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あなたは自分の葬式を想像したことがありますか?
どんな遺影を飾って、どんな祭壇でしょうか?
全然想像つきませんか?
あなたが亡くなって、あの世から自分の葬儀を見ていて、
家族があなたの想いを汲んで理想の葬儀が行われているか
全然、自分が思っていたのと違っていて、
理想とかけ離れていたらどうでしょう?
いま生きているうちに決めておくのはどうでしょうか?
そして、家族に伝えておくのはどうでしょう。
今、生前に決めておく人が多いそうです。
あなたの望むお葬式とは。。。
樹木葬は、墓地、埋葬等に関する法律で許可を得た墓地(霊園)に遺骨を埋葬し、
遺骨の周辺にある樹木を墓標として故人を弔う方法。
遺骨を埋葬するたびに新しい苗木を1本植えるケースや、
墓地の中央にシンボルとなる樹木を植え、その周辺の区画に遺骨を埋葬するケースなど
様々。
樹木葬は墓地に「埋める」のに対して、散骨は墓地以外の場所に「撒く」という違いで
す。
樹木葬は墓地として許可された場所しか埋葬できないというデメリットがある反面、
樹木葬墓地の形態によっては墓地となっている里山を育てる効果があるとされる。
樹木葬は墓地埋葬法に沿っているため、遺骨を細かく砕く必要もなく、通常の墓地と同じ
く埋火葬許可証が必要となっています。
2012年には、小平霊園に都立霊園初の樹林墓地が完成し、2014年に樹林墓地に隣接して
樹木墓地が作られました。
樹木墓地と樹林墓地の違いは、遺骨を個別に埋蔵するのが樹木墓地であり、合
葬して一緒に埋蔵するのが樹林墓地である。
ここの樹木葬は、生前の申込みが可能である点が特徴の一つです。
自然が好きで自然に還りたい、跡継ぎがいない、お墓には抵抗がある、
など様々な理由から樹木葬を選択肢とする方が増えているそうです。
墓碑として用いられる樹木は大きくならない低木が一般的で、
ハナミズキ、サルスベリ、ウメモドキ、エゾアジサイ、ムシカリ、ツリバナ、モミジ等が
あげられるが、植樹する地域で生育できること、生態系に悪影響を与えないことなどが配
慮されています。
自然の中で静かに眠ることができる樹木葬は、都心の墓地不足問題を解消する点でも、
今、注目されており、最近は東京都内のアクセスのよい場所にも開設されていて、比較的
リーズナブルな費用で利用できるとして人気です。
樹木葬に人びとの関心が集まる背景には、都市への人口集中による公営墓地の不足のほか
に、非婚層の増加など社会的環境の変化によって墓の維持管理が困難になりつつあり、
公営の無縁墓地へのニーズが高まったという事情があります。
樹木葬は、里山タイプであれ、公園タイプであれ、地中に埋葬したその上に苗木を
植えたりするだけなので、今までのお墓づくりのような大掛かりな石材の産出、加工、据
付などは伴わないので、費用面でも環境面でも負担が少ないというメリットがありますが
反面まだ慣れないということでお墓参りも戸惑いを覚えたり、
トラブルが起きたりすることもあるようです。
しかし、樹木葬のメリットだけを注目して、購入したあとになって後悔してしまうことも
あるかもしれません。
樹木葬と一般の石のお墓の違い
両者の決定的な違いは、墓標を樹木にするか石塔にするかです。
しかし、樹木葬を選ばれる多くの方は、ゆくゆくは永代供養にしようと考えている方が多
いことがあげられます。
「跡取りがいない」「お墓を建てても墓守をする人がいない」このような方々が樹木葬を
選ばれるのであって、跡取りがいるのに樹木葬をしようという方は比較的少ないようで
す。
石塔 親から子へ、子から孫へという先祖の連続性の確認
樹木の墓標にお参りに行ってもお参りをした気になれない、という声が多くあるのも樹木
葬のデメリットですね。
樹木に手を合わせても、そこに故人様の存在を確認しづらいのです。
生命の連続性や壮大さを感じにくい今の世の中は、現代人の死生観の希薄化にもつながっ
ているようです。
樹木葬だけの問題ではなく、昨今、お寺への永代供養や散骨なども含めた先祖供養の簡略
化、代行化という風潮が招いているように先祖(自分の両親や祖父母の)供養をしなく
なってきたということが、この世に生きることの虚無感へとつながっていっているのでは
ないでしょうか?
お墓が荒れやすいという事もあげられます。
里山タイプの樹木葬にはさまざまな木々や植物が自生しています。
自然と共にあるという事、そもそも永代供養を前提としたお墓であるために、お参りが滞
りがちになってしまえば、雑木林のように一気に荒れてしまう心配があります。
荒れ果てた雑木林を亡くなった方の眠る場所と捉えられるかどうか。
そう考えると、実はお墓の方が管理しやすいかもしれない、という事です。
お墓の手入れで一番大変のは「草取り」とよく言われます。
石塔は布などで拭けばよいのですが、草取りとなると、樹木葬の方がはるかに大変なデメ
リットと言えるでしょう。
「樹木葬」と言っても、種類によって埋葬方法や見た目に差がありすぎること。
「樹木葬」と言っても、さまざまなタイプがあります。
里山全体を墓地とした「里山タイプ」は、自然の山林の中で遺骨を埋葬することができ、
大自然に還るという魅力的な葬法ですが、お参りまでの距離や労力がかかってしまいま
す。
霊苑の中の一角を樹木葬地帯とした「公園タイプ」は、立地条件など、お参りはしやすい
ですが、礼拝の対象である石塔を樹木に変えただけのものにすぎず、大自然に還るという
イメージとはかけ離れたものになりがちです。
樹木葬は、「樹木墓地」と「樹林墓地」との区別がなされており、
樹木墓地は個別の埋葬、樹林墓地は他の方の遺骨と合葬となるようです。
最近は遺骨をお墓に納骨せずに、海や山にまくことを希望する人が増えています。
これは、少子高齢化や核家族化などの社会的背景もありますが、
葬儀やお墓についての考え方や死生観がひと昔前と比べて少しずつ変わってきたことも
理由のひとつです。
葬儀の場合だと「故人が好きだったお花で葬儀の祭壇を飾りたい」というように、慣習に
とらわれずにその人らしいお別れをするケースが目立ってきました。
また、お墓には「墓石に彫る文字は心に残る言葉にしたい」「墓石は丸い型にしたい」
など、オリジナリティを求める人が増えてきています。
このように葬送の選択肢が増えるにしたがって、お墓に遺骨を納めるだけでなく散骨に注
目が集まってきました。
昭和23年に制定された「墓地、埋葬等に関する法律」(以下、墓埋法)の第四条による
と、「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない」という条文
があります。
この法律が制定された当時は散骨については想定されていなかったため詳しく記載されて
おらず、現在散骨は法律の対象外として解釈されています。
また、1991年には「葬送のための祭祀として節度をもって行われる限り遺骨遺棄罪に該当
しない」と当時の厚生省及び法務省の非公式見解に基づいて行われています。
しかし、最近は「散骨についてきちんとガイドラインを定めるべき」という動きもありま
す。
散骨に関する厳密は法律は現在のところありませんので、葬儀社や散骨専門業者が実施す
る散骨プランを利用せず個人で散骨しても、禁止エリアでなく注意事項を守っていれば、
罰せられることはありません。
が、少なくとも下記を厳守するようにしましょう。
2.遺骨は原型をとどめることなく粉末状に砕く。
3.散骨場所は他人に迷惑がかからない場所にまく。
4.その他諸問題が生じないように注意する。
多くの人で賑う海水浴場や、海産物の養殖場などで散骨することはマナー違反です。
また、ドラマや映画では海へ花束を投げるシーンがありますが、あまり参考にしないで、
リボンやセロファンなどははずし花びらだけを撒くなど、自然に配慮する必要がありま
す。
散骨と言っても、海にまく、山にまく、思い出の地にまく……等がありますが、ここでは
海にまく散骨について取り上げます。
海へ散骨する場合の手順
近年、散骨に関する決まり事を制定する自治体が増えています。
散骨は個人でも行っていいのですが、禁止区域が決められていることもありますので、
専門業者に依頼するほうが良いでしょう。
遺骨(遺灰)の主成分はリン酸カルシウムなので、「海洋汚染防止法」などに指定されて
いる汚染物質ではありませんが、感情的な部分に配慮して沖合いに散骨するのが望まし
い。
散骨の料金は業者によって異なりますが、目安となる料金です。
1.委託散骨 50,000円~スタッフが代わりにやってくれる。
スタッフがあらかじめ遺灰を預かり、遺族にかわって散骨をする。写真や証明書などが付くことが多い。散骨日時の指定はできない。
2.合同散骨 100,000~遺族が共同で乗りあって行う。
複数組の遺族が一隻の船に乗船する。乗船人数に指定がある(通常は2名くらい)。費用を抑えたい人向き。日時指定はできないところが多い。
3.個人散骨 250,000円~1家族が1隻のチャーターで行うもの。
一隻の船を一組の遺族がチャーターする。乗船人数は船の定員に順ずる。希望日時を指定できることが多い。
その他、オプションで宗教者の手配、船着場までのマイクロバスの手配、料理や返礼品の
手配などすべてを請け負って行っている業者もあります。
また、故人が散骨を希望していても、散骨に賛成ではない遺族もいることも事実です。
遺族の意志が反対なら、散骨を実施することは不可能です。
遺骨のすべてではなく一部だけを散骨することもできるので、散骨に対して少しでも不安
があれば、業者にじっくり話しを聞いて納得してやることが大事です。
また、天候により船が出港できないことがありますので、その場合は延期になります。
途中で海が荒れて目的地までたどり着かずに引き返すこともあります。
海への散骨の場合、天候により左右されますので事前に散骨業者に確認しておくことをお
勧めします。
散骨が普及するにしたがって、散骨船を保有する専門業者が増えてきました。
新事業の一環として葬儀社がはじめることもありますし、海を熟知した船舶関係者が散骨
をはじめるケースもあります。
葬儀と違って散骨を決めてから実施するまで少し時間に余裕がありますので、じっくりと
考え、納得したうえで船のタイプ、乗船場所などを調査して決めるといいでしょう。
宇宙葬は、故人の遺灰などを収めたカプセルをロケットに載せて宇宙空間に打ち上げる、散骨の一形態です。
国際航空連盟では、地上から100 kmを宇宙空間と大気圏の境界線(カーマン・ライン)と定義しており、宇宙葬は、この「カーマン・ライン」を越えた宇宙空間までロケット・人工衛星を打ち上げます。
そのため、カーマン・ライン以下(たとえば成層圏など)で行われる散骨は、厳密に言うと宇宙葬ではありません。(下図参照) 初めて宇宙葬が実施されたのは1997年4月21日と言われており、「スタートレック」の生みの親であるジーン・ロッデンベリー氏をはじめ、24名分の遺灰が宇宙空間に打ち上げられました。出典:宇宙葬.com/
宇宙葬とは、専用のカプセルに遺灰を入れロケット内に載せて、文字通り宇宙へ打ち上げ
るというものです。
ロケットは、地球を複数回周回した後、大気圏で消滅するため、手元に遺灰は戻りませ
ん。
宇宙葬は、非常に高額であることがデメリットでした。
しかし、最近ではリーズナブルな価格で20万円台から利用できるサービスも出てきまし
た。
スマホアプリでロケットの軌跡を追跡することもでき、遺族も安心して遺灰を預けること
ができるでしょう。
ロマンのある最期を実現したいという方に人気の散骨方法で日本人も多数申し込まれてい
るそうです。
散骨は、1度に1つの場所にしなければならないものではありません。
思い出の土地がいくつかあって、それぞれの箇所に散骨してほしいという方もいらっしゃ
います。
ご遺族は大切な人を亡くされて、心が沈みがちになりますが、亡くなった人の思い出
の土地をめぐりながら、故人に思いを馳せることができるというのは残された方々にとっ
ても心休まるものではないでしょうか?
喪に服しながらも、「故人との最後の旅行」で散骨するというのはいかがでしょう。
巨大バルーンに遺灰を詰め壮大な宇宙に「散骨」する“バルーン宇宙葬”もあります。
バルーンの原料はゴムの木より産出する乳状の樹液でつくられており、日光や水によって
分解される100%自然の原料の為、自然環境にやさしく土に還るバルーンです。
遺骨の管轄である法務省、厚生労働省も「海、山への葬送は、節度ある方法であるならば
法律に触れることはなく遺灰をまくことを禁ずるものはない」という事です。
バルーンを飛ばす事に関しては、管轄の環境省としては「バルーンリリースを制限する意
図はなく、法律で規制することはまったく考えていない」ということです。よって法的に
は、何ら問題ありません。
いくら故人が散骨してほしいという遺志を遺していても、ところ構わず好きなように散骨
してよいわけではありません。
埋葬した遺灰は、通常お墓に収められるものですが、それを散骨する場合には、マナーも
決まりもあるのです。
人がいない時間帯に散骨する
散骨する際には、実施する時間帯に配慮が必要です。
人が多い通勤・通学の時間帯や、ランチタイムはいかがなものでしょう。
散骨している側としては、故人の大切なお骨を撒くことで死を弔っているとしても、
それを関係のない人が目撃した場合、気分を悪くする可能性もあります。
第三者にはできるだけ迷惑をかけることのないように、散骨する場合は、なるべく人のい
ない時間帯に実施するように心がけましょう。
周りに人がいる場合は喪服を避ける
厳密に言えば、周りに人がいなければ、どのような服装をしていても問題はありません。
ただ、複数の人で船に乗り合わせていたり、自分以外にも旅行客がいたりする場合には、
喪服を着用することは避けましょう。
特に船上ツアーなど散骨する場合では、喪服を着た人がいれば目立ってしまいます。
公共の桟橋を通りかかることもあるため、喪服ではなく、黒っぽい色の普段着がよい
でしょう。
特に海洋散骨の場合、船酔いする方も多いです。
マナーやモラルの面以外で考えても、散骨時に他に人がいる場合には、喪服は避けたほう
がいいでしょう。
ゴミは残さずに持ち帰る
散骨の際には、必ずごみの後始末をしてから帰りましょう。
撒ききれなかったお骨をこぼしたまま帰ったり、はもってのほかです。
もしもお骨が誤って周辺に落ちている場合には、すべて撒くか、片づけてから帰りましょ
う。
散骨時に献花する場合には、花を包んでいたラッピング用紙類も忘れずに。
片づけはビニールも含め、海に捨てることなく、最後まできちんと行って、
ゴミはすべて綺麗に持ち帰りましょう。
現時点で、散骨を規定する法律はありませんが、(東京都福祉保健局HPより)
散骨を個人で検討されている方は次の点に注意を。
粉末状になるまで遺骨を砕く
これは結構大変です。専用の器械があるので、それを行わないとなりません。
遺骨であることがわからないように1~2ミリ以下の粉末状に砕かなければいけなくて、日本の法律では、たとえば遺骨とわかる状態で海に投げ入れた場合、遺骨遺棄罪に抵触する可能性があります。
撒く場所を考える
散骨は周囲の環境に配慮して行う必要があります。
業者を利用する場合は配慮して場所を選んでくれますが、個人で行う場合は注意が必要です。他人の私有地に撒けば当然ながら迷惑行為になりますし、海でも漁場などに撒けば漁業関係者からクレームを受ける可能性があります。また、海水浴場の近くである場合、人目のつかない岸から数km離れた場所で行うようにしましょう。
親族の理解を得ておく
亡くなった方の希望であっても、親族の意見を踏まえたうえで行わないと、トラブルになることもあります。十分に話し合いをし、理解を得るように。
全部散骨か一部散骨かを考える
散骨には、「全部散骨」「一部散骨」の選択肢があります。
全部散骨の場合、文字通り火葬後の遺灰をすべて残らず撒きます。
一部散骨は一部の遺灰のみを残すという方法です。
遺族の中には、散骨をしたくないという人もいます。
故人の遺言によって散骨せざるを得ないが、一部散骨を希望し、残した一部の遺灰を肌身
離さず持ち歩く方もいるのです。
故人の遺言通り散骨したことにもなり、残された遺族も故人の遺灰を残すことができるの
です。
散骨代行サービスもあります。
「自分の遺灰を散骨してほしい」という遺言をのこされた遺族の中には、
自分自身が高齢で散骨できる状態ではないことや、実際の手続きがわからないなどと
実行できないでいることも多いです。
そのような方のために、散骨代行サービスがあります。
実際に散骨するまでの一連のプロセスを代わりに行ってくれるサービスです。
海洋散骨を代行してくれるサービスが多く、東京湾や相模湾など、散骨する海洋を自分で
選ぶこともできます。
散骨後には、証明書を発行してくれたり、安心して任せることができます。
故人の希望で散骨してあげたいけれど、手続きが分からない、自分ではできないという方
にはおすすめですね。
管理継承や費用などの問題からお墓を持たない選択をする方が増えて「海」「山」「樹
木」「宇宙」など自然へ還す散骨や樹木葬という供養方法を検討される方が増えてきまし
た。
お骨を粉砕して散骨すれば、どこに撒いても違法とはなりませんが、自治体の条例などを
確認し周囲の迷惑にならないように配慮する必要はあるでしょう。
また、全部を散骨、あるいは埋葬してしまうと寂しいという方は、
一部を残されてミニ骨壺やアクセサリーなどで手元供養をするという方法も最近では
おすすめです。
ご自身やご家族にとって一番よい供養方法を検討してみてください。
ミニ骨壺とは故人の遺骨や毛髪などを自宅に置くための小型の骨壷です。
納骨の前に遺骨をとりわけて収納します。
大きさもデザインも豊富で、お部屋に置いても違和感のない素敵な骨壺です。
骨壺の購入をお考えの方はこちらで色々選んでみてください。
こちらは、遺骨ペンダントで大切な人を身近に感じ、肌身につけていつも一緒にという
故人の遺骨や遺灰の一部を中に納め身につけることができる、手元供養のためのペンダン
トです。一見、普通のおしゃれなペンダントです。
遺骨ペンダントという形で身近にお骨を持つことで、愛する人を失ってしまったという
思いを癒し、心のよりどころとして故人を偲ぶ形はいかがでしょうか?
ペットの遺骨を入れるのもいいですね。
常に自分の胸元に寄り添い、悲しみを癒してくれる遺骨ペンダント。
大切な人といつも一緒に、その存在を身近に感じる。
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