私は、33歳で三女を生んだときに、アキレス腱が腫れて以来、
そこが、弱点になっています。
4年に一度とか(オリンピックや)なのですが、腫れて歩けなくなる。
そうなると、整形外科に行って、患部に注射していただくしかないのです。
なぜ、腫れるんだ?
アキレス腱の腫れる原因
使い過ぎ
まず一番の原因として挙げられるのが使い過ぎです。
特にアキレス腱に負担のかかる動きのやりすぎを考えないといけません。
長距離のランニングや繰り返しのジャンプ、ストップ動作、つま先立ちなどです。
柔軟性の欠如
使い過ぎだけが原因ではありません。
筋肉や関節の柔軟性が乏しいとアキレス腱への負担が増加し、
アキレス腱炎のリスクを高めます。
特にふくらはぎや足首の柔軟性が非常に大切だそう。
骨盤の左右差
初期のアキレス腱炎は左右両方ではなく片方に起こることが多いです。
同じ負荷がかかっているはずなのに、片方のみ多く発生する原因としては骨盤の左右差が
問題です。
土台である骨盤に左右差があると、足の長さも左右で変わってきてしまい、
加わる負荷が異なる為、結果として片方だけアキレス腱炎を発症してしまうので
す。
シューズや地面の硬さ
運動時に裸足だったり、使用しているシューズが硬いもしくはクッション性に乏しい場
合、衝撃を吸収しきれずにアキレス腱への負担が増加してしまいます。
またアスファルトなど地面が硬い状態で運動をしても同様のことが起こります。
腱の変性
人の身体の60%~70%は水で構成されています。
しかし、年齢を重ねていくごとに体内の水分量は徐々に減少し、同じように
筋肉、靭帯、腱などの軟部組織の中の水分量も減少し、特に腱は水分量が減少してしまう
とパサパサとした質感へと変化してしまう変性という現象を起こします。
変性した腱は柔軟性に乏しく軽微な外力でも損傷したり炎症を起こすようになってしまう
のです。
アキレス腱痛 正式の病名は?
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎は別物。
アキレス腱炎とアキレス腱周囲炎の最も大きな違いは、炎症を起こしている位置の違いで
す。
カカトにアキレス腱が付く位置付近(カカトから上2cm以内)での炎症がアキレス腱周囲炎
カカトの骨から数えて2cmより上で、アキレス腱自体の炎症がアキレス腱炎
となるそうです。
アキレス腱炎とアキレス腱周囲炎では、炎症を起こす組織が違うので、
治りやすさや、自然治癒にかかる時間も違ってくるそう。
自分のアキレス腱のどの位置が痛いかである程度、自分がアキレス腱炎なのか、アキレス
腱周囲炎なのか、確認できます。
アキレス腱炎
ここは、血管があるため、修復がやや早いと言われているそうですが、
微細な炎症を繰り返し起こすと、血管や細胞が増殖して、アキレス腱が肥厚してしまうこ
とがあり、こうなると回復にすごく時間がかかるそう。
アキレス腱周囲炎
この位置にあるのが、繊維軟骨と呼ばれ、血管が通っていないため、
アキレス腱炎よりも治るのに時間がかかると言われている。
アキレス腱損傷・断裂
アキレス腱は下腿三頭筋の収縮に合わせて引き伸ばされ、
ジャンプの着地など足元に加わる衝撃に対してのブレーキの役目を果たしています。
この際に大きな力が加わりすぎてしまうとアキレス腱断裂を引き起こすケースもありま
す。
うちの主人は、いいところを見せようとバレーボールのジャンプをしたところ
大きな音がして『ブチッ』とアキレス腱が切れたそうです。
その時には、動かずに一刻も早く救急車を呼んで、病院に行くのがいいそうです。
腱が縮まないうちに治療を受けるのが理想だそうです。
パラテノンとは?
アキレス腱はパラテノンと呼ばれる膜に包まれています。
パラテノンには血管と神経が豊富に含まれていて、これがアキレス腱に栄養を供給してい
ます。
アキレス腱はこのパラテノンの中を滑るように動くそうです。
これによってアキレス腱自体にかかる摩擦を軽減しているのですが、それが過剰になれば
当然痛みも出ます。
アキレス腱滑液包炎
アキレス腱の動きをスムーズにするために重要な組織が滑液包というそうです。
アキレス腱を挟むように前方と後方にそれぞれ滑液包が存在しています。
初めて知りました。
この滑液包に繰り返し負担がかかることで、炎症が起きるのがアキレス腱滑液包炎です。
ランナーの場合、シューズのヒールカップの硬い部分とアキレス腱が擦れて当たった時に
発症する「後方型」が多いです。
シューズはランナーにとっては非常に重要なアイテムなので、足にあわないものを履くの
はよくないので、よく確認する必要があるそう。
私も最近の雨で水が通らない長靴のようなものを履いて通勤していたら
アキレス腱痛が出ました。
アキレス腱滑液包炎は痛風や関節リウマチなどに併発して起こることもあるそうです。
痛みがあまりにも強かったり、なかなか引かない場合は無理せず専門の医療機関にかかる
のをお勧めします。
まとめ
アキレス腱の炎症を通り越すと損傷で、そしてその先は、断裂となります。
アキレス腱の痛みを訴える選手や患者さんは想像以上に多いそうです。
自覚はなくても押してみると痛いと感じたり、マッサージされると気持ちいいと感じる人
も多いので、負担がかかっているという事ですね。
ギリシャ神話の中で出てくる英雄「アキレス」。
神話の中でも指折りの英雄であり、「アキレス」の弱点と言われており、人の弱点の例え
として使われている「アキレス腱」、ランナーも痛めやすい場所です。
私も三女の妊娠で15キロほど体重増加して、お産のあたりは動くことも少なかったので、
急に自転車に乗ったりしたことで、たぶん足に負担がかかったのだと思います。
先生からは、お風呂の中やお風呂上りにストレッチをするように言われています。
あまり負担をかけないように心がけて生活していきます。
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