顎関節症 口を開けると「ポキッ」となったり傷んだりしませんか?

https://news.livedoor.com/article/detail/17459272/

武田真治が、体を鍛え始めた理由、それは意外にも顎関節症だった!?

 

20代のときに、多忙を極めストレスを抱え込んでいた武田は常に歯を食いしばり、

 

意地を張って仕事をしていたという。

 

すると、口が開かなくなった。

 

さらに身体も痩せてきて、頭痛もひどくなっていったそうです。

 

歯科医院を受診すると、「典型的な顎関節症」と診断されたそう。

 

歯科医師からは「顎にだけストレスで負担がかかっているから、頭痛も起きる。

 

体全体を鍛えなさい」「このままでサックスも吹けません」と言われたという。

 

そこから筋肉トレーニングが始まったという事です。

 

武田は「体を鍛えて体の筋肉に余裕があれば ストレスが顎だけに集中しない」とテレビで

 

力説していました。

 

顎関節症とは?

 

口を開けるとアゴが痛かったり、「ポキッ」と音がなったりしませんか?

 

その場合は、「顎関節症」の可能性があります。

 

口を開けてものを食べたりすると、アゴが痛んだり、

 

口が開きにくい、開かない。

 

ポキッと音が鳴るだけの場合は特に治療の必要はありませんが、

 

面白がってポキポキ鳴らすとアゴに負担をかけてしまい、症状が悪化する恐れがあります

 

ので注意が必要です。

 

自分が顎関節症かどうか調べる方法

 

手の人差し指から薬指までの3本が口を開けて縦に入れば大丈夫です。

 

痛くて口が開けられない、ポキッと音がする場合は顎関節症が疑われます。

 

顎関節症とは、顎の関節である「顎関節」に関する疾患で、1996年に日本顎関節学会は、「顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害または顎関節運動以上を主徴候とする慢性疾患の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれる」と定義しています。

 

簡単に言うと、顎関節症とは、顎の痛み・口を開けにくい・関節音がするといった症状を

 

伴う、顎の関節や顎の筋肉(咀嚼に関わる筋肉)の病気です。

 

しかし、明確になっていないことが多く、世界で共通の定義がないというのも事実です。

 

 

顎関節症は多くの人が一度は経験している病気で、

 

20~30代の女性に発症しやすいのですが、最近はストレス社会の影響からか、

 

男性でも顎関節症を訴える人が増えてきています。

 

顎関節症は、一生のうちに半数の人が経験するとも言われています。

 

以前、嵐の桜井君がテレビで顎関節症であごがかくかくして痛いって言ってました。

 

最近では、日本人は食事も欧米化してきて、あごも細くなってきていますので、

 

男性の発症も多いみたいですね。

 

顎関節症の原因

 

 歯ぎしり
 くいしばり
 悪い歯並び・噛み合わせ
 ストレス
 外傷 など

 

 

顎関節症の症状

 

  顎関節雑音 口を開けたり閉めたりした時に「ポキッ」と音がする(クリックと言う)
  開口障害・運動異常 口を開けにくい
  顎の痛み 口を開けたり閉めたりした時に、顎の辺りや耳の前などに痛みを生じる

 

顎関節症は、歯科・口腔外科で主に治療を行います。

 

 

顎関節症の治療法

 

顎関節症の原因は多様なため、治療法もその原因に対応したものがあり、選択する必要が

 

あります。

 

ただ、顎関節症の原因は実際に歯科医院等で検査をしないと正確に分からないことが多い

 

です。

 

顎関節症は顎や顎の動きに異常が生じるだけでなく、頭痛や肩こりなどの症状が現れるこ

 

とも。

 

個人差はありますが、首・背中・腰などの痛み、耳の痛み、耳鳴りなど、症状は全身に及

 

ぶそうです。

 

 

運動療法(理学療法)リハビリ

 

電気を流したり、筋マッサージをしたりして、顎周辺の筋肉の緊張を改善します。

 

筋肉をほぐして血流を改善し、痛みを軽減します。

 

ずれてしまった関節円板を元に戻すような運動を行ったり、

 

顎周りの筋肉のストレッチを行い、口を開けられる量を増やしたりします。

 

(補助器具を使う場合もあり)

 

生活の中で気を付けること

 

頬杖、うつぶせ寝の禁止。
痛みのある側でものを食べることの禁止。
硬いものをガリッと噛むことの禁止。
出来るだけ歯ぎしりや食いしばりをしないように指導。
パソコンの横に「食いしばらないように!」などの張り紙を貼る(リマインダー法)

 

大事なのは、「アゴに負担をかけないようにする」ということです。

 

薬物療法  服用している薬がある場合には、医師に伝える必要があります。

 

非ステロイド系抗炎症薬(痛み止めの薬)

 

痛みがある場合には、まず痛みを取るために痛み止めの薬が出されます。

 

中枢性筋弛緩薬、塩酸トリペルジン、塩酸チザニジン、アフロクァロンなど。

 

筋緊張の緩和と痛みの軽減のために使うことがあります。

 

副作用として脱力感、倦怠感、ふらつき、眠気、肝障害などが出ることもあります。

 

抗不安薬 顎関節症の原因には神経性のもの(ストレス)もあるので、これを緩和するため

 

に用いられます。

 

ふらつき、眠気などの副作用が強く、依存性もあるので、取り扱いには注意。

 

スプリント療法(顎関節症用マウスピース)  顎関節症治療用マウスピース (スプリント)

 

 

スプリントとは、顎関節症治療用マウスピースのことです。

 

スプリントには様々な種類があり、症状によって使い分けられます。

 

スタビライゼーション型スプリント

筋緊張を取ったり、アゴへの負担を軽減したり、噛み合わせを安定させたりする、最も一般的なマウスピースで、主に夜寝るときに装着します。

 

それでダメならマニピュレーション法

 

運動療法や薬物療法を行っても口が開かない・開きにくい場合に行う方法。

 

顎関節にある関節円盤というものを正しい位置に戻すことを目的に行われます。

 

マニピュレーションを行う前に、アゴの関節へ生理食塩水や麻酔薬を注入することがある

 

そうです。(パンピングと言います)

 

頭が動かないように、患者さんの上アゴを抑え、下アゴの奥歯に親指を置き、

 

やや前方で口を閉じるようにして、下アゴを下方へ下げながら、

 

アゴが健康な側へ回転させます。

 

マニピュレーション法の治療費

保険適用の場合(3割負担)・・・約3.300円

 

保険改正により、治療費が変わっている可能性もあり、

 

治療費の詳細については歯科医院・病院側にお問い合わせ下さい。

 

以上を3~6ヶ月行っても症状が改善しない場合には外科的手術もあるそう。

 

顎関節症の治療を行っている病院・歯科医院は数多くありますが、その考え方・治療方法

 

は本当に様々です。

 

しかし、顎関節症には「これをすれば確実に治る!」という治療法はありません。

 

顎関節症を完治させることは難しいので、

 

マウスピースを装着するなどの治療法から試していくのがお勧めです。

 

心身医学療法

 

ストレスは食いしばりなどの原因となるため、その根本原因を取り除く必要があります。

 

その根本原因へのアプローチも必要になるでしょう。

 

顎関節症の再発リスク

 

顎関節症は、治療によって症状を改善できますが、症状が改善しても、再発するケースが

 

多いです。

 

顎関節症の原因に、食いしばりや噛みしめがありますが、これらはストレスが大きく関係

 

しており、その根本原因となるストレスを溜めるような生活を送っていては、再発リスク

 

が高くなります。

 

顎関節症の症状を改善するだけでなく、その根本原因となるストレスをなくすように生活

 

の改善が必要でしょう。

 

症状改善だけでなく、自分の生活全般の見直しを行って再発のリスクをなくしていきまし

 

ょう。

 

顎関節症の人のインプラント

 

顎関節症の人は、インプラント治療の前に顎関節症の改善をすることが先決です。

 

「口を開けにくい」ままインプラント治療を行ってしまうと、顎関節症の症状が悪化する

 

ことがあります。

 

また、インプラント治療を行う医院と顎関節症治療を行う医院が異なる場合には、

 

顎関節症について、担当医師に知ってもらう必要があります。

 

インプラント治療は顎関節症を考慮して行う必要があるからです。

 

 

 

まとめ

 

毎日、何気なくやってしまっていることが顎関節症に影響を及ぼしていることも多いで

 

す。

 

顎関節症の原因については諸説ありますが、歯の噛み合わせがなんらかの要因によりずれ

 

てしまい,下顎が不均等に動いて顎関節に負担をかけていることが大きいです。

 

毎日の生活でうつぶせ寝を止めたり、歯を食いしばってしまう自分の癖を

 

ちょっと気にするだけで改善されることもあります。

 

ストレスをかけないように気を付けることも大事です。

 

もし、痛みがあるようなら早めに治しましょう。

 

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