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ゴボウの効能そのままにゴボウ茶を自分で作りませんか?
今、ゴボウ茶は旬でたくさん売られていますが、国産が安心でたくさん取りたいですね。
ごぼうの栄養を無駄なく取るために、国産のゴボウで自分でゴボウ茶を作ってみません
か?
簡単に作れます。
何年か前までこんなにゴボウ茶が製品として売られていなかった時は結構自分で作ってい
る方は多かったです。
旬・産地
ごぼうの栽培法には、春まき秋どりと、秋まき春どりがあります。
秋どりは早いものでは9月頃から収穫が始まり、冬に旬を迎えます。今がその旬でおいしい
季節です。
昔から、旬の野菜は身体にいいと言われています。
冬に収穫したごぼうは3月まで貯蔵され、順次出荷されます。
主な産地
出荷量は青森県がダントツ。
続いて、茨城県、北海道、宮崎県となっています。
青森の友達にゴボウ茶を自分で作っているといったら箱でゴボウを送ってくれたのですが
香りから、切った時の新鮮さが全然違います。
たかがゴボウですがされどゴボウです。
これからの季節は特にゴボウの栄養素を取っていきたいですね。
そうそう、これごぼう農家さんから直接教えてもらったのですが、あんまり立派じゃない
細いゴボウでも旬で出来たてのものは簡単に洗って、適当な大きさに切って、ビニール袋
に入れて、めんつゆに付けて置くと新ゴボウの漬物になります。
おいしいですよ。簡単ですのでやってみてください。
ゴボウ茶の作り方
2.水気を取る。
3.ささがきする。
4.ささがいたゴボウを重ならないように平たいものに並べ、外に干す。(寒い今の時期がい いですね。)
5.2~3日干して完全に水気が取れたら、フライパンで乾煎りする。 この時、焦がさないように均等に熱が加わるように注意しながら中火で乾煎り。
6.粗熱を取ったら、茶筒のような湿気のたまらない容器に入れて保存する。
ささがきが苦手な人は、ピーラーを使ってみましょう。ごぼうの厚さが均一に揃います。ごぼうを平らな場所に安定させて、ピーラーをごく軽くあてるのがコツです。
飲むときは急須で普通のお茶のように飲んでもいいし、お茶パックに入れてもいいです。
長期に保存したいときは、海苔とかに入っている乾燥材を入れるといいでしょう。
ごぼうの栄養成分と効能
ごぼうは、成分の8割が水分で、ビタミン類もあまり含まれていませんが、食物繊維の含有
量が多いです。
ごぼうの食物繊維は、微量ですが腸内の善玉菌を活性化するオリゴ糖も含んでいるため、
腸内環境を整え肌荒れや便秘の予防になります。
また、腸内環境の改善をするので、便秘をしにくい体質作りにも役立ってくれます。
食物繊維は低エネルギーで満腹感を得られるので肥満対策にもなり、
血液中の余分なコレステロールを吸着して、体外へ排出する働きもあります。
これによりコレステロール値を下げて、動脈硬化を予防する働きもあり
近年では、免疫力を活性化させ、発がん物質を抑えたりするなど、様々な効果を発揮する
と言われています。
また、ごぼうには、利尿効果もあるので、腎臓病などで体がむくんでいるときに食べる
と、体の余分な水分が尿になって排泄され、むくみを解消します。
ごぼう特有のシャキシャキした歯ざわりは、イヌリンという炭水化物によるものですが、
このイヌリンに腎臓の機能を高める効果があります。
またゴボウに含まれているアクチゲニンという成分はグルコース(ブドウ糖)の筋肉への取
り込みをサポートすることで、脂質代謝や糖質代謝を改善する効果が報告されています
し、ゴボウのカロリーは100gあたり65kcalと際立って低いわけではありませんが、
食物繊維の働きで血糖値上昇は緩やかになり、デトックス・腸内フローラ改善・代謝向上
などの働きが期待できるのでダイエットサポートとしても役立ってくれるでしょう。
硬い食感によって噛む回数が増えることで満腹中枢への刺激となりますから、食べ過ぎ予
防にもなります。
せき、たんの妙薬としても、古くから利用されていました。
ごぼうの皮をすりおろしたものをしぼって、その汁を1回にさかずき1~2杯、1日数回飲め
ばせきが止まり、たんが自然に切れるようになると言われています。
虫刺されや湿疹の場合は、おろし汁を患部に塗ると効果があるそうです。
口内炎の場合も、おろし汁でよく口の中をすすぐと、痛みがとれて楽になります。
ごぼうを刻んで布袋などに入れ、風呂に漬けて入浴すれば、あせもなどに効果を発揮しま
す。
ゴボウの種子は牛蒡子や大力子と呼ばれ、漢方で生薬として利用されます。
解熱、解毒、利尿、排膿作用などを持ち、風邪による咳や痰、のどの痛み、乳腺炎の治療
に処方されます。
ごぼうを常食すれば、便や尿や汗といったいろいろな形で、体内の毒素を排泄してくれま
すので、血液が浄化され、肌も美しく保たれ、まさにデトックスですね。
便秘などによる吹き出物、肌荒れに悩んでいる人は、お肌のトラブルの解消が期待されま
す。
ごぼうには、スタミナドリンクの成分にもなっているアルギニンという成分が含まれてい
ますが、これは精力増強にいいそうです。
昔からごぼうを食べると精がつくといわれたのは、ちゃんとした根拠があったわけです
ね。
しかし、ごぼうの不溶性食物繊維は、ストレスなどによる痙攣性便秘の方には不向きだっ
たり、摂取しすぎたり水分が足りないと便を固くしすぎて便秘を悪化させてしまう可能性
もあるので注意が必要です。
また、ゴボウが近年注目を集めている要因の一つとしてポリフェノールの一種であるサポ
ニン、タンニン、クロロゲン酸などを含んでおり、
活性酸素を除去する抗酸化作用が高い食材であることも挙げられます。
これらのポリフェノールは抗酸化力が強く、ストレスや加齢によって発生した活性酸素に
よって起こる内臓機能や肌などの老化を防止する考えられています。
またゴボウに含まれているアクチゲニンという成分は記憶障害に関連する酵素アセチルコ
リンエステラーゼを抑制し記憶障害の改善が見られたとの報告があることから、
認知症予防など“脳の老化予防”についても効果が期待されています。
ゴボウのアクチゲニンが免疫細胞に働きかけ、炎症物質を抑制し抗炎症・抗アレルギー効
果をもたらすことも報告されています。
サポニンにも免疫機能を司るNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化する働きがあるとさ
れていますので、
サポニンとアクチゲニンが相乗して働くことで免疫力向上・アレルギー症状緩和、汗疹・
湿疹などの肌トラブルの緩和などにも役立つのではないかと考えられています。
昔の人はそれを知っていて、お風呂に入れたりしていたんですね。
また、ゴボウに豊富に含まれている水溶性食物繊維はゲル状に溶けて食べ物を包み込む性
質があり、水溶性食物繊維に包まれた食べ物は消化管の移動速度がゆっくりになるため、
食後血糖値の上昇が穏やかになると考えられます。
そのほかアクチゲニンによる筋肉へのグルコースの取り込みを促進する働きも報告されて
いますし、糖代謝に関わるマグネシウムや亜鉛などの補給としても役立ちます。
これら成分の働きが複合して働くゴボウは糖尿病予防や食事療法として役立つ食材と考え
られています。
糖代謝だけではなく、ゴボウに含まれているクロロゲン酸などのポリフェノール類は抗酸
化作用によって過酸化脂質の生成を抑制してくれます。
水溶性食物繊維による血糖値上昇抑制やアクチゲニンの働きからゴボウは肥満予防にも役
立つと考えられますから、
ポリフェノール類による血液サラサラ効果と合わせて動脈硬化や高血圧など生活習慣病予
防にも良いとされています。
欧米では根を薬用としてハーブ(バードックと呼ばれている)として用いられているそう
です。
日本には薬草として中国から伝来。
薬草としては発汗利尿作用のある牛旁根(ごぼうこん、英: Burdock Root)のほか、浮腫、
咽頭痛、解毒に用いる種子(悪実(あくじつ)、または牛旁子(ごぼうし))を、
日本では乳腺炎に種をそのまま食べるか、煎じる使用法も有効として民間に伝えられてい
るようです。
ゴボウの根の部分を野菜として利用するのは日本と朝鮮半島だけの特徴であり、葉の部分
を野菜として、根や種の部分を漢方薬として使用されることが多い。
カリウム・・・320mg
マグネシウム・・・54mg
カルシウム・・・46mg
鉄・・・0.7mg
食物繊維・・・5.7g
ごぼうには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含んでいるのが特徴です。
ごぼうに含まれるミネラルには、赤血球の形成を助ける銅や、血液循環を正常に保つのに
必要なマグネシウムなどがあります。
ゴボウの選び方と保存方法
美味しいごぼうの選び方
ゴボウは土が付いたままの方が日持ちしやすいので、すぐに使うのでなければ土付きのも
のを買いましょう。
また、ひげ根が少なく、なるべく先の方まである程度の太さがあるものを選びます。
柔らかくぐにゃぐにゃと曲がるものは避けてください。
保存方法
ゴボウは土が付いたままの方が日持ちしやすいので、土のある所では埋めるのが一番の保
存法です。
保存する場合は洗わず、そのまま新聞紙などにくるんで袋に入れ冷蔵庫か冷暗所に立てて
おいておきます。(保存期間は1カ月)
洗いごぼうの保存方法は、ポリ袋に入れ、袋の口を軽くとじ、深めの容器に入れ、冷蔵室
で立てて保存。(保存期間は1週間)
時間と共に風味が落ちてくるので、早めに食べましょう。
新ゴボウの場合はより風味が落ちやすいので、ナイロン袋やラップなどで密封して冷蔵し
てください。
ゴボウの下処理と料理
下処理
まず、ごぼうを洗いますが、タワシでしっかりと土を洗い、皮は剥きません。
皮やそのそばに大切な香りや栄養素が含まれているので、皮ごと調理します。
ゴボウはアクが強く、切った途端に茶色く変色してきます。
これはポリフェノールと酵素が結合してタンニン鉄に変化してしまうからなのですが、
エグミなどが出て料理がまずくなります。
切ったらすぐに水か酢水にさらします。
白く仕上げたいときには、酢水に浸すのがいいでしょう。
クロロゲン酸は、ゴボウを水にさらしたときに出てくる茶褐色の成分であり、抗酸化作用
があると言われています。
ゴボウを長く水にさらすとクロロゲン酸が失われてしまうので、
「皮はむかない」「水にさらさず、すぐ調理する」「大きめにゴロンと切る」ことがゴボ
ウ調理の三大新常識となっています。
切った後、水にさらすかどうかは調理法や好みで選んでください。
ゴボウは、また長期冷蔵すると、このイヌリンが分解され糖化することで甘味が出るそう
です。
ごぼうに含まれる食物繊維「イヌリン」は皮付近に多く存在しています。
皮ごと利用するか、皮を削ぐようにして薄く剥いたほうがより多くの食物繊維を摂取でき
ます。
極端に太いものは、育ち過ぎでス(亀裂)が入り、肉質が粗くなっていることがありま
す。
表面のきめが粗く、割れ目があるものも避けましょう。
ごぼうの栄養素を効果的に引き出す調理法
油で炒めてから煮物にするのが効果的です。
煮汁まで食べて栄養素をまるごと摂取するようにしましょう。
ごぼうは血圧下げる作用があるカリウム、骨の生成に必要なカルシウムも豊富なので
栄養価の高い皮も一緒に調理するように心がけましょう。
煮物にして煮汁も食べれば、溶け出したカリウムも摂取できます。
食物繊維は油と一緒にとると便のすべりがよくなるので、炒めてから煮物にすると、さら
に効果的です。
独特の風味と歯ごたえが特徴のごぼう。食物繊維が豊富で、かたいので、しっかり噛んで
食べる必要がありますが、
よく噛むことは食べ過ぎを防ぎ、肥満防止やダイエットにもつながるといえます。
ごぼう茶について
手軽に食物繊維が摂れる・抗酸化作用(アンチエイジング効果)のあるお茶として人気のあ
る「ごぼう茶」ですが、
お茶にはごぼうの食物繊維のうち水溶性食物繊維だけが溶け込んでおり、茶殻まで食べな
いと不溶性食物繊維は摂取できません。
ゴボウ茶で使った後のゴボウを料理に使うという手もあります。
便秘の解消をしたい方・野菜不足が気になっている方はごぼうそのものを食べる方がお勧
めですが、水溶性食物繊維による腸内環境の改善や排便促進作用は期待できるでしょう。
ポリフェノールも摂取できますのでエイジングケアのサポート役としても役立ってくれる
でしょう。
また、カフェインが入っていないので女性に、また妊婦さんにもってこいです。
赤ちゃんにおっぱいを上げているママにも、身体を温め、乳腺炎にも効果があるのでお乳
の出が良くなるでしょう。
まとめ
何年か前に流行って、一生懸命にゴボウ茶を作り、職場にもっていって飲んだりしていま
したが、最近はちょっとさぼっていました。
でも、こんなに効能があって、普通のお茶よりリーズナブルで、カフェインがないので
寝る前にも気にせずに飲めるし、暖かいゴボウ茶はよい睡眠に入るためにはいいですね。
これからはもっと積極的に飲んでいきたいです。
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