身体機能の低下を

 

招くという悪循環に陥ります。

 

このように転倒は、高齢者の生活に大きく影響することがあるため、十分な対策を取る必

 

要があります。

 

高齢者の転倒が多い場所

 

高齢者の転倒事故は屋外ばかりでなく、自宅でも多く発生しています。

 

高齢者が転倒しやすい場所は?

 

●自宅の転倒は「室内」が多い

 

「平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果(全体版)」によると、転倒

 

した自宅の場所では「庭」が最も多く、次に「居間・茶の間・リビング」「玄関・ホー

 

ル・ポーチ」「階段」「寝室」と続きます。転倒場所を「庭」と室内に分けると、「庭」

 

よりも「室内」での転倒が多く(複数回答)、高齢者にとっては安全と思われる室内にも

 

危険が潜んでいることがわかります。

 

●室内の転倒しやすい場所

 

室内の転倒場所では「居間・茶の間・リビング」の割合が20.5%と最も多く、

 

次いで「玄関・ホール・ポーチ」が17.4%、「階段」13.8%、「寝室」10.3%、

 

「廊下」8.2%、「浴室」6.2%の順となっています。

身体機能の低下によってすり足で歩きがちな高齢者は、カーペットや敷居などのちょっと

 

した段差でも転倒することがあるので、居間などについても注意が必要です。

 

時には、段差のない廊下やフローリングで足を滑らせることもあります。

 

また、足を踏み外しやすい階段や玄関、浴室などでは、重傷を負うおそれもあります。

 

高齢者がいる家庭では、至るところに手すりを取り付けるなどして転倒予防をしておくこ

 

とが大切です。

 

高齢者の転倒の原因

 

転倒の原因には、身体的なものが原因となる「内的要因」と

 

生活環境から来る「外的要因」とがあります。

 

●外的要因

 

自宅内の室内のわずかな段差。

 

歩幅が小さくスリ足の高齢者にとっては、普通なら段差と認識しない程度のちょっとした

 

敷居でもつまずくことがあります。

 

すべりやすいフローリング、手すりが設置されていない階段や玄関、浴室などは転倒リス

 

クの高い場所です。

 

転倒を防ぐためには、ベッドや椅子の高さ、廊下や階段、玄関、浴室に手すりの設置や

 

生活環境が本人の身体状況に合っているかどうか、対策を施しましょう。

 

環境を整備することで転倒予防につながります。

 

設置には、市町村で給付金がでる自治体もありますので、調べてみてください。

 

 

●内的要因

 

病気や疾患、加齢による筋力の低下、身体機能の低下が挙げられます。

 

ほかにも、薬の副作用による足元のふらつきや眠気、意欲の減退なども。

 

高齢者は複数の薬を飲んでいたり、体調の変化を口に出したりしないこともあるので、

 

周囲が注意しておく必要があります。

 

転倒は、内的要因と外的要因が合わさることで、よりリスクが高まります。

 

転倒を防ぐためには、内的要因・外的要因の両方を減らすことが大切です。

 

高齢者の転倒を防ぐポイント

 

転倒しにくい環境を整える
自宅内での転倒は、安定した歩行や動作ができるように介護用品を活用したり

 

介護リフォームを行ったりすることで予防できます。

 

すべりやすい廊下や浴室に手すりを設置したり、床の段差をなくしたりするだけで、

 

不安定な高齢者のバランスを落ち着かせるのに役立ちます。

 

介護保険を利用すれば、介護リフォームは補助金の対象となりますので、

 

自治体の窓口で相談してみるといいでしょう。

 

日頃から筋力とバランス感覚を鍛える
転倒を予防するためには、高齢者の筋力とバランス感覚の低下を防ぐことも大切。

 

普段からウォーキングや散歩をしたり、ストレッチで柔軟性を高めたりしておくことも

 

転倒予防につながるでしょう。

 

今は、高齢者でもできる体操やフィットネスもありますので、自宅でもできる簡単なトレ

 

ーニングなどすると効果がありますね。

 

転倒予防につながる2つのトレーニング

 

大腿四頭筋のトレーニング
背もたれに寄りかからないよう椅子に腰掛け、両手は椅子の端を軽く持ちます。

 

片脚を上げて伸ばし、つま先は天井に向けます。

 

そのままの状態で、膝上から太ももにかけて力を入れ、5秒間キープします。

 

反対側の脚も同様に行います。

 

ふくらはぎの筋力を強化するトレーニング
椅子の背やテーブル、壁などに片方の手を添え、体を安定させます。

 

足を肩幅と同じくらいに開き、両方のかかとをしっかり上げたら、ゆっくりとかかとを下

 

ろします。

 

顔を前に向けて行うことがポイントです。

 

お腹やお尻など体幹部分に力を入れて行うとより効果的です。

 

転倒しにくい靴下や靴を選ぶ

 

筋力が低下した高齢者は足のつま先が上がりにくく、すり足になりがちなため、

 

多少の段差でもつま先が引っかかって転倒しやすくなります。

 

室内でのスリッパはよくないらしいです。

 

そのため、高齢者の靴下や靴を選ぶときは、つま先が自然と反り上がる構造のものにする

 

と、いいらしいです。

 

今ではマジックテープやファスナー付きのいい室内履きが出ていて、

 

靴底や足裏に滑り止めが付いているタイプのものもあり、

 

足にフィットするものを選んで履くと、足をすべらせて転倒する可能性も低くなりま

 

す。

 

だりすることを考え、ものを選ぶようにするといいでしょう。

 

足の専門医

 

先日、テレビで、足病総合センターというものを知りました。

 

「足」の悩みに対して総合的に対応してくれる足病総合センターだそう。

 

足の骨関節、傷や壊疽、血流、むくみ、しびれ、爪や皮膚、靴のトラブル、全身疾患の一

 

症状…など、これらをすべてカバーできる診療科が今までは日本にはなかったのです。

 

海外には、足部を専門で診てくれる「足病医」(Podiatrist = ポダイアトリスト)が存在

 

し、アメリカでは約13,000人以上、オーストラリアでは約5,000人以上もいるそう。

 

(平成24年時)。

 

足病医は難関な国家資格であり、

 

足病医学の発達した国々では、「矯正用インソールで足を矯正して痛みを改善・予防す

 

る」というのは常識であり、スタンダードなのです。

 

「日本は海外に比べ30年遅れている」と言われるほど、足病医学についての後進国と認識

 

されており、足とインソールの関係を適切に捉え、真に質のよい矯正用インソールやシュ

 

ーズをつくり出すためには、足病医の存在は必要不可欠だそうです。

 

常に体重を支えている足は、特に病気がなくても痛みが続くこともあり、痛みがあっても

 

どこへ受診すればよいか悩むことも多く、また受診したとしても病院を転々とたらいまわ

 

しという事も、少なくないのです。

 

看護師、理学療法士、義肢装具士、管理栄養士などのメディカルスタッフがあらゆる面か

 

ら足のサポートをしてくれ、「病気」だけではなく「悩み」に対しても向きあってくれ、

 

総合的に診療することが出来るように、足病総合センター内には複数の部署や診療科のス

 

タッフがそろっていて、足に特化した独自の新しい外来診療の体制が整えられました。

 

「足」は、常に負担を強いられている

 

健康のために万歩計をつけて、1日1万歩を目標に歩いている方も今は多いです。

 

もちろん歩くことは大切ですが、1日1万歩あるく方の足は1日1万回も地面にぶつかっ

 

ているのです。

 

直立二足歩行の人類にとって、足は常に負担を強いられ犠牲になっている器官といえま

 

す。

 

足の弱点は、「靴」と共同で機能を果たしている器官であること。

 

また身体の末端の低位置にあるというデメリットから、人間の足はさまざまな危険にさら

 

されています。

 

重力、外力、摩擦、湿気、菌、血流、末梢神経…。

 

これらに起因する多彩な足の障害の多くは、単独ではなく複合的に生じていることも。

 

健康寿命ということが声高にさけばれる今、私たちは「足」をもっと真剣に考える必要が

 

あります。

 

私も半年ほど前に、何の前触れもなく腓骨神経麻痺になり、つま先が上がらないという

 

症状が出ました。

 

いろんな検査もしましたが、どこも悪くなく、整形外科で坐骨神経痛のブロック注射を

 

してもらって、足の指の感覚が段々回復し、いまに至っています。

 

それまでは、足なんて大事にもしてこなくて、考えれば、前の仕事では毎日2万歩以上

 

走り回って、いつも足がくたくたでした。

 

もっと、足を大事にしていたら、麻痺も防げていたんではないだろうか。

 

これから、年を重ねていくのに足にもっと関心を持って、治療をすべきだったのでは

 

と思い至ったのです。

 

身体状況に適した住宅環境の整備が転倒予防につながる

 

高齢者の転倒事故は、いつも生活している自宅で多く発生しています。

 

中でも認知症を発症している高齢者は転倒しやすく、とっさに手をついたりできないこと

 

もあるので、転倒がきっかけで寝たきりになる可能性もあります。

 

転倒を防ぐためには、高齢者本人が転倒しないように心がけ、トレーニングしたりす

 

ることも大切ですが、一緒に暮らす家族が高齢者の状態や周囲の環境に注意してあげるこ

 

とで防げることもたくさんあります。

 

そのためには、室内外の段差をなくしたり、手すりをつけたりして、

 

高齢者の身体状況に合わせた住宅環境を整えることも大事です。

 

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転倒?認知症?寝たきりにならないためにこれから注意するべきこと。

近、父が入院しました。

 

その10日ほど前にも倒れて救急車で運ばれたのですが

 

ただ、貧血で血液の栄養状態がよくないとのことで点滴をして帰されました。

 

私もせっせと栄養のあるものを食べさせていたのですが

 

ある日、具合が悪いとトイレに駆け込んで、真っ青になっていたのです。

 

日曜日だったので、かかりつけの病院にと思ったら、救急指定じゃないので

 

違う病院へという事で、車で病院に連れていく用意をしていると

 

真っ赤なものを吐きもどしたのです。

 

それを見て、私は吐血だったんだと分かりました。

 

なんせ、父は91歳でちょっと認知症も入っていたので

 

自分が血を吐いていると言わなかった、言えなかったのです。

 

緊急入院になりました。

 

認知症の怖さです。

 

父との会話は毎日、宇宙人と話しているようです。

 

今、自分が置かれている状況もわからない。

 

人に説明できない。

 

最近、お一人様が多くなってきて、また『認知症も認知症患者は2025年に700万人を突

 

破。65歳以上の5人に1人』と言われています。

 

また、父が入院していた間、周りの人は父より年下なのにベッドに寝たきり、

 

食べさせてもらっておむつ、元気な人でも車いす。

 

スタスタ歩いているのは父くらいで、今の高齢化社会の現状というものを垣間見た感じが

 

しました。

 

今、私は寝たきりに、また認知症にならないために何をすべきでしょうか?

 

寝たきりの原因上位トップ5は「脳血管疾患(脳卒中)」「認知症」「高齢による衰弱」

 

「骨折・店頭」「関節疾患」だそうです。

 

これら5つで全体の70.4%を占めているそうです。

 

基本的にはこの5つを予防できれば、将来寝たきりになることを回避できる可能性が高まる

 

という事になります。

ただ、誰でも寝たきりになりたくないと思っています。

 

それで、寝たきりを回避できるなら、みんな回避できているはず。

 

それが自分で制御できないのが、老いることなのでしょう。

 

元気で年を取ると言う事は、運もあるのです。

 

現役医師が紹介している寝たきりにならないための5つの生き方

① 過剰な検診は避け、必要な検査だけを2、3年おきに受ける。
② 自分の身体は自分でチェック。身体が発する声に耳を傾ける。
③ 信頼できる医師を見つけ、処方される薬を最小限に減らす。
④ 最期は自宅で迎えられるよう、主治医や家族、近隣の人々などの協力を得られるようにしておく。
⑤ 身体と頭が健康なうちに自分の最期に関する希望をまとめ、書き残しておく。

 

医師・医療に頼るのは最小限度にとどめること。これも大切なことですね。

 

いきなり深刻な話になってしまいましが、老いはそんなに短期間に進みません。

 

心身が弱っていく過程に「フレイル」という段階があるのだそうです。

 

日本老年医学会が2014年5月に名付け、高齢者自身がそれに気づいて予防活動をする

 

必要性を提言しています。

 

 

フレイルって何?

 

人は年齢を重ねるにしたがって心身が衰えて要支援、要介護に至るのですが、フレイルは

 

健康と病気の「中間的な段階」です。

 

学会では75歳以上の多くの人がこの段階を経て要介護状態に陥るとしています。

 

国立長寿医療研究センター(愛知県大府市) が脳卒中などの持病がある人を除く65歳以

 

上の5100人を対象に行った調査では、11%の人が該当したそうです。

 

ちょっとした気づきと支援があればまだまだ改善でき、

 

坂道を転げ落ちるように一気に老化が進むのを防いで

 

要介護になる時期を先送りできる…などと、弱り始めの時期を適切に見つけることの

 

大切さを訴えています。

 

フレイルを見つけるチェック項目

 

老年医学会のシンポジウムで紹介された、フレイルを見つけるための6つのチェック項目

 

椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっているか
週に1回以上外出するか
前に比べて歩く速度が遅くなってきたか
6カ月間で2~3キロ以上の体重減少があったか
5分前のことが思い出せるか
わけもなく疲れたような感じがするか

 

このうち2つ以上が当てはまる人は、要介護認定につながりやすいことを示しています。

 

要介護になるのを防いだり遅らせるためには、フレイルになるのを防ぎ、フレイルの段階

 

に入ってしまったら、高齢者自身がそれに気づくことが大切だということです。

 

歩く、座る、食べる、話す、見る…生きていれば当たり前のことを「年を取ったから」

 

「ちょっと腰が痛いから」などと理由をつけて家の中でじっとしていてはいっきに老化に

 

加速が掛かっていきます。

 

この段階で気づいて積極的に人と交流し、体を動かし、趣味を見つけて楽しみ、食べ物に

 

気をつける、といった生活習慣改善に取り組むべきだと専門家は指摘しています。

ご本人が気づかなければ、周りが気づいてあげて、こうした取り組みに駆り立てるよう話

 

しかけてあげることが必要です。

 

将来、寝たきりにならないためにやった方がいいこと

 

医師1,060人が回答しています。

 

1位は「運動」「将来、寝たきりにならないためにやった方がいいこと」の1位でした。

 

歩くための筋力が低下すると転倒しやすくなり、寝たきりに繋がりやすいから。(50代 産

 

婦人科)

 

筋肉量と健康寿命は比例する。(50代 一般外科)

 

転倒しての骨折が、歩行ができなくなる要因であるため。(50代 消化器内科)

 

耳が痛いです。車に乗ることが多くなり、最近は駅まで歩くことにしました。

 

歩けなくなると、認知症になっていくと言うのは、母で実証済みです。

 

アルツハイマー型認知症で亡くなった母は、年を重ねるごとに歩き方が段々変になり、

 

よろけて転んだりが多くなっていきました。

 

運動は「軽め、弱め」がキーワードで、「ニコニコと笑い、息切れせずにおしゃべりしな

 

がらできる程度で」がいいとのアドバイスしています。

 

楽しむことが大事なのですね。

 

2位は「なし」なしって笑いました。

医学的根拠がある方法を知りません。(50代 腎臓内科・透析)

これさえやっておけば大丈夫と言えるものはないと思います。(50代 アレルギー科)

何かをしないといけないというのはストレス。(60代 神経内科)

この回答については、担当する科によって異なるのが、面白いですね。

外科の先生のコメント

「いくら健康体で維持できていたとしても、事故にあえば、どうしようもないように、運命と思わざるを得ないから。(50代 一般外科)

交通事故などが多い、外科医の方は違いますね。

3位は「食事に気をつかう」

最近の調査結果でもサルコペニア防止に必要なたんぱく量を摂れている人が少ないと報告されたので、たんぱく質を十分に摂ることが大事。(50代 アレルギー科)

 

加齢とともに、筋肉を使わないでいるとどんどん筋力が減っていき、いつの間にか身体は衰えてしまう、このような筋力低下の影響が日常生活に支障をきたす状態をサルコぺニアといいます。

生活習慣病予防に、塩分控え目&脂質控え目等に加えて、カルシウム摂取が大事です。(60代 一般内科)

 

腹八分目が健康管理の基本。(50代 神経内科)

4位は「禁酒禁煙」

やはり、お酒とタバコですね。

喫煙は脳梗塞、癌など様々な疾患リスクになる。(40代 一般内科)

脳卒中の予防に禁煙をすべき。(50代 脳神経外科)

飲みすぎは脳卒中になりやすい。(40代 一般内科)

 

アルコールは適量を飲めば善玉コレステロールを上げ、虚血性心疾患を抑制して動脈硬化を防ぎます。
適量といえるのは、日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス1~2杯、焼酎は0.5合、ウイスキーはダブルで1杯、といったところです。
「百薬の長」というのは、ほどよい量を飲んでいる場合に限っていえることです。

 

日本酒1合だと心筋梗塞を抑制しますが、3合になると心筋梗塞になりやすく、死亡率が

 

高まります。

1日1.5合の酒を飲み続ける人は高血圧になりやすく、飲まない人の20.4倍も脳卒

 

中になりやすいというデータがあります。

5位は「 太り過ぎ」の警告「体重の制御」です。

肥満が下肢の関節を痛め、寝たきりの誘因となるから。(60代 一般内科)

 

種々の生活習慣病につながるから。(50代 一般内科)

 

血糖と血圧を上げないために。(50代 一般内科)

 

老いの恐れ

 

老いを感じた人が恐れるのは、自分の体が不自由になって誰かに迷惑を掛ける不安です。

 

また、認知症になって誰も見分けがつかなくなることです。

 

そんなふうにならないためにも、外へ出てアクティブに活動するようにすることが効果的

 

なんです。

 

独身・お一人様にとっては、絶対に避けたいですね。

 

残念ながら絶対的な回避策はありません。

 

その最期の時が来た時に後悔しないよう、精一杯楽しんで生きることが重要なのかもしれ

 

ません。

 

 

日本は世界きっての長寿国

 

人は必ずいつかは死にます。

 

その最期を迎えるとき、高齢者は「ピンピンコロリ」を望んでいます。

 

死ぬ間際までピンピンしていて、コロリと旅立つ、誰にも迷惑を掛けない死に方です。

 

しかし、現実は長期の寝たきりになって亡くなる人です。

 

「ネンネンコロリ(NNK)」といわれます。

 

ピンピンコロリ で最期を迎えるのが「健康寿命」。

 

厚生労働省の発表で、2013年の「健康寿命」は

 

男性71.19歳(13年の平均寿命は80.21歳)
女性74.21歳(同86.61歳)

 

平均寿命との差は9~12年もあります。

 

この差が寝たきり、介護を受けている期間です。

 

健康長寿の余生を送るために、積極的に外へ出て人と交流し、体を動かし、趣味を楽し

 

む、といったことが大事とされています。

 

人や社会との関わりは脳に刺激を与え活性化を助けます。

 

体を動かすことは筋肉の衰えを防ぎます。

 

昼間の温水プールでは、水中ウオークをしているシニアの姿が多いです。

 

犬や猫などペットとの触れ合い、家庭菜園や花づくりなど土とのふれあい、魚釣りや芝居

 

見物、さらには孫との遊園地行きなど、楽しんで元気でいることが、大事です。

 

ただし何でもかんでも甘えさせないことです。

 

健やかに自立して幸せな生活を送ることです。

 

 

日本が抱える最大の社会的課題の認知症

 

2020年に患者は約300万人に達し、65歳以上の10人に1人、85歳では4人に

 

1人が発症すると言われています。

 

「物忘れなどで判断能力が失われ、笑い話では済まないほどの日常生活での失敗を繰り返

 

している状態」です。

 

今では、高齢者の交通事故や逆走など問題がたくさんです。

 

介護というと体が不自由になるだけでなく、認知症は体が不自由になる上に、記憶障害が

 

出て社会生活に支障が出てくるのです。

 

周囲に迷惑を掛けないように今から、気を付け、認知症にならないように心がけていきた

 

いですね。

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