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ふらつき、めまい あなたはありませんか?その原因・予防法

 

最近、ふらつきが多くなったと思うのです。

 

若い時はもっとしっかり立っていて、ちょっとやそっとではふらつかなかったのが

 

ちょっと態勢を変えただけで、ふらつき、転びそうになる回数が多くなったと感じます。

 

歳を取るとこういう事で転ぶ人が多くなってくるのだろうと。

 

もし、注意して防げるのであれば、いまから気を付けていって

 

転倒して、大腿骨骨折とかならないように

 

ねたきりにならないようにしたいですね。

 

ふらつきとめまいは似て非なるもの

 

ちなみにふらつきはめまいと似ている症状があるので混同しがちですが、

 

決定的に違うことがあります。

 

めまいはどんな体勢でも起こるのに対し、ふらつきは“立っている時”に起こる症状なので

 

す。

 

また、ふらつきやめまいはよくある症状なので、軽く考える人が多いのですが、

 

病気が潜んでいる可能性もあります。

 

強いふらつきなどは、重篤な病気のサインかもしれないので、

 

軽く考えずに異変を感じたら、病院へ行って見てもらうようにしましょう。

 

ふらつきの症状、原因

 

ふらつきとは。。。立ち上がった瞬間にクラっとする、足元がおぼつかなくなる、身体がふわっとなってよろける、平衡感覚を失うといった症状を、一般的にふらつきといいます。

 

ふらつきがあると「何かの病気なのでは…」と心配になります。

 

ふらつきの原因と解消方法について調べていきます。

 

ふらつきの原因

 

ふらつきは、自律神経の不調が原因で起こる場合が多いそうです。

 

自律神経とは、意志とは無関係に作用する神経で、消化器・血管系・内分泌腺・生殖器な

 

どの不随意器官の機能を促進または抑制し調節する。

 

交感神経と副交感神経の二種類からなる。植物性神経。( 引用文献https://kotobank.jp/word/自律神経-535829)

 

この2つは体内で対象的な役割をしており、これらのバランスが崩れると急に立ち上

 

がった時に血圧の変化に耐えられず、ふらつきが起こります。

 

 

自律神経の乱れはストレスから!

 

自律神経が乱れる要因としては、身体的な理由と精神的な理由が考えられます。

 

長時間労働、運動不足や睡眠不足、対人関係の悩み、仕事のストレスなどが関係している

 

ことが多いです。

 

日々の行動が自律神経を乱している場合

 

日々の身体の栄養バランスが偏ってしまって、エネルギー不足から、ふらつきが起こる場

 

合。

 

アルコールの摂りすぎや乗り物酔いも、ふらつきをおこす原因となります。

 

日常的な行動が原因のふらつきの場合、その原因を取り除けば症状はおさまります。

 

病気が原因のふらつきについて

 

しかし日々の行動が原因ではない場合は、病気が潜んでいる可能性が高いです。

 

たとえば、脳梗塞や脳出血です。

 

脳梗塞が原因で起こるふらつき

 

脳梗塞とは、脳の血管が狭くなっているところに血液の塊(血栓や塞栓子など)が詰ま

 

ってしまい、血流が止まってしまうことで発症します。

 

脳梗塞では脳の一部の組織が破壊されてしまい、全身麻痺や意識障害、言語障害などの症

 

状を伴います。

 

ふらつきはその前触れと言われており、舌がもつれて話しができない、何を言っているの

 

かわからないといった症状が合わせてみられた場合には、脳梗塞の可能性を疑う必要があ

 

ります。

 

脳梗塞のサインを見逃すな!

 

脳梗塞を起こした人の約3割は、本格的な発作の前触れにふらつきなどの発作を体験してい

 

るそうです。

 

ふらつき以外にも、体の半身がしびれたり、力が入らなくなったり、物が二重に見えるな

 

どの脳梗塞に似た症状があらわれ、数分~30分間ほど続き、

 

前触れのあと、24時間以内の発症がとくに多いとされています。

 

すぐに専門医を受診して治療を行うことで、死の危険を回避することができます。

 

脳出血が原因で起こるふらつき

 

脳出血は、主に高血圧が原因で脳内に出血をきたす病気です。

 

ふらついてまっすぐ歩けなくなるといった症状が現れます。

 

早く処置を行わないと後遺症が残る恐れがあり、重度の場合は数分で死に至る可能性も。

 

脳出血が考えられる場合には一刻も早く病院へ行ってください。

 

その他にもふらつきの原因となる病気

 

他にもふらつきを引き起こす可能性がある病気として、次のものがあります。

 

・メニエール病
・貧血
・自律神経失調症
・熱中症
・起立性低血圧
・更年期障害

 

貧血

 

血液内の赤血球の数やヘモグロビン濃度が基準値を下回る状態のことです。

 

貧血になるとふらつくことが多くなるほか、めまい、顔色が悪くなる、息切れしやすくな

 

る、疲れやすくなる、手足が冷たくなるなどの症状がよくみられます。

 

ただし、このような自覚症状が現れないことも少なくないそう。

 

原因としては、女性であれば月経の出血、また女性に限らず胃潰瘍などによる胃や腸から

 

の出血が挙げられます。

 

便が赤かったり黒かったり月経後にふらつきが強い場合などには注意が必要です。

 

起立性低血圧

 

急に立ち上がったり、長時間立ち続けている時に、ふらつきやめまい、気が遠くなるとい

 

った症状を起こすことです。

 

朝礼で倒れるというのはこれでしょうか。

 

貧血に似ていますが、赤血球やヘモグロビンの減少が原因である貧血に対し、起立性低血

 

圧は血圧の低下によるもので、全く別の原因です。

 

自律神経失調症

 

自律神経失調症とは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れることで、体

 

と心にさまざまな症状が現れる状態のことです。

 

現れる症状には個人差があり、体のだるさや微熱・のぼせ、動悸、頭痛、めまい、

 

ふらつき、不眠・過眠、手足のしびれ、精神症状として不安やイライラ、情緒不安定、気

 

力・集中力の低下などがみられます。

 

更年期障害

 

閉経前後の5年間を更年期といい、この期間に日常生活に支障をきたすさまざまな症状が起

 

きるものをいいます。

 

更年期障害の症状は多種多様で200~300あるといわれていますが、ほてりやのぼせ、動

 

悸、手足の冷え、めまい、ふらつき、疲れやすい、うつ傾向、不眠、不安、情緒不安定な

 

どが典型的な症状と言われています。

 

更年期障害によるめまいやふらつきなどには、効果をあらわす漢方薬などが販売されてい

 

ます。

 

更年期では体のさまざまな場所に不調が起こりやすいので、漢方処方を活用して、

 

体全体のバランスを整えることもできます。

 

熱中症

 

熱中症とは、夏など温度の高い環境で過ごすことよって起こる体の異常です。

 

症状としては、軽度で顔のほてりやめまい、ふらつき、大量の発汗、筋肉痛など、

 

中等度で頭痛や嘔吐、体のだるさ、力が入らないなど、

 

重度で意識障害やけいれん発作などがみられます。

 

涼しい場所で休む、水分補給をしっかり行うなどし、よくならない場合や水分を取れない

 

ような場合にはすぐ受診しましょう。

 

耳の病気

 

良性発作性頭位めまい症やメニエール病などでふらつきが現れる耳の病気がありま

 

す。

 

特定の頭の位置をとることでめまいが起こる良性発作性頭位めまい症、

 

めまいと聞こえの症状(難聴・耳鳴り)を発作的に繰り返すのがメニエール病で、

 

いずれもグルグルと回るようなめまいが特徴です。

 

このような病気を発症すると、ふらつきを感じることがありますが、ほとんどの場合ふら

 

つきはめまいによるもので、めまいが起きることによって体がふらつくように感じます。

 

めまいの持続時間はそれぞれで違い、一般的に良性発作性頭位めまい症では数十秒程度、

 

メニエール病では20分以上~数時間続きます。

 

注意の必要な原因

 

以下のような原因でもふらつきが起こる場合があります。

 

薬の副作用

 

どのような薬でも副作用があり、降圧剤や精神安定剤、総合風邪薬など、

 

さまざまな薬で副作用の一つとしてふらつきが起こることがあります。

 

薬を飲んだ後にふらつきが現れることもあれば、ふらつき以外にも何かしらの症状が

 

現れる場合もあり、薬の種類やその時の体調などによって異なります。

 

初めて使う薬を飲んでふらつきが現れた場合には、処方を受けた病院で相談しましょう。

 

一過性脳虚血発作

 

脳の血管が詰まる病気を脳梗塞、脳の一部の血流が一時的に悪くなって短時間のみ神経症

 

状が生じるものを一過性脳虚血発作といい、

 

一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆としてみられることが多々あります。

 

脳梗塞の典型的な症状である、片方の手足や顔半分の痺れ・麻痺、言葉の障害(ろれつが

 

回らない、言葉がでない)、ふらつき、歩きづらくなるなどは、一過性脳虚血発作でも同

 

じような症状がみられます。

 

が、脳梗塞では症状が続くのに対して、一過性脳虚血発作では症状が5~15分、長くても

 

24時間以内になくなります。

 

自分でできる!ふらつきの対処法や予防法

 

ふらつきが起こっても慌てずに対処!

まずは落ち着ける場所でリラックス!

 

軽いふらつきでも、ゆっくり休める場所があれば休息をとることが大事。

 

転倒しないように、楽な体勢で

 

横になれる場所があれば横になり、リラックスしましょう。

 

市販薬を試してみる

 

ふらつきが続いたりする場合は、薬剤師の方に相談して、市販の薬を試みるのもよいでし

 

ょう。

 

万が一身体に異常が現れたり、一定期間以上服用しても効果がみられなかったりしたら、

 

病院へ行って専門医の診断を仰ぐようににしてください。

 

ふらつきを予防する方法

 

多忙や精神的なストレス、睡眠不足、アルコールの飲みすぎなど日々の行動でふらつきが

 

起こる場合も多くあります。

 

思いあたる時は、普段の生活を見直してください。

 

疲れやストレス

 

疲れやストレスが溜まると自律神経が乱れやすくなります。

 

この自律神経の乱れが原因となってふらつきが起こることも。

 

また、疲れやストレスは、病気などによるふらつきを悪化させる原因にもなります。

 

疲れたら十分に睡眠をとって体を休めてあげることも大事です。

 

また、食事による栄養補給も大切。

 

バランスのよい食事を心がけるとともに、疲労回復に効果のあるビタミンを積極的に取る

 

ようにしましょう。

 

ストレスを感じたら、趣味や娯楽の時間を作ってリフレッシュする、軽い運動をする、怒

 

りや不安などの感情を周囲の人に聴いてもらうなどして、ストレス発散をしましょう。

 

睡眠不足

 

睡眠不足が続くと脳に血液が回りにくくなり、ふらつきは一時的な血流不足でも起こるの

 

で、睡眠不足によって血流不足に陥るとふらつくことがあります。

 

睡眠不足なら睡眠時間を確保するのも大事ですが、良質な睡眠をとることも大切です。

 

眠りが浅いと感じたら、寝る前2~3時間に飲食しない、入浴は寝る2~3時間前に済ます、

 

リラックスできる環境を整える、自分の体に合った寝具を使うなど、良質な睡眠を確保す

 

る努力を。

 

アルコールの飲みすぎ

 

アルコールを飲みすぎると、血中のアルコール濃度が高まり脳の機能が麻痺して、

 

知覚や運動能力などが低下します。

 

その結果、ふらつきが起きるようになります。

 

自分の適量を知り、適量を守って飲むよう心がけましょう。

 

また、空腹時には飲まないようにする、ご飯を食べながらゆっくり飲む、飲酒時や飲酒後

 

にしっかりと水分補給をすることも大切です。

 

病気の可能性が低いと思われる場合は、生活習慣を疑い、リラックスできる時間を持つこ

 

とも重要。

 

忙しくても、湯船に浸かったり、栄養バランスを考えた食事をすることで改善されること

 

もあります。

 

軽い運動も効果があるそう。

 

良くならない時には

 

日常生活の中で気を付けても、ふらつきがいつまでもなくならない場合には、

 

病院を受診しましょう。

 

乗り物酔いの予防薬を服用する

 

酔い止めの薬を飲むことは薬効もさることながら、「薬を飲んだから、もう大丈夫」

 

という安心感も得られ、効果が期待できるそう。

 

服用する効果的なタイミングなどは、添付文書をよく読んでください。

 

ふらつきで病院を受診する場合は何科?

 

その前に病院へ行くべき症状は?

 

ひどいめまいやふらつきに合わせて以下のような症状がみられる場合、
・意識障害
・呼吸困難
・頭痛
・体の片側における運動障害
・言語障害 
脳梗塞や脳出血の可能性が疑われます。
 

ふらつきが何度も起こる場合、ふらつき以外に何かしらの症状がみられる場合、

 

または、定期的長期的に症状に悩まされている場合、

またなんか様子がおかしいと思ったら、一度病院へ行き病気でないか診てもらうのがよい

 

でしょう。

 

どんな時にどんな風にふらついたか、薬の服用歴、他の症状などメモしておいて、

 

詳しく医師に伝えましょう。

 

ふらつきが起こったら、まずは内科

 

何が原因でふらつきが起こっているのか、検査してみないとわかりません。

 

病気によって専門の診療科が異なります。自分でどれに当てはまるのかを見分けることは

 

難しい場合もありますので、迷う時にはまずは内科でみてもらうと良いでしょう。

 

問診を受けて症状を説明し、必要に応じて専門の病院を紹介してもらいます。

 

すぐに専門の医師に診てもらいたい方は、神経内科か脳神経外科を受診してください。

 

めまいの原因と対処法

 

今度はめまいについてです。

 

めまいの種類や原因、そしてめまいが起こったらどう対処すべきかを調べていきます。 

 

めまいを経験したことのある人は多いでしょう。

 

たかがめまいと軽く考えている人は要注意です。

 

特にめまいとともに耳鳴り、難聴、頭痛が起きることがあれば、重大な病気が潜んでいる

 

可能性も。

 

めまいの種類と起こるメカニズム

 

めまいの種類は大きく3つに分けられます。

 

ぐるぐると目がまわる「回転性めまい」、フワフワと浮いているような感覚の「浮動性(動揺性)めまい」、クラッとする「立ちくらみのようなめまい」。
 
それぞれ症状が異なり、主な原因も異なります。
 

回転性めまい

 

自分や周囲(天井や壁など)がぐるぐる回っているようなめまいです。

 

回転性めまいは、耳が原因であることが多いと言われています。(中には脳など、耳以外

 

の場合もあります)

 

そのため、回転性めまいを発症した際には、耳鼻咽喉科を受診してください。

 

耳鳴りや難聴が伴う場合、メニエール病や突発性難聴が疑われます。

 

メニエール病は、内耳を満たしているリンパ液が過剰になり、耳の蝸牛(かぎゅう)と呼

 

ばれる部分が膨れ上がる「内リンパ水腫」になります。

 

これにより、蝸牛や身体の平衡感覚を司る三半規管(さんはんきかん)の機能が乱れて起

 

こるといわれています。

 

メニエール病の場合、めまいは30分以上続きます。

 

また、耳が詰まった感じや難聴、耳鳴りが同時に起こります。

 

めまいが激しい場合には、吐き気や冷や汗などを伴う場合もあります。

 

この病気は、一度おさまっても、何度も発作を繰り返します。

 

発作を起こす頻度は人によって個人差がありますが、発作を繰り返すうちにめまいはおさ

 

まっても難聴や耳鳴りが残ってしまう場合もあります。

 

そのため、早期に適切な治療が必要です。

 

耳鳴りや難聴が伴わない場合は、「良性発作性頭位めまい症」という病気が疑われます。

 

この病気は、起き上がったり、寝返りをうったりして頭の位置を変えた時に、瞬間的にぐ

 

るぐると目がまわります。

 

吐き気を伴う場合もあります。このめまいの特徴は30秒~1分程度でおさまる点です。

 

耳の奥には「耳石(じせき)」という平衡感覚を感知するための組織と、身体の平衡感覚

 

を司る三半規管(さんはんきかん)という器官があります。

 

この耳石がはがれ落ちて、三半規管の中に入ってしまうことで耳石が神経を刺激し、回転

 

しているように感じてしまうのです。

 

浮動性(動揺性)めまい

 

 

身体がふわふわと浮くような感覚、姿勢が保つのが難しい、まっすぐ歩けない、といった

 

症状です。

 

浮動性(動揺性)めまいは「中枢性」「全身性」「薬剤性」「心因性」の4つに分けられ、

 

それぞれで原因は異なります。

 

 

中枢性めまい
脳の中でも小脳や脳幹に障害が起こることで発症します。

脳梗塞や脳内出血などの病気が原因の可能性もあり、激しい頭痛や嘔吐、手足のしびれや脱力感を伴う場合があります。

このような症状が出た際には、一刻も早く病院で診察を受けてください。

 

全身性めまい
全身性めまいは身体の一部分の障害が原因で起こるものではなく、身体全体の問題から発生するものです。

一番原因として多いのは「自律神経失調症」と言われています。

また、貧血や発熱などが原因である場合もあります。

 

 

薬剤性めまい
薬を服用している人で浮動性(動揺性)めまいがある人は、薬の副作用によるものかもしれません。

抗生物質や精神安定剤などで症状が出やすいといわれています。

市販薬でも出る場合があります。

薬を服用していてめまいが出るという人は、一度医師や薬剤師に相談してみることをおすすめします。

 

 

心因性めまい
耳や脳の病気でもなく、「特に異常がありません」と原因が分からない場合には「心因性」といわれる場合があります。

これは精神的なストレスや自律神経の乱れが内耳や脳幹の機能に悪影響をもたらして発症すると考えられています。

原因となっているストレスを取り除くことが大切です。

もし、長く続くようであれば、うつ症状や自律神経失調症に繋がってしまう場合もあるため、心療内科へ相談してみることをおすすめします。

 

 

立ちくらみのようなめまい

 

立ちくらみのようなめまいを経験したことのある人は多いのではないでしょうか。

 

急に立ち上がったときや、お風呂から出たときなど、一瞬目の前が真っ暗になることがあ

 

ります。

 

ひどい場合には失神してしまう場合もあります。

 

朝礼で倒れてしまう事ありますが、これに当たるんではないでしょうか?

 

 

これは、脳に流れる血液の量が一時的に不足してしまうことで起こるとされています。

 

身体の血圧は自律神経が調整をしています。

 

ストレスや疲労などで、自律神経が乱れることで、血圧の調整がうまくできなくなり、症

 

状が出やすいといわれています。

 

めまいが起きたときの対処法?

 

突然めまいが起こった場合にすべきことは何なのでしょうか。

 

 

 脳に異常が原因でめまいが生じている場合は命にかかわります。

 

下記にあてはまることがあれば、すぐに救急車を呼んで対処をしましょう。

 

・顔にしびれがある
・手足にしびれがある
・舌がもつれる(ろれつがまわらない)
・ものが二重に見える
・激しい頭痛が起こる

 

 

上記の症状が当てはまらない場合には、まずは下記の3つの方法で対処しましょう。

 

 

安静にする

 

 

突然めまいが起きた場合は、まずはその場で転倒しないように、できる限り安静にしまし

 

ょう。

 

無理に動くと、危ないので、転倒して怪我をする場合もあります。

 

立っている場合は座る、運転しているときは車を路肩に止めて休む、横になって休める場

 

合は横になるなどで、しばらく休みましょう。

 

刺激をなくす

 

可能であれば、外からの刺激を全て遮断します。

 

明るければ暗くする、音楽を聞いているのであれば、一度音楽を切るなど、

 

目や耳から入ってくる刺激をシャットダウンすることが重要。

 

 

めまいが続くようであれば、病院に行く

 

突然めまいにおそわれると誰しも不安になります。

 

多くのめまいは命に関わりませんが、中には命に関わるケースもあります。

 

また、メニエール病や突発性難聴など、その後の生活に影響が出る病気もあります。

 

症状が長引いたり、頻繁に起きたりするようであれば、一度病院で受診することをおすす

 

めします。

 

普段の生活でできる、めまいの予防方法

 

めまいの原因としてあげられる病気のほか、ストレスや疲労などで自律神経が乱れること

 

があげられそうです。

 

そのため普段の生活習慣を見直すことで、自律神経を乱さないようにすることがめまいの

 

防止にもいいようです。

 

 

ストレスをためすぎない

 

ストレスは精神的なもの、身体的なものがあります。

 

疲れを感じたときには早めに休む、精神的な負担を感じたときにはストレスフリーになる

 

リフレッシュを行うなど、心身ともにストレスをためないようにすることです。 

 

規則正しい生活をする

 

夜更かしなどで生活リズムが狂うと、自律神経も乱れやすくなります。

 

食事はなるべく決まった時間に3食とる、早寝早起きをする、など規則正しい生活を送るよ

 

うに心がけることです。

 

 

バランスのとれた食事をする

 

栄養バランスの良い食事を規則正しくとることが大切です。

 

めまいは血液の流れが悪くなることによって起こることもあるので、血液の流れを良くす

 

る青魚(さんま・さば・まぐろなど)や、血行促進機能があるビタミンEの摂取がおすすめ

 

です。ビタミンEはアーモンドやかぼちゃなどに多く含まれます。

 

また、アルコールを飲みすぎると平衡感覚が低下するため、適量にしましょう。

 

 

生活に適度な運動を取り入れる

 

 

適度な運動はストレス解消をしてくれます。

 

血流を良くするストレッチや、自分のペースで行えるウォーキングなどを日常生活に取り

 

入れてみてはいかがでしょうか。

 

めまいは、命に関わる危険なものではありません。

 

しかし、中には脳梗塞や脳卒中など恐ろしい病気が潜んでいることもあります。

 

耳鳴りや難聴が伴う場合には、耳の聞こえの状態にも大きく影響を及ぼす病気の可能性も

 

あります。

 

めまいが起こったとき、同時にどのような症状が出るか、病院に行った方がいいめまいか

 

を判断し、早めに対処を行うことが必要です。

 

 

まとめ
 
ふらつきもめまいも日ごろの生活習慣が深く影響していることがわかりました。
 
血流を良くするストレスをためない生活が大切だという事、
 
病気に対する知識も持っていて、いざという時に病院に急いだほうがいいか
 
判断する決め手になってきます。
 
それによって命が救えるかもしれないのです。
 
正しい知識を持って、毎日の生活に気を付けていきましょう。

 

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更年期障害の症状は・対策はどうしたら?サプリメントと薬の効果は?

 

 

今、人生は100年と言われています。

 

年金ももらえるのが、高齢になってからで、老人にはまだまだ働いてもらおうと政

 

府の考えです。

 

私たち女性は、更年期になっても働き続けないといけないわけで、身体がつらければ、働

 

けない。

 

しかし、働かないと生活できないということになると困ってしまいます。

 

だから、そうならないために今から更年期とうまく付き合っていく方法を考えていきま

 

しょう。

更年期障害とは

 

女性は年齢とともに4つのライフステージ思春期・性成熟期・更年期・ 高齢期があると言

 

われています。

 

個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経時期をはさんだ前後10年間

 

(一般的に45~55歳頃)を”更年期”といいます。

 

更年期は誰にでも訪れるのですが、更年期障害を感じるかは個人差があります。

 

年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が

 

減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれます。

 

ただ、更年期の症状はエストロゲンの減少だけでなく、心理的な要因(仕事や家庭環境な

 

ど)も複雑に関与するため、個人差が大きく、全身のあらゆる箇所にあらわれ、 

 

不調をほとんど感じないで過ごす人もいれば、日常生活に支障が出るような重い症状に悩

 

む人もいます。

 

また、どんな症状を感じるか、その数や種類も人によって異なりますし、同じ症状でも日

 

によってつらさが違うこともあります。

 

更年期における様々な不快な症状は、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と密接な関

 

係があります。

 

エストロゲンは8・9歳頃から卵巣で分泌され、その分泌量は30代半ばにピークを迎えま

 

す。

 

これ以降、卵巣機能が低下するに従って、エストロゲン量は徐々に減っていき、40代半ば

 

からは急激に減少します。

 

この突然の変化に体がついていけず起こるのが「更年期障害」と呼ばれる不調が表われる

 

のです。

 

エストロゲンの分泌をコントロールするのは脳の視床下部にある下垂体と呼ばれる部分で

 

すが、45歳を過ぎるころから、いくら下垂体が「分泌」の指令を出しても、 卵巣機能の衰

 

えによってエストロゲンは出にくくなります。

 

これを受けて、下垂体はさらに「分泌」を指令しますが、やはり分泌されません。

 

このために脳が混乱をきたし、 視床下部は、からだの様々な機能を調整する自律神経もコ

 

ントロールしているため、この混乱が自律神経にも伝わり、のぼせや冷えなど様々な不調

 

が起きてしまうのです。

 

 

更年期を上手にすごすために

 

更年期障害は、加齢やエストロゲンの欠乏といった身体的ストレスに加えて、

 

性格などから由来する心理的因子、仕事や家族関係(家庭環境)などに起因する社会的因子

 

が重なって関与します。

 

大きな原因は加齢に伴う身体的な変化であるといわれています。

 

ストレスを感じやすい環境にいると、心身が不安定になり、症状も悪化します。

 

更年期は、子供の独立や親の介護、職場での立場や人間関係の変化など、人生が変わる時

 

期と重なるため、ストレスとうまく付き合うことが必要かつ大事なのです。

 

更年期の期間は、ちょうど折り返し地点。

 

「更年期だから」と必要以上に恐れたり、不安になるのではなく、家族や友人に話すこと

 

で理解を得たり、積極的に趣味やスポーツに取り組むことで悩みやストレスを解消するこ

 

とで、上手に乗り越えていきましょう。

 

自分自身でつらいけれど、更年期かどうかわからない場合、また日常生活が続けられない

 

ほど症状が続く場合は、医療機関を受診して、専門家の判断を待ちましょう。

 

更年期と思っていても、他の病気が隠れている場合もあります。

 

また、市販で売られている医薬品でも今はいいものがたくさんあるので症状を緩和した

 

り、更年期を上手に乗り越えるためのひとつの選択肢です。

 

更年期障害は一種のストレス性疾患とも考えられています。

 

一人ひとりその背景が異なるので、婦人科を受診する際は自分におきているからだの変化

 

や心配事をメモに書いて、持参し医師に相談してみましょう。

 

代表的な更年期の症状

 

日本人の更年期女性にみられる不定愁訴として肩こりや疲れやすさが多く報告されていま

 

す。

 

更年期症状特有ののぼせ、発汗などといった症状も25%以上の女性にみられています。

 

更年期女性は、何らかの形で症状が出ています。

 

この症状が日常生活に支障が出る人は更年期障害ですので、婦人科に受診することをおす

 

すめ。

 

 気になる症状があれば、婦人科を含めた医療機関への受診をし、かかりつけ婦人医・薬剤

 

師をつくり、日常のふとした不調も気軽に相談するのもいいですね。

 

主な症状【体の症状】だるい たちくらみ 疲れやすい 耳鳴り
のぼせ 動悸 ほてり 手足のしびれ 多汗 関節の痛み 手足の冷え
からだのかゆみ 腰痛 肌や目、口の乾燥 肩こり 頭痛 尿トラブル
めまい

 

【心の症状】イライラ 不眠 不安感

 

女性ホルモン減少で脳が混乱 自律神経も乱れやすく

 

更年期を迎えると卵巣機能は低下する為、若い時のようにエストロゲンを分泌できなくな

 

ります。

 

女性ホルモンは、脳の視床下部からの司令により卵巣から分泌されます。

 

視床下部はさまざまなホルモンの分泌をコントロールするとともに、体温調節や呼吸、消

 

化機能の調節、精神活動などを司る自律神経のコントロールセンター。

 

ところが、卵巣の機能が衰えると、脳がいくら「ホルモンを出せ」と指令を出しても分泌

 

できなくて、脳がパニックを起こして通常の何倍もの指令を出すために、異常な発汗、イ

 

ライラ、めまいなどの症状があらわれるのです。

 

一つとは限らず、色々重なって症状が現れることもあります。

 

それが更年期なのか、病気なのか判断が難しいです。

 

病院とうまく付き合って、更年期を上手に乗り切ることが大事になってきます。

更年期を迎えると、女性ホルモンの減少を食い止めることはできませんが、自分に合った

 

対策を上手に行うことで、その症状をやわらげることは可能です。

 

 

更年期付近から注意したい病気

 

生活習慣病のリスクが上昇

 

糖尿病や動脈硬化に注意

 

女性ホルモンの働きには、血管をしなやかに保ち、動脈硬化の予防や内臓脂肪の分解をし

 

やすくするなどがあり、男性と異なり女性は生活習慣病の発症が抑えられていました。

 

しかし閉経以降は女性ホルモンの保護がなくなり、「脂質異常症」「動脈硬化」「糖尿

 

病」など生活習慣病へのリスクも高まっていきます。

 

動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞など、重大な病気を引き起こす危険因子であるため、特に

 

閉経後の女性はこれまで以上に注意が必要です。

 

【 脂質異常症(高コレステロール血症) 】

 

私はこれです。若いころから痩せているにもかかわらず、すでに40代から数値が高く、食

 

事制限しても変わらず、今では数値がとても高くなってしまっていますが、まだ様子見で

 

いいと先生に言われています。

 

閉経後の女性の血液中では、総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪

 

が増加します。そしてHDL(善玉)コレステロールは減少します。

 

このような変化はいずれも動脈硬化を促進し、心臓や血管に悪影響を与えます。

 

骨粗しょう症に注意

 

更年期を迎えると、エストロゲンの急減によって骨代謝のバランスが崩れ、閉経後、1年に

 

2%ずつ骨量は減り、10年後には20%も減少するといわれています。

 

若い時に蓄えた骨の量が減少して骨がもろくなり、骨折リスクが高まります。

 

閉経後にはなるべく早く骨密度測定を受けましょう。

 

私はこれも40代から整形外科に通って、カルシウムの薬を定期的に飲んでいます。

 

そして、半年に1回、骨密度を計っています。

 

背中がまがる、若い時より2cm以上身長が縮むなどの症状が出てきたら要注意です。

 

私も身長、ただでさえ低いのに、縮んできています。

 

医療機関を受診するようにしましょう。

 

若年性更年期について

 

もしかして更年期障害?まだ30代なのに、もう更年期障害が始まったの?という方。

 

最近、30代から40代半ばの女性でも、生理不順になったり、月経が無くなって、女性ホル

 

モンの分泌が乱れている人が急増しています。

これは、ストレスや無理なダイエット、食生活を含めた不規則な生活などにより、

 

早いうちから徐々に卵巣機能が低下してしまったと考えられています。

 

このような状態になると、ほてりや手足の冷え、めまい、落ち込みなど更年期障害に似た

 

症状になります。

 

このプレ更年期に起こる様々な不調が「若年性更年期障害」と呼ばれています。

 

プレ更年期の不調に悩まされた人は、引き続き更年期を迎えた時の症状もひどく現れるこ

 

とがあります。

だからこそ、日々のストレス解消や規則正しい生活を心がけ、プレ更年期からしっかりと

 

対策を取り、乗り切ることが大切です。

 

食生活でケア 

更年期には、女性ホルモンの急激な減少の影響により、さまざまな不快症状が現れます。

エネルギー、脂質、骨の代謝も変化し、栄養が過剰あるいは欠乏状態になりやすく、心身の健康バランスをくずしやすくなります。
更年期の女性に適した食事や食生活とは、やはり「バランスのよい食事」が一番肝心、という答えにたどりつきます。
バランスよく食べることが重要です。

 

正しい食事バランス 主食:副菜:主菜=3:2:1

 

オススメしたいのがご飯と味噌汁に、魚料理、おひたし、煮物などを組み合わせた「和

 

食」。

 

1日1、2回は意識して魚料理を取り入れ、緑黄色野菜を使った副菜を手の大の小鉢で昼夜

 

1皿ずつ加えるとバランスもよくなります。

 

デザートには皮ごと食べられるブルーベリーやリンゴなどをはじめ、栄養価の高い旬のフ

 

ルーツを1日200gを目安に取り入れてみてください。

 

大豆食品を多く取り入れましょう。

 

大豆イソフラボンは大豆の胚芽部分に多く含まれる抗酸化物質の一種です。

 

女性ホルモンと似た働きをする成分として注目されています。

 

大豆は食物繊維やオリゴ糖も多く含み、加齢とともに乱れがちな腸内環境を整えてくれる

 

上、骨を強くするカルシウムも豊富です。

 

タンパク質・ミネラル・食物繊維・ビタミンなども含まれていて、女性に優しい食品で

 

す。

 

運動でケア  今日では適切な運動習慣が更年期にも有効であることが明らかになってきました。
国内では、更年期障害を有する女性において自転車エルゴメーターによる運動、ウォーキングや水中歩行で「更年期症状の重症度を表す指数が、運動前に比べて明らかに下がった」という結果が報告されています。
海外でも同じくウォーキングを中心とした有酸素運動やヨガでも効果があったという結果が出ています。運動の種目は楽しく無理なく継続できるものが望ましいので、若い頃から親しんでいるものがあれば、それを続けるのもよいでしょう。

 

具体的なプログラムとしては主運動としての有酸素運動に加えてストレッチングとウエイ

 

トトレーニングを行うのが理想的です。

 

有酸素運動は、酸素を十分に取り入れつつ全身の筋肉をリズミカルに収縮でき、ウォーキ

 

ング、ジョギング、サイクリング、水泳、ダンスなどがこれにあたります。

これにより
体力の維持増進
酸素利用率の増加
脂肪代謝の促進
などの生活習慣病の予防効果もあります。

 

1週間に3~4回が望ましいですが、日頃運動していない人はあまり無理をせず、体調に合

 

わせて、徐々に回数を上げていけば大丈夫です。

 

大切なのは続けること。

 

運動時間は、できれば1日あたり30~60分程度行い、1週間の合計が140~160分になるよ

 

うにするとよいでしょう。

 

注意としては、運動する時間帯は食事をしてから2時間後くらいがよく、早朝空腹時、食後

 

すぐ、入浴後、飲酒後などは行わないように。

 

医療機関でケア 

世界の更年期医療のスタンダードとして先進国を中心に多くの女性に使用されているHRTですが、日本では正しい情報が十分に広まっていなく、普及は遅れています。HRTの使用方法

HRTは、身体内に不足していた卵胞ホルモン(エストロゲン)を貼り薬、飲み薬や塗り薬によって補充する療法です。
HRTは閉経後どのくらい経つか、子宮があるか、出血を望むかなどによって、使う製剤と使用パターンが違ってきます。
どんなやり方を選ぶのか、自分の体の状態を知るとともに「自分はどうしたいか」を考え、医師と相談して決めましょう。

 

乳がん、子宮体がん、血栓症にかかってる人、過去にかかっていた人は原則としてHRTを

 

受けられません。

 

ヘビースモーカーの人も血栓ができやすくなるため受けることはできません。

 

また子宮筋腫、糖尿病、高血圧、肝機能・腎機能障害、胆のう疾患がある場合には、投与

 

方法や投与量を工夫しながら行います。

 

それ以外の人は、これまでにかかった病気や体質に関係なく、HRTを受けることができま

 

す。

 

漢方薬

 

漢方薬は、その患者の体質、体型や自覚症状などを総合的に判断し、症状ごとにどの漢

 

方薬を使うかが決まります。

 

その判断のものさしとなるのが「証」と呼ばれるものです。

 

「証」とは、漢方用語。証候ともいう。
独立した診断概念で、疾病のある段階における病人の自覚・他覚症状などをもとに、
病因、病位 (病の位置)、,病性 (病の性情) ,病勢 (病の勢いや方向) などの病理を概括したもの。

 

更年期の症状には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうよう

 

さん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)がよく処方されます。

 

風邪の症状に用いられる漢方薬などの例外もありますが、漢方薬は西洋薬と比較して、

 

一般的に効き始めるまでに時間がかかるといわれてます。

 

漢方薬は、西洋薬のようにある症状をピンポイントに狙って治療するのではなく、体質を

 

改善し、体全体としての治癒力を高めるように作用することがあげられます。

 

漢方薬は副作用が少なく、安全性が高いと思われている漢方薬ですが、「証」に合わない

 

薬の服用によって効かなかったり、副作用が起きることがあります。

 

「小柴胡湯(しょうさいことう)による間質性肺炎」の重篤な副作用の症状も過去に報告

 

されています。

 

漢方薬を服用して、体調がおかしいと感じたときは、服用をやめて、すぐに医師や薬剤師

 

に相談しましょう。

 

抗不安剤・抗うつ薬

 

抑うつ気分は多くの人が更年期に経験する症状ですが、気分の落ち込み、不安感や焦燥感

 

が強い場合は、抗不安薬・抗うつ薬などの向精神薬も有効です。

 

服用には医師の診断が必要ですので、症状がひどい場合は婦人科の受診をし医師に相談し

 

ましょう。

 

心理療法・カウンセリング

 

背景にある心理・社会的要因への対応として行います。

 

各種薬物療法と併用できることもあり、一定の効果も期待できます。

 

サプリメント・市販の医薬品でケア 

 

市販の医薬品 薬局やドラッグストアなどで市販されている医薬品を用いることも、一つ

 

の方法です。

 

用法・用量を守って服用することで特定の症状改善効果が期待できますが、飲み合わせに

 

注意が必要なものもありますので、薬剤師によく相談した上で購入してください。

 

サプリメント

 

手軽にいろいろなものが手に入ります。

 

女性ホルモンの働きを助ける成分には種類があるため、自分に合ったサプリメントを選び

 

ましょう。

 

更年期症状の緩和が期待されているサプリメントを紹介します。

 

大豆/イソフラボン
大豆は食品として、サプリメントとして更年期の症状緩和に用いられてます。
高濃度のフィトエストロゲン(ダイゼイン、ゲニステイン)が含まれており、エストロゲン作用を示すものと考えられていますが、更年期症状については、わずかに改善にとどまるものの、心血管系には良い影響を与え、骨代謝も改善が期待できるそう。現在のところ更年期症状に関する最終的な結論は出ていません。

 

•大豆イソフラボン代謝物/エクオール

女性ホルモンに似た働きをする成分“エクオール”を摂取するという方法が注目されています。女性ホルモン様作用が認められた「エクオール」
エクオールは大豆イソフラボンに含まれるダイゼインの代謝物。
これが女性ホルモンに似た働きをするといわれています。
エクオールを1日10㎎摂取することで、エクオールは血管にも骨にも有効で、ほてりや肩こり等の更年期症状の改善、骨粗しょう症の予防、女性のメタボ改善、肌の老化に対する効果など、様々な効果があることが研究発表で報告されています。

エクオールについては動物および人での安全性データが揃っており、安心して摂取できるものです。このような成分を上手に活用していくとよいでしょう。

 

•レッドクローバー
レッドクローバーはヨーロッパおよびアジア原産の豆科の植物で、大豆と同様に、ゲニステインやダイゼインなどイソフラボンを含有しています。大豆と同様に更年期の症状緩和や骨量低下予防目的で使用されており、安全性も高いとされています。しかしその効果は明らかではなく定まっていません。

 

•ブラックコホシュ
ブラックコホシュは北米に分布するキンポウゲ科の植物です。「女性ホルモンのバランスを整える」「更年期のほてりを軽減する」などといわれ、欧米では更年期症状緩和のサプリメントとして人気ですが、有効性についての報告は一貫していません。

 

•ザクロ
ザクロは「天然の女性ホルモン(エストロゲン)が含まれ更年期症状を緩和できる」と一時期ブームになりましたが、国民生活センターの調査では女性ホルモン様作用は認められませんでした。現在のところ有効性や安全性に関して信頼できるデータはありません。

 

•ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、「女性ホルモンの働きを助け、糖代謝を改善する」「体質を改善し若返る」などと謳われ日本では人気があります。
一方で各種アレルギー反応が起こる可能性があり、注意が必要です。

 

•その他のハーブ・サプリメント
上記以外にも更年期症状に対して用いられるハーブ・サプリメントは種々あり、イチョウ葉、ホップ、当帰、月見草、朝鮮人参、バレリア、甘草、メハジキ、レモンバーム、自然薯などがありますが、有効性を示すデータはきわめて少ないのが現状です。

 

香りでケア 

 

アロマセラピーは、エッセンシャルオイル(精油)を用いて、その香りを楽しんだり、リ

 

ラックスしたり、さらに病気の治療や症状の緩和などのための補完・代替医療の1つで

 

す。

 

更年期障害は、エストロゲンの分泌低下によって、女性ホルモンのバランスが崩れること

 

と言われているため、アロマセラピーでは、更年期障害に対して、エストロゲン様作用を

 

持つエッセンシャルオイルを用いると良いようです。

 

クラリセージには、酢酸リナリル、リナロール、スクラレオールなどが含まれており、こ

 

れらの成分には女性ホルモン様作用があります。

 

下の図のような、性ホルモン様作用をもっているエッセンシャルオイルは上手に利用する

 

ことで更年期障害に伴うさまざまな不定愁訴に対して効果を発揮するといわれています。

 


更年期障害に対するアロマセラピーの方法 詳しくはこちら

 

エストロゲンを補う方法とは?

 

食べ物から摂取する 

 

食事には大豆由来食品(豆腐、納豆、みそ、おから、油揚げ等)を取り入れましょう。

 

 これらの食品には大豆イソフラボンが含まれています。

 

大豆イソフラボンとエストロゲンは分子構造が似ているので、大豆イソフラボンはエスト

 

ロゲンの働きを助け、足りないところを補助します。

 

一方、自然のエストロゲンを食品で補うのは基本的に困難なので、基本となるのはバラン

 

スのとれた食生活です。

 

良質な睡眠をしっかりとる

 

睡眠時間は最低でも6時間は確保したいものです。

 

女性ホルモンの分泌は微妙なバランスで保たれているので、わずかのストレスでも分泌が

 

乱れることがあります。

 

更年期においても睡眠不足は避蹴るようにしてください。

 

特にホルモン分泌が活性化する夜10時~深夜2時に深い睡眠をとると、女性ホルモンの分

 

泌が活発になります。

 

体を温める

 

湯船に漬かって体を温めるとストレスが軽減され、女性ホルモンの分泌が整います。

 

さらに、ストレスがなくなり自律神経がスムーズに働くと、臓器血流がよくなってエスト

 

ロゲンの分泌も活発になります。

 

エストロゲンを補う方法

 

エストロゲンを補う治療法と薬には、先にも述べたホルモン補充療法(HRT)がありま

 

す。

 

更年期症状、更年期障害の治療方法で、閉経前後に不足してきたエストロゲンを補充する

 

治療です。

 

現在、日本では、飲み薬、塗り薬、貼り薬が保険適用で処方されています。

 

ホルモン補充療法を施すことで、ほてりや多汗などのホットフラッシュ、睡眠障害、関節

 

痛等の緩和、抑うつ状態の改善、骨密度増加といった更年期障害の症状を軽減する効果が

 

あります。

 

ホルモン補充療法を始めて1~2ヶ月ほどすると、副作用が現れることがあります。

 

・胸の張り感 ・おなかの張り感 ・おりものの増加 ・胃の不調など

 

また、ホルモン補充療法では、子宮体がんの発症を抑えるためにプロゲステロンという女

 

性ホルモンを併用して用います。

 

すると、月経のように、性器からの出血を周期的に起こします。

 

しかし、5年以上連続してエストロゲン・プロゲステロンを含むホルモン補充療法を行う

 

と乳がんを発症する確率が高まるといわれています。

 

副作用やがんの可能性を医師に相談しながら、治療を受けるようにしましょう。

 

・経口薬:プレマリン、ジュリナなど

・塗布薬:ディビゲルなど

・貼付薬:エストラーナ、フェミエストなど

 

 

エストロゲンまとめ

 

エストロゲンは、丸みのある体形や肌のツヤなど女性らしさを引き出す大切なホルモンで

 

す。

 

また、生きていくうえで不可欠な生命維持ホルモンでもあります。

 

更年期にはエストロゲンの不足やホルモンバランスの乱れからさまざまな症状が生じま

 

す。

 

不足ぎみのエストロゲンを補うには、食事や睡眠など生活習慣の改善が大事になります。

 

規則正しい生活や質のいい睡眠、バランスの取れた食事や毎日の運動など、気を付けられ

 

るものばかりです。

 

毎日の生活の中で、ちょっとの心がけで気持ちいい生活ができるなら、心がけて

 

それでも、心や体がヘルプと言ったら、専門家のアドバイスを受けるのも一つの

 

手です。

 

そのうえで、ホルモン補充療法などを医師に相談するようにしてください。

 

これで、更年期というものがわかって、自分に合う治療法を見つけて

 

生き生きとした毎日を送りたいですね。

 

 

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