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大人ニキビは、思春期ニキビとは違ったメカニズムでできてしまうのです。
そのメカニズムとは、まず肌の代謝が悪くなることで、ターンオーバーが遅くなり、古い
角質で毛穴をふさいでしまい、毛穴に皮脂が詰まってアクネ菌が繁殖することと
ターンオーバーの低下によって起こる「肌の乾燥」ですが、「肌の乾燥」は毛穴をふさぐ
角質を厚く、堅くし、大人ニキビをさらに頑固にさせる原因ともなります。
ふさがった毛穴にアクネ菌が繁殖し、そこでできた炎症が「大人ニキビ」となってしまう
のです。
また、間接的な原因として生活習慣やストレス、睡眠不足が関係してきます。
化粧品を変えたり、薬を使ってみるのもいいと思いますが
それらのケアをしながら、大人ニキビができる根本的な原因を改善していかないと繰り返
しニキビができることになります。
日常生活潜む大人ニキビの原因
大人ニキビの根本の原因となる「日常生活」に潜んでいる原因について。
まず、現代人とって悩みでもある「ストレス」や「睡眠不足」。
これらによって起こってしまうのが「ホルモンの乱れ」。
女性ホルモンである、エストロゲンは、お肌のうるおいを保つ働き、プロゲステロンは皮
脂の分泌の促進する作用を持っています。
また、外食や簡単なもので済ませがちの間違った食生活による「栄養バランスの乱れ」も
大人ニキビの原因の一つになります。
ニキビ予防に必要な栄養素である、「ビタミン」や「ミネラル」を上手にとることで、
ターンオーバーの働きを高め、毛穴の詰まりを防止したり、ニキビ菌の殺菌をしてくれる
効果を望むことができるのです。
さらには、食物繊維不足や動物性脂肪分の取り過ぎも「便秘」に繋がり老廃物が蓄積する
原因になることもあります。
思春期ニキビは皮脂が多くでやすいおでこや鼻にニキビができやすいけど、大人ニキビは
皮脂が少ないあごや口周りにできやすいのが特徴です。
他にも背中にもできるケースもあります。
大人ニキビは色々なものの積み重ねが原因になって、ホルモンバランスや自律神経が乱
れ、ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)が悪くなっている可能性があります。
食事や睡眠などは目に見えて分かる原因ですが、ストレスは自分でも気づかないうちに溜
めていることもあるので、最近変わったことがなかったか確認してみてください。
大人ニキビの中でも特にできやすい「あご・フェイスライン」と「背中」にニキビができ
てしまう原因について。
あごにニキビができやすいのはストレスや生活習慣以外に、生理や紫外線が当たりやす
い、手で触ったり髪が当たる、洗顔料やシャンプーのすすぎ忘れなどの原因が考えられま
す。
「メーク落とし」と「洗顔法」
毎日のメーククレンジングに問題がある場合も。
忙しさのあまり、ささっとクレンジングを終わりにしてしまうことありませんか?
その残ったメーク汚れが毛穴に詰まり、それが知らず知らずに蓄積すると大人ニキビの原
因に。
また、洗顔の際、洗顔料を使って何度もごしごしと洗ってしまうと、本来お肌に必要な皮
脂まで奪い、大人ニキビの主な原因である「お肌の乾燥」を引き起こしてしまいます。
その為洗顔は1日2回程度にとどめ、タオルでの拭き取りも軽く肌に当てて水分を吸い取
りましょう。
他にも大人ニキビの原因は、「タバコによる血行不良」「過度なダイエット」「冷え性」
など、日常で改善したいものばかり。
大人ニキビを治すには、まずこれらの原因を取り除き、正しい生活習慣で予防を心がける
ことと、健康を保つ為の対策をすることが近道となりそうですね。
大人ニキビを防ぐ6つの生活改善策
大人ニキビを防ぐには、ニキビができにくい肌をつくるための生活習慣が大切です。
大人ニキビを防ぐ生活習慣をいくつかご紹介します。
大人ニキビによい食べ物と悪い食べ物
油分や糖分を摂取しすぎてしまうと、大人ニキビができやすくなってしまいます。
できるかぎり抑えましょう。
しかし、極端に油分や糖分を抑えてしまうと、
結果としてストレスを感じ、ニキビができやすくなってしまいます。
重要なことは、栄養バランスのとれた、身体的にも精神的にもいい食事を摂ることです。
必要に応じてサプリメントを活用してもいいでしょう。
睡眠時間をしっかりと確保する
睡眠不足の状態は体に大きなストレスを与えます。
ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、皮脂の分泌が促進されて、大人ニキビを招きま
す。
睡眠時間はしっかりと確保するようにしましょう。
食物繊維と水分をとり便秘を予防する
便秘とは、腸内に有害な物質がたくさんたまった状態です。
そして、便秘は肌荒れや大人ニキビの原因となりやすいとされています。
水分や食物繊維は積極的にとるように心がけ、便秘を予防しましょう。
酒とたばこを控える
アルコールには糖分が多く含まれているため、酒を飲むと皮脂腺が刺激されます。
また、たばこに含まれているニコチンは体内のビタミンCを破壊したり、肌の新陳代謝を
低下させたりする働きをもっています。
この結果、肌の老化が進み、大人ニキビができやすくなってしまいます。
酒とたばこはできるだけ控えるようにしましょう。
雑菌に気をつけ清潔な環境を整える
肌に雑菌がたくさんあると、大人ニキビができやすい環境となってしまいます。
1日2回洗顔をすることやファンデーションのスポンジを定期的に洗うこと、そして枕を清
潔に保つことなどを心がけることが重要です。
また、髪の毛が顔にかからないようにすることも大人ニキビを避けるためには大切なこと
です。
ストレスを解消する
過剰なストレスは皮脂の分泌を促進し、大人ニキビの原因となります。
そのため、適度な運動で体を動かしたり、ときにはのんびり過ごしたりして、ストレスを
解消するようにしましょう。
大人ニキビの原因は1つではなく、さまざまなものが考えられます。そして、その中の1つ
としてストレスがあります。
自分なりの解消法をみつけ、ストレスを溜めないことを意識して毎日を過ごしましょう。
また、睡眠不足も体にはストレスとなります。十分な睡眠時間を確保するようにしましょ
う。
繰り返しできる顎ニキビの複雑な原因
同じ場所に何度も繰り返しできたり、赤く腫れて痛くなったりする顎(あご)ニキビは、
他の場所にできるニキビよりも治りにくく悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
大人ニキビのなかでも、顎(あご)にできるニキビには他のニキビとは違う大きな特徴が
あります。
それは、原因が体の中にあることが多く、外側のケアだけではほとんど効果が得られない
ということです。
しかも、いくつかの要因が複雑に絡み合って顎(あご)ニキビとしてあらわれることがほ
とんどで、簡単には原因を特定できません。
そのため適切な対処ができず、何度も繰り返し再発させてしまうのです。
ここでは、顎(あご)ニキビの原因を挙げていき、その対策についてチェックし
てください。
一番の原因はホルモンバランスの乱れ
顎(あご)ニキビにもっとも多い原因は、過剰なストレスや生活習慣の乱れによって、ホ
ルモンバランスが崩れるということにあります。
男性ホルモンには皮脂の分泌を促進させる作用があり、さらに角質細胞内にある天然保湿
因子を減少させ、肌のバリア機能を低下させる作用もあるのです。
女性の体も男性ホルモンが少量分泌されていますが、普段は肌を美しく保つ女性ホルモン
が優位にあるので問題ありませんが、
ストレスが溜まったり睡眠不足が続いたりすると、ホルモンバランスが崩れて男性ホルモ
ンが優位になってしまうのです。
ストレスや不規則な生活によって顎(あご)ニキビができている人は、それらの原因を取
り除く必要があります。
ストレス対策
ストレス対策には、まずその原因を取り除くか、買い物やマッサージ、友人と楽しく過ご
すなどのストレス解消を行う、もしくはストレスを緩和するビタミンCを積極的に摂るな
どの方法があります。
ビタミンCはコラーゲンの生成や抗酸化作用もあるので、サプリメントなどで取るように
しましょう。
また、睡眠は肌のターンオーバーにも深く関わってきますので、1日の時間の使い方などを
見直して十分な睡眠を取り、できる限り睡眠リズムを整えることが大切です。
現代人が陥りやすい食生活の質の低下
顎(あご)ニキビになりやすい二つ目の原因としては、食生活の乱れが挙げられます。
顎(あご)は、本来皮脂の分泌が少ない部分なのですが、毎日脂っこい食事やクリーム
たっぷりのお菓子などを食べていると、それだけ皮脂の分泌も増えてしまいます。
糖質や食品添加物もニキビに繋がるので、甘いものが大好きな女性は要注意です。
過度なダイエットや偏食はNG
極端なダイエットで食べる量が少ない人や、偏食によって食物繊維やビタミン、ミネラル
が足りないと、便秘や冷え性に繋がります。
便秘が続くと体の中に老廃物が溜まっていき、ビタミンなどの肌を再生する栄養素も足り
なくなってしまうため、体内環境の影響が現れやすい顎(あご)まわりのニキビが増えて
しまうのです。
これらを改善するためには、1日3食バランスのいい食事を摂るのが理想的ですが、急に変
えようと思ってもなかなかできません。
そんな時は、外食ではヘルシーな和食を選び、自宅ではおかずにサラダを一つ足したり、
サプリメントや健康食品を取り入れるなど工夫しましょう。
スキンケア方法の間違い
次の顎(あご)ニキビの原因は、スキンケア方法の問題です。
ベタつくことを嫌って、1日に何度も洗顔フォームや石鹸を使って顔を洗っている方も多い
のではないでしょうか。
皮脂は本来肌の水分が蒸発するのを防ぐために分泌されているので、洗顔をし過ぎて皮脂
が足りなくなると乾燥肌になるだけでなく、肌のバリア機能を保つためにさらに多くの皮
脂を分泌しようとします。
顎(あご)は元々皮脂の分泌が少ない部分です。Tゾーンなどの皮脂をしっかり落とそうと
すると、顎(あご)周辺の肌の乾燥が進んでしまいます。
その上、皮脂の分泌が促進されるので、毛穴が詰まって顎(あご)ニキビに繋がってしま
うのです。
拭き取り洗顔
乾燥が原因でニキビができてしまう場合は、洗い過ぎが原因になっている場合があるた
め、洗顔ではなく、拭くだけで済ませることで、乾燥が原因のニキビを防ぐことができま
す。
拭き取る際はタオルでゴシゴシ拭くのではなく、コットンを使用するようにしましょう。
コットンに化粧水を適量染み込ませ、優しく丁寧に拭き取るようにします。
この時、自分の肌に合う拭き取り用の化粧水を使って拭き取るようにすることで、肌への
負担を減らすことができます。
また、拭き取り前に蒸しタオルを乗せ、毛穴を開いておくことでさらに効果的になりま
す。
水で濡らしたタオルをレンジで1分程(500~600w)温め、適温に冷ました状態で顔に乗
せます。血行がよくなると同時に毛穴が開き、毛穴に詰まった皮脂を拭き取りやすくして
くれます。
女性と男性では原因が違うことも
顎(あご)ニキビの原因は、性別によっても変わってきます。
男性の場合
男性特有のものとしては、髭剃りによる肌トラブルが多いです。
髭が濃い方や伸びるのが早い方だと、青髭が嫌で深剃りしようとし、顎(あご)まわりの
角質を削って肌を傷つけてしまうことがあります。
肌を傷つけにくい電気シェーバーを使い、雑菌が繁殖しないように毎回しっかり洗うこ
と、
切れ味を保つために刃は定期的に新しいものに替えること、肌のすべりをよくするシェー
ビングジェルを使うこと、髭を剃った後はしっかり保湿するなどの対策が効果的です。
女性の場合
一方、女性は毎月生理によってホルモンバランスが変化するため、生理前に顎(あご)ニ
キビができやすくなります。
顎(あご)ニキビは複数の原因が重なって起こることが多く、解決方法もそれぞれ違って
きますから、じっくり原因を見極めて対処しましょう。
ニキビの原因と種類別のケア
ニキビには、白ニキビ、黒ニキビ、丘疹、膿疱(黄色ニキビ)などの状態があります。
ニキビを予防するもっともいい方法は、正しい知識を得ることです。
白ニキビとは?
ニキビは、誰にでもできます。そして白ニキビは、最も起こりやすいタイプのニキビで
す。
これは、肌の自然な働きの一部でもあるのですが、
白ニキビが何かを理解しておくことは、ニキビ退治の早道にもなります。
医療機関では、白ニキビは“閉じたニキビ”といわれています。
肌に白く小さい吹き出物のように現れるのが典型例。
黒ニキビとは?
黒ニキビは、毛穴が詰まって皮脂がたまり、それが肌表面に押し出された時にできます。
専門的には“開いたニキビ”とよばれ、お肌が余分な皮脂を出し過ぎた時に発生するのが典
型例。
皮脂が外気に触れると黒く変色するので、黒ニキビというわけです。
場合によって、黄色く変色することもあります。
とくに、体は思春期になると、大量のホルモンを分泌しているので、
思春期を真っ最中か、過ぎた頃なら、黒ニキビが多くできます。
そして、生み出されたホルモンが皮脂腺を刺激すると、余分な皮脂まで出てしまう。
これは体にとって自然なことではあるものの、黒ニキビができるのは困りますね。
黒ニキビができる理由は他にもあります。肌が清潔でなかったり、死んだ肌細胞が毛穴の
中にたまり、毛穴を詰まらせてしまいます。
油分の多い化粧品やクリームが、黒ニキビの原因になることも。
外的環境や湿気、職場環境なども、黒ニキビを発生させることがあるので、注意が必要で
す。
もう1つ、皮脂腺は、適度に皮脂を分泌しているのが自然な状態。
過度のスクラブ洗顔などで刺激を与えすぎると、お肌は取られすぎた皮脂を埋め合わせよ
うとしてさらに皮脂を分泌し、黒ニキビができてしまいます。
洗顔の時はこすらず、優しく洗うように心がけてください。
丘疹(きゅうしん)とは?
丘疹とは三角錐のように盛り上がった、小さなピンク色のニキビのこと。
炎症になってしった白ニキビの特別な名前です。
他のニキビと違って、触っても柔らかいのが特徴です。
丘疹は膿んでいないので、破裂させたりつついたりせず、自然に治るのを待ちましょう。
無理にかき出そうとすると、重度の炎症を起こしたり、一生の傷となってしまうこともあ
ります。
しょうりゅうとほうのう
しょうりゅうとよばれるニキビは肌の広い範囲に現れ、とても痛いのが特徴です。
これは、白ニキビや黒ニキビの中身が、周辺の組織にまで広がった状態です。
体の免疫システムは、膿をつくることで対応するのですが、皮膚の奥深くに膿がたまる
と、重度の炎症を起こして、肌に大きなダメージを与えます。
他のニキビと違って、しょうりゅうが治るまでには数週間~数ヵ月もかかります。
これはしょうりゅうの中身が固まって、さらに重症になってしまうこともあります。
しょうりゅうが必ずほうのうになるわけではないですが、重度のニキビですので
皮膚科医の受診をお奨めします。
膿疱(のうほう)(黄色ニキビ)とは?
しょうりゅうのように小さく、丸い病斑です。
赤い部分の中に、黄色か白い膿がみえる状態。炎症を起こしているもので、絶対に押し出
したり、つぶしたりしないでください。一生消えない傷になってしまいます。
これは膿疱かなという症状がみられたら、皮膚科医にお任せしましょう。
背中ニキビとは?
背中ニキビは思春期の間にでき始めることが多く、20代前半まで大きくなったり、治って
もまたすぐできたりして、とくに、若い時期にできやすい傾向があります。
背中は面積が広く、そのぶん、皮脂の分泌も多い場所です。
古くなった角質が毛穴に詰まると、皮脂がたまって炎症を起こし、背中ニキビになりま
す。
汗をかいたり、スポーツなどで体が熱くなったり、洋服などでこすれたりしても、背中ニ
キビの引き金になります。
熱を発散しにくいウェアで運動したり、タイトな洋服を着ていたり、リュックを背負うこ
とが多い人は、背中ニキビができやすいでしょう。
背中ニキビは頑固で、そのまま放っておくと、人によってはほうのうに至ることもあるの
で、注意が必要です。
ニキビケアの、薬用ボディソープもあるので、背中ニキビが気になる方はぜひ使ってみて
ください。
集蔟性ざ瘡とは?
聞き慣れない言葉ですが、背中、お尻、胸、肩、上腕、太もも、そして顔にまでできるこ
とがある深刻なニキビです。
膿の固まりである膿瘍(のうよう)と傷があるのが特徴。
医学的にいうと、本質的にはしょうりゅうと膿瘍であるけれども、バクテリアの影響もあ
ると考えられる症状です。
すでにあったニキビが悪化した時や、肌の下に眠っていたニキビが突然出てきて集蔟性ざ
瘡になっていくこともあります。
女性よりも若い男性に影響を及ぼします。
医学的にも非常に重篤な症状なので、一刻も早く皮膚科医を訪ねてください。
過剰な皮脂が原因
頭皮にできるニキビは髪の毛に隠れているため気づきにくいですが、実は多くの方にでき
てしまう場所です。
ここにできるニキビの原因ですが、他の部位のニキビと同様に過剰な皮脂です。
ホルモンバランスの崩れなどから過剰に分泌された皮脂が毛穴の中に溜まり、そこに汗や
汚れが混ざって細菌が繁殖することで湿疹や炎症を引き起こしてニキビができます。
もともと頭部は皮脂の分泌が盛んな部位であることに加え、髪の毛が密集している場所と
いうことで汗をかきやすかったり、
通気性がよくなかったりして雑菌が繁殖しやすい場所でもあるのでアクネ菌が増えやすい
性質があります。
まちがった洗髪法が原因
シャンプーの方法が正しくない人も多く見られます。
頭皮はデリケートなので刺激に弱く、肌が荒れやすい性質があります。
髪の毛に覆われているのでついつい雑に扱ってしまいがちですが、その刺激が頭ニキビの
原因となっているのです。
シャンプーについて
シャンプーの中には石油系の合成界面活性剤を使ったものがあります。
合成界面活性剤は洗浄力が強く製造コストが安いため、市販のシャンプーではほとんどの
商品に配合されています。
しかし、合成界面活性剤は洗浄力が強すぎるため頭皮にとっては負担が大きく、炎症を起
こしやすいのです。
強い洗浄力が必要な皮脂まで洗い流してしまうため、頭皮の乾燥を引き起こしてニキビが
できてしまうこともあります。
シャンプーやリンス、トリートメントを使用した後のすすぎが不十分なこともニキビの原
因となります。
シャンプーなどの成分が残っているとそれ自体が毛穴に詰まってしまってアクネ菌の繁殖
を促すことにつながります。
成分が残らないようにしっかりとすすぎを行うようにしましょう。
シャンプー後のケア
シャンプー後のブラッシングやドライヤーによる乾燥も頭ニキビの原因となることがあり
ます。
髪の毛を早く乾かそうとドライヤーの熱を長時間にわたって当てていると頭皮が乾燥して
傷んでしまいますし、過度なブラッシングによって皮膚が傷ついてしまいニキビの原因と
なることがあります。
生活習慣などが原因
頭皮にできるニキビは生活習慣が原因となっていることもあります。
帽子 たとえば普段から帽子を習慣的にかぶっている人がいますが、通気性の悪い帽子をかぶることで汗をかきやすくなります。
しかも、その汗が乾燥せずにいつも蒸れている状態となってしまうので、皮膚が荒れてしまう原因になるのです。
寝具 特に枕カバーをあまり洗濯しないという人がいますが、これもニキビの原因となります。
人は寝ている間に想像以上に汗をかいています。枕カバーに吸収された汗の部分に雑菌が繁殖し、それが頭皮に付着することによってニキビの原因となることがあります。
頭皮にニキビができてしまった時の対処法
頭にニキビができてしまった場合の重要なポイント。
湯シャンに挑戦する
正しい洗髪を心がけて、皮脂の量をコントロールしましょう。
先ほども言いましたが、市販のシャンプーの多くは界面活性剤が配合されているため、
刺激が強すぎることがあります。
できれば洗い上がりの優しいアミノ酸系のシャンプーを使うと良いでしょう。
「湯シャン」だけでも十分な効果が期待できます。
「湯シャン」とは、シャンプーやトリートメントなどを使用せず、水またはぬるいお湯の
みで髪や皮脂汚れを落とす洗い方です。
食生活の改善
皮脂の分泌量は食生活の乱れが原因となる場合が多いので、肉食の多い人は野菜を積極的
に摂るようにすると皮脂を抑えることができます。
ホルモンバランスを整える
過度のストレスはホルモンのバランスを崩す原因となるので、適度な運動を生活の中に取
り入れるなどしてホルモンのバランスを整えることも大切です。
女性の場合には生理や妊娠の影響でホルモンバランスが崩れることがあります。
この場合は、体内で女性ホルモンと同じような働きをするイソフラボンを摂取することで
症状が緩和できることがあります。
女性の体にはエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンがあり、エストロゲ
ンは皮脂の分泌を抑え、プロゲステロンは皮脂の分泌を促す働きを持っています。
通常のこの2つのホルモンがバランスを保っているので、皮脂も適度な量が分泌されます。
ところが、生理が近づいてきたり、妊娠したりするとプロゲステロンが優位になるため、
皮脂が過剰に分泌されてニキビができてしまうのです。
豆乳に含まれるイソフラボンにはエストロゲンと似た働きがあり、プロゲステロンが優位
になっている時にイソフラボンを摂取することでプロゲステロンの働きを弱め、皮脂の分
泌が抑えられるのです。
これが豆乳がニキビに良いと言われる理由です。
イソフラボンが豊富に含まれる豆腐や納豆、豆乳といった大豆製品を積極的に摂取するこ
とを心がけましょう。
皮脂の抑制以外では頭皮への刺激を最小限に抑えることも大切です。
また、パーマやカラーリングは頭皮へのダメージが非常に大きいので、ニキビが改善する
までは避けるようにすると良いでしょう。
またブラッシングの際に使用するブラシを柔らかい素材のものに変えたり、ドライヤーの
使用時間を最小限にするのも良いでしょう。
ニキビを治すためには食生活を見直すことでさらなる効果を期待できます。
これまで外食が多かったという方は、食べ物を少し見直すだけでも改善がみられるかもし
れません。
ニキビによい食べ物は、お肌にも体にもよいものです。毎日の食事にできるだけ取り入れ
てみてください。
肌の新陳代謝を活性化するビタミンAと美肌効果のあるビタミンC、それぞれの働きについ
て見てみましょう。
ビタミンA
ビタミンAは肌の新陳代謝を活性化する作用を持つ栄養素です。
健康な肌はビタミンAの働きによって肌細胞が次から次へとつくり出されるため、古く
なった肌細胞が表面から剥がれ落ちていきます。
これによって肌に付着した汚れや角質も落ちるため、いつでもみずみずしい肌でいられる
わけです。
ビタミンAが不足して新陳代謝が悪くなると汚れや角質がいつまでも肌に残ってしまい、
それが角栓化してニキビの原因となるのです。
ビタミンAが豊富に含まれる食物にはレバーやほうれん草、人参などがあります。
ビタミンC
ビタミンCに美肌効果があることはよく知られています。
化粧品にもビタミンC誘導体を配合した商品が多く見られます。
ビタミンCには皮脂の分泌を抑える作用、炎症を抑える作用、コラーゲンの生成を促す作
用、細胞を若返らせる作用など、ニキビの改善に良い働きをたくさん持っている栄養素で
す。
ビタミンCを多く含んだ食物には緑黄色野菜や果物があります。積極的に野菜を摂取する
ように心がけましょう。
ビタミンB2やEは肌の状態を良くする作用を持っているため、ニキビのできにくい肌を実
現するために重要な栄養となります。
ビタミンB2
ビタミンB2は思春期ニキビの主な原因である皮脂を分解する働きを持っているため、皮脂
の過剰な分泌を抑えたいならばおすすめの栄養素になります。
ビタミンB2には抗酸化作用があるため、細胞の老化を防いで若々しい肌を維持するために
も効果的です。
ビタミンB2を豊富に含む食材としては豚肉や鶏肉、納豆、青魚などがあります。
ビタミンE
ビタミンEには強い抗酸化作用があることが知られています。
肌の細胞は紫外線を浴びることで活性酸素を生み出しますが、この活性酸素は細胞を老化
させる原因物質となります。
みずみずしい肌を維持するためには活性酸素を除去する働きを持つビタミンEを積極的に摂
取するのが良いでしょう。
ビタミンEを豊富に含む食べ物にはピーマンやモロヘイヤ、アーモンドなどがあります。
健康で若々しい肌は抵抗力が強くアクネ菌の繁殖を抑えニキビを予防しますし、シミやシ
ワといった肌のトラブルの解消にも効果的です。
ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEを食事だけでバランス良く、しかも十分
な量を摂取するのは難しいことです。
そこでおすすめしたいのがサプリメントです。
サプリメントから栄養を摂取するメリットはいくつかありますが、一番良いのは不足して
いる栄養素をピンポイントで補給することができるという点です。
サプリメントには携帯できるので出張や旅行先でも手軽に摂取できるという利便性もあり
ます。
旅先ではどうしても外食中心になりますから、バランスよく栄養を摂取することが難しく
なります。
そのような時にサプリメントを携帯していれば不足しがちなビタミンやミネラルを上手に
補給することができます。
ニキビに良くないと言われる食べ物で代表的なものにチョコレートがあります。
果たして、本当にチョコレートはニキビを悪化させるのでしょうか。
正確には、チョコレートの種類や食べ方によってはニキビを悪化させることがあるという
ことが言えます。
チョコレートがニキビに良くないと言われるのは、含まれている糖分がニキビの原因物質
だからです。
ですから、糖分の高いチョコレートは良くありません。
しかし、最近はカカオを多く含み糖分の少ないチョコレートもたくさんあり、
カカオ自体にはニキビを悪化させる働きはないので、カカオが70%以上配合されたチョコ
レートを選ぶことで、ニキビを心配する方でもチョコレートを楽しむことができます。
ただし、食べる量は注意が必要です。
いくら糖分が少ないチョコレートでもたくさん食べてしまえば糖分過多となって、ニキビ
を悪化させてしまう可能性があるからです。
四季がはっきりしている日本の気候は、季節の変化を楽しめる反面、ニキビによくない影
響を与えてしまうことがあります。
気温や湿度の変化だけでなく、紫外線や花粉症などのアレルギー、ストレスなどがからむ
ことで、ニキビができる原因も季節によって違いがあります。
そのため、いつもと同じニキビケアではなかなかニキビが治らないことも。
春にできやすいニキビの特徴
春は就職や転勤、入学、出会いや別れなど新しい環境への不安や緊張でストレスを溜めや
すい時期です。
また生活リズムが変化することで心も体も調子が狂いやすく、自律神経が乱れ、ストレス
によるニキビに悩まされることがあります。
もうひとつ気になるのが、春に増えるアレルギー(花粉症、黄砂、ハウスダストなど)。
アレルギーは、肌を敏感にさせるだけでなくバリア機能を衰えさせ、ニキビの炎症を招い
てしまいます。
アレルギーがあることでストレスを感じ、ますますニキビが治らなくなってしまうこと
も。アレルギー対策に加え、心と体をリラックスさせてストレスを減らすことを心がけま
しょう。
夏にできやすいニキビの特徴
紫外線が降り注ぐ夏は、日焼けによるシミ、そばかすが気になる季節です。
紫外線を浴びると、肌のバリア機能が衰え、肌は乾燥し干からびた状態に。
肌を守るために角質層が硬くなってしまいます。これにより毛穴が詰まりやすくなるた
め、ニキビの原因になります。
また、紫外線はニキビ跡のメラニン色素を刺激して、ニキビ跡が残ったり、最悪シミに
なってしまうこともあります。
夏は湿度が高く肌が潤いそうなイメージですが、紫外線により肌の水分が奪われるだけで
なく、エアコンによる室内の湿度の低下から気づかないうちに肌の乾燥が進行しやすいの
で注意です。
また夏は汗をかきやすいため、シャワーを何度も浴びる、洗顔料で顔をゴシゴシ洗うな
ど、洗いすぎも肌の乾燥を招き、乾燥によるニキビができやすくなります。
夏は紫外線対策をしっかり行うことと、保湿を忘れないようにしましょう。
うっかり日焼けがニキビ跡を悪化させたり、ニキビを増やしたりしてしまうので気をつけ
ましょう。
秋にできやすいニキビの特徴
秋は夏の紫外線、冬の乾燥のようなニキビの原因となるものが特にない季節ですが、肌に
夏の疲れが溜まっている時期です。
紫外線で疲れた肌はシミをつくりやすく、夏に引き続きしっかりニキビ跡のケアが必要で
す。
紫外線も夏ほどではないものの、まだまだ強い時期なので、油断できません。
また、夏は外では紫外線、室内ではエアコンによる乾燥で汗をかいたり渇いたりを繰り返
しています。
秋は肌が疲れきっており、バリア機能が衰えてニキビができる原因に。
この他にも、秋も春同様に花粉症などのアレルギーで悩む人は少なくなく、アレルギーの
刺激でニキビが発生してしまうことがあります。
アレルギーがある場合は、発症する前に症状がひどくならないような対策が必要でしょ
う。
冬にできやすいニキビの特徴
湿度がぐっと下がり、肌の乾燥が気になるのが冬です。
冬は乾燥が原因のニキビができやすい時期です。
冬のニキビ対策は保湿を第一に考え、ニキビに負けない肌をつくることが大切です。
冬は冷えなどから血行が悪くなるため、栄養素が肌に行き渡らずニキビが改善されない傾
向もあります。
冬のニキビ対策としては、体を冷やさないことと血行を促進する工夫をしましょう。
冬から春、秋から冬など、季節と季節の変わり目は寒暖の差が激しく、急に寒くなったり
温かくなったりします。
こうした季節の変わり目は体調を崩しやすく、自律神経が乱れやすいため肌が敏感になっ
ています。
季節の変わり目にニキビができる人も多く、いつもの化粧品が急に合わなくなることもあ
ります。
季節の変わり目は、体がストレスを感じている状態。
いつもより無理をせず、休養と睡眠をたっぷり取ると良いです。
また洗顔はいつも以上にやさしく行い、肌やニキビに負担をかけないように気をつけま
しょう。
どの季節にも共通なのは「保湿」をしっかり行うこと
乾燥しやすい冬はもちろん、湿度の高い夏も保湿が大切です。
夏の紫外線、春の花粉症をはじめとしたアレルギーも、肌のバリア機能を低下させてニキ
ビができる原因になります。
バリア機能が低下した肌からは水分がどんどん蒸発します。
水分を失った肌は、肌がスカスカ状態。
外からの刺激から肌を保護するために肌は角質を厚くするのですが、角質が厚くなること
で毛穴は硬く詰まり、ニキビができやすくなってしまいます。
バリア機能を回復させるには、肌をしっかり潤してバリア機能を正常化させること、つま
り「保湿」が大切です。
保湿することで肌は健康を取り戻し、ニキビはもちろんニキビ跡も改善されていきます。
肌の水分が不足していては、ニキビが治ってもまた繰り返しニキビができてしまうので、
一年を通して最も大切なのは保湿と言えるでしょう。
口周りにニキビができやすい原因には以下の4つの原因があります。
暴飲暴食やお酒
風邪で胃腸が弱っている
ストレスや生理前でホルモンバランスが乱れてる
口周りが乾燥している
汚れや摩擦による刺激
食べ物やストレスなどの影響もありますが、口周りにできる場合は食生活に原因がある場
合が多いです。
腸内環境など、体の内側に不調があると肌が荒れると聞いたことがあるでしょう。
足つぼなどで、体内のどこが悪いかが分かるのと同じで、東洋医学によると、口周り(特
に口角の下周辺)にニキビができやすいのは胃に不調がある可能性があります。
晩酌や飲み会が多く、お酒や脂っこいものをよく食べる
甘いもの、もしくは辛い物をよく食べる
間食が多く、常にお腹に食べ物が入っている
などの食生活は、胃を長時間活動させてしまうため、胃が疲れてしまい、消化機能が低下
しやすくなります。
年を取るにつれて、自然と消化機能は低下していくので、20代後半~30代の方は食べ過ぎ
に注意。
いつもお腹いっぱい食べすぎたり、お酒や脂っこいものをよく食べてしまう方は、腹八分
に抑えたり、お酒を飲む回数や量を意識的に減らしてみてください。
いつもはできないのに、急にニキビができることありますよね。
その原因は“ここ数日の生活+抵抗力の低下”によるものかもしれません。
例えば、普段は飲まないけど、たまに飲むときはよく飲むし、食べる。
飲んだ日は夜遅くに帰宅し、メイクも落とさずに寝る。
最近、甘いものや辛い物を多く食べた。
風邪や疲れが溜まっていることによる抵抗力の低下。
など、疲れているときや風邪などで体調がよくないときに、普段しない食生活や不規則な
生活をするとニキビが急にできることがあります。
口周りにできるニキビは胃が疲れたり、弱っている可能性があります。
食べ過ぎや夜遅くの食事、アルコールや脂っこい食べ物の摂取を控えて、寝る3時間以上前
に食事を済ませることと胃にやさしいものを食べましょう。
胃にやさしい食べ物の例
タンパク質…おかゆ、雑炊、やわらかい白米やうどん
炭水化物…豆腐、ささみ、白身魚、白身魚のすり身
野菜・果物…茹でたほうれん草や小松菜、キャベツ、バナナ
飲み物…お水、白湯、お茶、ホットミルク
その他…ヨーグルト、プリン、ゼリー
温かいものや柔らかいもの、材料が細かいものの、味付けが薄いものの方が消化に良いの
で、胃への負担が少なくなります。
よく噛んで、小分けにして食べるのもポイントです。
ニキビの正しい知識を学んで、規則正しい生活をし、食生活もバランスの良いものを
取り、質の良い睡眠を取る、清潔な寝具を使うなど、ニキビができてしまってもその後の
ケアをきちんとして
自分の肌質を知って、自分に合った化粧品を使うなど普段からの心がけが大事という事で
すね。
ストレスを感じたなと思ったら、軽い運動や胃腸に負担をかけない食生活にすることな
ど、基本的なことでニキビは防げるようです。
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