あまり知られていないアゼルバイジャンの魅力

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アゼルバイジャン(Azerbaijan)は、日本ではまだあまり知られていませんが、

 

今話題になっているところです。

 

その魅力とは?

 

探っていきましょう。

 

基礎知識

 

アゼルバイジャンは、991年に旧ソ連から独立し、

 

世界最大の湖カスピ海と、ヨーロッパとアジアの間にある黒海に挟まれており、

 

旧ソ連だった隣国のジョージア(グルジア)、アルメニアとでコーカサス三国といわれてい

 

ます。

 

www.dtac.jp/caucasus/azerbaijan/spot_map.php

 

アゼルバイジャンは、他の2カ国がキリスト教国であるのに対し唯一イスラム教の国で

 

す。

 

ソ連崩壊後独立した新しい国ですが、紀元前からの歴史を持つ古い国でもあり、

 

カスピ海のバクー油田を始めとする豊富な天然資源が経済を支え、オイルマネーで潤って

 

いるといわれ、近代化が進んでいます。

 

首都バクーには旧市街に中世の宮殿が残る一方、新市街には近未来的なビルが続々と建設

 

され活気に溢れています。

 

 

アゼルバイジャンは、国民の約91%がアゼルバイジャン人で、

 

イスラム教徒が国民の約95%を占めています。

 

アゼルバイジャン共和国(Republic of Azerbaijan)、日本は、アゼルバイジャンと呼ばれ

 

ています。

 

国の北側はロシア、北西側にジョージア(グルジア)、西側がアルメニア。

 

首都はバクー、国土の面積は86600平方キロメートルです。

 

人口は 986.2万人。

 

公用語はアゼルバイジャン語で、ロシア語は通じます。

 

英語が話せる人もいます。観光名所も多い国です。

 

アゼルバイジャンへの入国にはビザが必要。

 

事前に取得しないとなりません。

 

 

アゼルバイジャンの首都バクーとは?

 

 

 

アゼルバイジャンの首都はバクー(Baku)です。アゼルバイジャン最大の都市。

 

カスピ海の西岸にあるアブシェロン半島の南岸に位置しています。人口は223.6万人

 

(2016年現在)です。

 

首都機能を備えているだけでなく、大規模なバーク油田がある都市で、

 

最近、豊富なオイルマネーで、近未的な巨大建築物が建造されて、

 

特に大きく発展しています。

 

「第2のドバイ」ともいわれるほど、発展しているアゼルバイジャンの首都バクー。

 

観光スポットもたくさんあります。

 

旧市街に中世の宮殿が残っていたり、新市街には近未来的なビルが続々と建設され活気に

 

溢れています。

 

アゼルバイジャンの気候は晴た日が多く、乾燥しています。

 

バクーとは「風の町」を意味するペルシャ語だそうです。

 

カスピ海から吹いてくる風が心地よく感じられることでしょう。

 

カスピ海の海岸は美しく、市街近郊には温泉もあります。

 

 

 

カスピ海は日本とほぼ同じ371,000平方kmもの面積を持つ世界最大の湖ですが、

 

湖面の標高は海面下のマイナス28mの塩湖で、

 

この湖に流れ込んでいるのがヨーロッパ最長のヴォルガ川です。

 

世界最大の湖の対岸は400kmもの彼方にあり、いくら展望台からでも、とても見ることは

 

できませんが、その広大さに触れることができます。

 

カスピ海に面したバクーの湖岸沿いには海岸公園が弧を描くように広がっていて、園内に

 

は遊園地もあれば、カフェも点在しています。

 

 

文化・宗教・言語

 

アゼルバイジャンの歌い手と伝統楽器の伴奏によるムガーム音楽はユネスコの世界無形文

 

化遺産に登録されています。

 

また、アゼルバイジャンではタールと言われる楽器がよく使われます。

 

タールとその演奏技術は2012年に世界無形文化遺産に登録されました。

 

また、アゼルバイジャンには、ハンカチ、スカーフ、ヴェールなどを使用した女性の

 

民族舞踊がたくさんあります。

 

中でもアゼルバイジャンに伝わる最古の踊りと言われているのが、アスマ・カスマで、

 

花嫁を花婿の家に送る際に踊られます。

 

民族衣装

 

アゼルバイジャンの民族衣装は、独特の美しいシルエットが特徴です。

 

女性の衣装は優美で、光沢のある色彩豊かなロングスカートを重ね着して、ふわっと大き

 

く膨らませたスカートで、ブラウスも無地や絵柄のものを重ね着し、

 

頭からベールのような長い布を巻きつけます。

 

 

artlinekilim.com/artwp07/?cat=95

工芸品

 

絨毯が有名です。

 

昔から羊の毛と絹で織られている絨毯は、地域によってグバ・バクー・シリワン、ギャン

 

ジャ・ガザフ、カラバフ、タビリズ)の4種類に分かれているそうです。

 

アゼルバイジャンの絨毯は、世界中で高く評価されおり、

 

アゼルバイジャン絨毯の伝統技術は2010年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されまし

 

た。

 

アゼルバイジャンの絨毯博物館より

artlinekilim.com/artwp07/?cat=95

 

主な宗教

 

宗教はイスラム教が95%と多い(うちシーア派:スンニー派=7:3)ですが、

 

イスラム色は薄く、酒類も街中で広く販売されています。

 

レストランでの飲酒も問題ありません。

 

また、モスク等の限られた場所を除いて、女性の服装も自由です。

 

言語

 

公用語はアゼルバイジャン語(アゼリー語)でロシア語も多く使われます。

 

レズギ語、タルシュ語なども地域によって通用します。

 

アゼルバイジャンへのアクセス

 

空路

 

日本からの直行便はありません。

 

モスクワ経由のアエロフロートやイスタンブール経由のトルコ航空を利用します。

 

また、ドバイやウィーンを経由して行くことも可能です。

 

https://4travel.jp/overseas/area/europe/azerbaijan/baku/transport/10262500/

          ヘイダル・アリエフ国際空港(バクー)

 

陸路

 

アゼルバイジャンへは、ジョージア(グルジア)やイラン、トルコから鉄道やバスを利用

 

して入国することができます。

 

しかし、隣国であるにも関わらず、アルメニアとの国境は閉鎖されています。

 

ビザ(査証)

 

入国時にはビザが必要。かつては空港などでビザの取得ができましたが、現在はできなく

 

なっていますので、渡航前に在日アゼルバイジャン大使館でビザの取得が必要です。

 

隣国アルメニアとの間で紛争を抱えているため、アルメニアを訪れた後にアゼルバイジャ

 

ンへ入国する場合には、より厳しい入国審査が実施される傾向があります。

 

また、パスポートに自称ナゴルノ・カラバフ共和国のビザがある場合は、アゼルバイジャ

 

ンからビザの発給は法律的に拒否されますのでご注意ください。

 

なお、ビザ条件は変更が多いため、最新情報は必ず大使館でご確認ください。

 

■駐日アゼルバイジャン共和国大使館
東京都目黒区東が丘1-19-15
電話:03-5486-4744
http://www.azembassy.jp/Japanese/index.htm

 

 

歴史概略

 

気候もよく自然資源も豊富なので、周辺の諸国にとっては魅力的な国のために

 

以前は、この土地を狙う異民族の侵略を何回も受けました。

 

7世紀の半ばにはアラブ人国家であるカリフ朝の支配下のアラン州が置かれ、

 

新たにイスラム教が国教となりました。

 

その時代に文化が発達し、農業、手工業、商業も発達し、その後も、侵略や内部分裂が絶

 

えませんでした。

 

 

近未来的な火焔タワーがありますが、その足元にはアゼルバイジャンで最初に世界遺産に

 

登録された旧市街が広がっています。

 

バクーはかつて二重の城壁で囲まれた城塞都市でした。

 

現在は12世紀に造られた内側の城壁だけが残っています。

 

今も立派に残る城壁に幾つか設けられている城門を潜り抜けて入ると、そこは中世のイス

 

ラムが香り漂う旧市街。

 

中でも一番の見どころがシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿です。

 

 

ドバイのような雰囲気もありつつ、民族衣装はルーマニアの雰囲気もあったりして、ちょっと行って見たい国ですね。

 

最近、日本人にも人気らしいです。

 

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