最近子供にはやっているアタマジラミ・ママにもうつるまつ毛じらみ

シラミというとなんとなく、「えっ!?」と思いますよね。

 

不潔にしている人につくという印象です。

 

昔、衛生状態が良くなかった戦時中に大流行して、

 

私は子供の頃、戦時中に噴霧器で坊主頭に白い粉をかけている画像を見たことがありま

 

す。

 

だから、昔のものと思いがちですが、

 

戦後、減少傾向にあったのが近年、またシラミの一種の「 アタマジラミ 」が日本の子ど

 

もたちの間で急激に増加しているそうです。

 

ニュースでも大々的に取り上げられたり、学校からも「くしの使い回し」はしないように

 

との連絡が来たりして、意外と身近なんだなぁと感じている方も多いかもしれません。

 

アタマジラミとは

 

アタマジラミは、名前の通り、おもに髪の毛に寄生します。

 

頭をくっつける、身体に触れるなどの接触、くしやタオルを共有するなどを原因として感

 

染が拡大します。

 

このように、アタマジラミは幼稚園や学校など、幼い子どもが集団生活を送る環境で流行

 

りやすいです。

 

アタマジラミの卵は非常に強く、髪の毛に付着するとブラッシングくらいではとれませ

 

ん。

 

 

1週間程度で孵化し、さらに1週間強で成虫へと変化します。

 

成虫の寿命は1か月程度ですが、皮膚から吸血活動を通して栄養を得ます。

 

アタマジラミの大きさ
成虫 …… 2~3ミリ
幼虫 …… 1ミリ
卵 …… 0.5ミリ

 

 

ダニは0.2ミリ程度なので、ダニと比べるとかなり大きいです。

 

症状

 

アタマジラミやケジラによる症状は、おもにかゆみです。

 

かゆみの程度は非常に強いこともあれば、あまりかゆみがなかったりで、個人

 

差があります。

 

もし、子どもが頭がかゆいと言ったら、アタマジラミを考えたほうがいいです。

 

ケジラミは白色ですが、ヒトの血液を吸うと赤茶色になります。

 

この吸血したヒトの血液は最終的に茶色い便となって排出されるために、

 

ケジラミが寄生しているヒトの下着にはケジラミの血糞である茶色い粉末が付くようで

 

す。

 

検査・診断

 

シラミかなと思ったら、皮膚科を受診してください。

 

しらみの診断は、しらみが寄生している頭皮を詳細に観察すると分かります。

 

頭皮を観察することよって、卵が毛に付着している様子を観察することができ、拡大鏡で

 

成虫の有無を確認することもできます。

 

成虫や卵がいた場合、ピンセットで採取し、顕微鏡を使って確認してくれます。

 

治療

 

冒頭のYouTubeの画像でお分かりの通り、アタマジラミ用の薬用シャンプーを使用しま

 

す。

 

これらの薬はしらみの成虫に対して効果はありますが、産み付けられたケジラミの卵に対

 

しては効果は弱いです。

 

そのため、しらみの成長サイクルを見計らいながら定期的に使用することが必要です。

 

シャンプーと一緒に使うと効果がある「ニットピッカーフリーコーム」というシラミ&卵

 

駆除専用のくしが評判がいいようです。

 

 

このようにくしの目が詰まっていて、卵まで取れるそうです。

 

 

シャンプーはシラミが寄生している部位に対して使用し、数分おいた後に洗い流します。

 

以上を1日1回、3日間に1回を3~4回繰り返すことで減っていきます。

 

そのときにこのくしも併用するとたまごまできちんととれます。

 

リンスやコンディショナーをつけているときにやると、髪のすべりが良いので駆除しやす

 

いようです。

 

根元の方に卵を生んでいることが多いので、髪の毛の根元からとくことが重要です。

 

しらみの治療では、髪の毛を短くし、タオル等を介して感染が拡大することもあるので、

 

タオルの共有は避け、家族も同時に治療を行うことが重要です。

 

こどもにシラミがあった時、大人にもついていたという事は多いようです。

 

しらみは数日間生息することもあるため、汚染されたものは注意を払って、洗濯をする事

 

が必要です。

 

シラミは熱に弱いので、アイロンをかけて熱処理を行う、あるいはドライクリーニングに

 

出すなど、衣類の処理も注意が必要です。

 

熱に弱いので、帽子をはじめとするこどもの衣服を洗濯する際は事前に60℃以上のお湯に

 

浸しておいたりすることも効果的です。

 

また、アタマジラミは人間にだけ寄生します。

 

アタマジラミは人間だけに寄生し、イヌジラミは犬(の仲間)だけに寄生するということ

 

です。だから、ペットにはうつりません。

 

アタマジラミの寿命は1ヶ月ぐらいだそうですが、人間の頭から離れると生きていけません

 

がそれでも2~3日は生きるようです。取った後の処理もきちんとやるほうがいいですね。

 

 

まとめ

アタマジラミは季節に関係なく一年中発生するので、子どもの頭髪をまめにチェックする

 

ことも大切です。

 

子どもが頭が痒いといったら、調べてみましょう。

 

海外では20代の女性の間でアタマジラミが急増しているという報告もあります。

 

アタマジラミの知識に乏しい方が増え、適切な処置を行わぬまま放っておいたことで増え

 

ていると考えられています。

 

小さいお子さんを持つ母親は、子どもに次いでアタマジラミに感染するリスクを持ってい

 

ると言えるでしょう。

 

しらみと聞くと不潔にしているからというイメージを持たれる方もいますが、必ずしもそ

 

うではないようです。

 

欧米諸国や日本でも集団発生を見ることがあり、清潔にしていても感染するリスクはあり

 

ます。

 

このアタマジラミですが、潰そうと思っても蚤のようには弾力があって、潰れません。

 

アタマジラミは、人間の頭から人間の頭にうつってくるので、それを気を付けるだけで

 

もうつる危険から回避されるでしょう。

 

強いシャンプーはちょっと。。。という方、薬用でないシャンプーも売り出されていま

 

す。

 

子育て世代のママも注意が必要

 

このYoutubeの画像、まつげの付け根に大きな目やにがついてるように見えますが、よー

 

く見るとこれ、シラミです。

 

まつげジラミが繁殖してしまった女性を治療する様子を撮影したものだそうです。

 

シラミは頭髪や服、陰毛で繁殖することがよく知られていますが、実はまつげや眉毛もや

 

つらの生息するんです。

 

まつげでこんな物がモゾモゾしています。

 

彼らは毛穴に入りこみ、卵を産みます。

 

まつげからやけに大きなフケのようなものが出てきたら要注意。それはシラミの卵かもし

 

れません。

 

 

つけまつげやアイメイクをしたまま寝たりしてる人は要注意だそうですよ。

 

特に今はやっているまつげエクステをした後はまつげジラミにかかりやすいようです。

 

マスカラを常に清潔にしたり、寝る前はしっかりメイクを落とすようにしましょう。

 

 

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