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40代から備える「認知症」

 

私の両親は、母がアルツハイマーで亡くなり、91歳の父は今まさに年相応の脳の萎縮で

 

認知症になっています。

 

出来れば、私は子供たちに迷惑をかけたくないと思っています。

 

そこで、これからの生活でどういうところに気を付けて、

 

どういう食生活をしたらいいか、勉強していこうと思います。

 

認知症を引き起こす原因物質の「βアミロイド」は、認知症を発症する15~20年前から

 

まり始めるそう。

 

そのため、認知症予防は、40~50代から始めるのが重要だという説が有力です。

 

認知症に大きく影響するのは、生活習慣です。

 

運動不足、喫煙などに加え、肥満、高血糖、高血圧といったメタボリックシンドロームが

 

認知症のリスクを高めるのです。

 

「糖尿病の人はそうではない人に比べて、アルツハイマー型認知症のリスクが2倍。

 

血管が傷むことで、βアミロイドを排出する機能が低下するためと考えられている。」

 

脳のゴミ アミロイドβは、血管によって排出される

 

アミロイドβとは  

アミロイドβは、アルツハイマー型認知症に見られる老人斑の大部分を構成しているたんぱく質で、健康な人の脳にも存在し、通常は脳内のゴミとして短期間で分解され排出されます。

 

脳に溜まったアミロイドβは、脳から血管に運ばれ、普通体外へと排出されます。

 

ところが、動脈硬化が進んでしまい血管の拍動が弱くなって

 

血流が悪くなると、脳に溜まったアミロイドβが運び出されず溜まっていくそうそうです。

 

動脈硬化の原因は様々ですが、ストレス、喫煙、暴飲暴食、運動不足、不規則な生活

 

など。

 

●血管の拍動を強くして脳のゴミ出し力を高める食べ物

・赤ワイン
・ブドウの皮
・ピーナッツの薄皮

 

これらの食べ物に含まれる、ポリフェノールの一種「レスベラトロール」という物質が、

 

血管の拍動を助ける働きがあるそう。

 

2017年7月11日「たけしの家庭の医学」番組によると

 

ピーナッツを皮ごと1日10粒程度食べ、1日10分程度のウォーキングを5日間続けた結

 

果、脳のゴミ出し力が大幅に向上されていたそうです。

 

良質の睡眠は脳のお掃除タイム

 

ゴミをキレイにするためには、「しっかり良質な睡眠をとること」がとても大切です。

 

「質の良い睡眠をとること」で、脳のゴミも排出され、認知症予防になるそう。

 

睡眠時間が短いとアミロイドβが増えるそうで、

 

昼間よりも夜間の方が効率良く排出できるため、夜の睡眠が大事になります。

 

65歳以上の男女を調べた研究によると、6~8時間の睡眠では認知症の発症リスクが

 

低く、

 

さらに30分以内の昼寝をした人は発症リスクが1/5に軽減されていることもわかっていま

 

す。

 

若いうちから、規則正しい生活、良質の睡眠をしっかりとる習慣をつけることが将来のリ

 

スクを減らすことにつながることになります。

 

脳を活性化して認知症を予防

 

睡眠で脳のゴミを排出すると同時に、脳を活性化させることも認知症予防に効果的です。

 

●有酸素運動
有酸素運動をすることにより、弱った神経細胞を活性化するホルモンが分泌され、アミロイドβを分解する酵素も増えます。また、有酸素運動は体全体の血液の循環を良くするため、脳に溜まったアミロイドβを排出しやすくなります。
●コミュニケーション
会話はすごく脳を使うので、活性化にとても良い効果があります。
様々な人と会話をするほうが脳に刺激が届き、より効果的。
お年寄りは、孫など小さな子供と会話をするのもとても効果があるそうです。
●知的活動
頭を使いながら指先を動かすことは、脳の神経細胞の活性化にとても役立ちます。
例えば一例として、囲碁、将棋、編み物など。「家族や友人との交流が多いほど、記憶力は活性化する。逆に、家に引きこもっていると、認知機能が低下しやすい。」そうです。
 
定年後は社会との関わりが減るため、40代からボランティアなどに参加して、
 
会社以外のつながりを持つこともお勧めです。
 
「1日1時間以上の知的活動が認知症リスクを下げる」ため、パソコン操作や俳句などの趣
 
味を持つのもいいそうです。
 

2015年、アメリカの研究で、認知症を予防する食事法が発表されました。

 

このマインド食をしっかり実行した人と、そうでない人では、発症率が53%も差が出たそ

 

う。

 

 

●発症を抑える可能性がある食べ物 昔ながらの和食が理想
・野菜(緑黄色野菜など)
・ブルーベリー(ポリフェノール)
・ナッツ類
・魚 特に魚には悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす脂肪酸、DHA(ドコサヘ キサエン酸)などが多く含まれる。
●食べすぎ注意の食べ物
・お菓子
・バター
・ファストフード
・油っこいもの

 

バランスのよい食事に加え大事なのが、減塩です。

新陳代謝をスムーズに行うためには、血管の健康が必須ですが、塩分は血管の老化を早め

 

てしまいます。

 

しなやかで健康な血管を維持するためには、減塩が大事です。

 

脳震盪(のうしんとう)が認知症のリスクに

近年、サッカーのヘディングやアメフトのタックルによる認知症リスクが懸念されてい

 

るそう。

 

スポーツによる頭部への衝撃で脳震盪が繰り返されると、抑うつや攻撃性、認知機能の低

 

下となる慢性外傷性脳症を発症しやすくなるそうです。

 

そこから認知症に進みやすいことがわかってきたのです。

 

頭部への衝撃が、神経細胞を破壊する『タウ』というたんぱく質の放出と蓄積を促すと

 

考えられている。

 

赤ちゃんも、頭を打つと風邪を引きやすくなると言われ、体調を崩しやすくなりますが、

 

やっぱり脳に外的な衝撃を与えることはよくないのでしょう。

 

認知症700万人時代を乗り切るカギは「腸」

 

認知症は、脳の神経細胞が変性することから起こる脳の病気ですが、日頃から脳細胞の壊

 

死や障害を防ぐ生活を心がけることで、発症リスクをかなり低くすることができます。

 

そのカギとなっているのが、「」です。

 

腸は「第2の脳」と呼ばれており、小腸の一部の細胞や大腸の細胞は、神経を通じて脳と密

 

に結びついているのだそう。

 

腸が汚れていることから生じる生活習慣病や精神的な不調、免疫力や血流の低下といった

 

ことは、すべて認知症の発症リスクを高める要因となるのです。

 

腸が不調だと細胞への栄養・水分の供給が滞りがちになり、脳細胞にも十分な栄養や水分

 

が届かなくなり、脳へのダメージにつながるのです。

 

このような腸のよくない状態が長期間にわたって続けば、将来、認知症を発症するリスク

 

が高まるいっても過言ではありませんね。

 

あなたがまだ働き盛りの30代、40代だとしても、

 

早いうちから腸の環境を整え、認知症への対策をしておいたほうがいいのは、言うまでも

 

ありません。

 

拙著『認知症がイヤなら「腸」を鍛えなさい』(SB新書)から引用

 

腸の状態がよければ健康を維持することができ、老化を防ぐことにもつながります。

 

腸が元気に機能すると、私たちの体を構成している60兆個の細胞が、いきいきと働けるの

 

でしょう。

 

腸が元気なら脳を元気にすることにつながり、認知症予防にも有効なのです。

 

歩くスピードと握力が認知症の目安

 

 

母が、すぐ疲れて長距離を歩けなくなり、40代くらいからペットボトルや瓶のふたを開け

 

ることができなくて、私に「開けて」と頼んでいたことを思い出します。

 

歩く姿は脳と深く関係しており、握力もなんらかの関係があるんだろうと思っていたら、

 

やっぱりそうみたいです。

 

認知症や脳卒中の発症リスクは、「歩く速度」と「握力」で分かるそうです。

 

アメリカで行われた研究で、平均年齢62歳の男女2400人に対し、歩く速度と握力、認知

 

機能を記録した後、11年間追跡調査を行ったところ、

 

その結果、歩くのが遅い人は認知症を発症しやすく、

 

握力が高い人は、脳卒中や一過性の脳虚血発作を発症するリスクが低いと分かったので

 

す。

 

高齢者は、身体活動レベルが低いと認知症発症リスクがあがるのはよく知られてい

 

ますが、今回の対象者は65歳未満の中高年でも、「遅歩き」と記憶力、言語能力、意思決

 

定能力の低下が関係することも明らかになったのです。

 

握力が強いほど、意思決定診断テストが好成績だったそう。

 

残念ながら「なぜこんな現象が起こるのか」までは解明されていないそうですが、

 

たぶん認知機能の低下=老化ではなく、身体機能の低下から外部刺激が激減し、結果的に

 

認知機能を悪化させると推測できるそうです。

 

知的刺激だけでなく、外的刺激も「脳力」を鍛え維持する要素として大切だそうです。

 

ジョギングや身体を鍛えることも大事なことだという事が分かります。

 

まとめ

 

日本は長寿国ですが、ただ長生きすることが必ずしも幸せとはいえません。

 

健康で長生きをする事が大事なのではないでしょうか?

 

父が先日、入院したのですが、同室の父以外の人はみんな寝たきりで動けず、

 

すたすた歩いて移動していたのは父だけだったのです。

 

それも、みんな父より年下でした。

 

私は定期的に整形外科に通っていますが、杖をついている人、歩くのが困難な人が多いで

 

す。

 

近年は、「健康長寿」という言葉が注目されていますが、健康長寿とは、寝たきりや介護

 

を必要としない、自立して生活ができる期間がどのくらいかを示した指標なのです。

 

健康長寿を左右するのは、何を食べ、どのような生活習慣を続けてきたのかにかかってい

 

るそうです。

 

喫煙習慣や高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)などの心血管系疾患発症リスク

 

は、すべて認知症にとって「絶対悪」と認定されたといっても言い過ぎではないでしょ

 

う。

 

さらに、「腸」によい生活をしてきたかどうかです。

 

高齢であっても、「腸」がきれいな人は健康で、元気で若々しいそうです。

 

近年、腸が体の免疫力にも大いに関係していることが知られおり、腸がきれいで、腸内環

 

境がよく保たれていれば腸内細菌の働きは活性化し、私たちの体を構成している60兆個の

 

細胞を若返らせることにつながる体内酵素も活性化し、ひいては健康長寿を延ばすことが

 

できるのです。

 

腸内細菌のなかでも、特に重要なのが善玉菌です。

 

この善玉菌が腸で十分に働くことによって健康の維持や改善につながり、

 

脳の細胞も元気になり、認知症を予防することができるのです。

 

これは、腸内で脳に必要な栄養素や神経伝達物質の素がつくられ、

 

脳の萎縮を遅らせるビタミンB6とB12や、中高年のうつ症状の改善に効くビタミンB群と

 

葉酸を腸内細菌は作り出してくれるといくれるう研究報告が寄せられています。

 

このことからも、腸を健康な状態にすることで認知症の予防にもなるということ理解して

 

いただけると思います。

 

認知症700万人時代の最善の予防策は「腸」の若返りにある、と言えるのです。

 

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ふらつき、めまい あなたはありませんか?その原因・予防法

 

最近、ふらつきが多くなったと思うのです。

 

若い時はもっとしっかり立っていて、ちょっとやそっとではふらつかなかったのが

 

ちょっと態勢を変えただけで、ふらつき、転びそうになる回数が多くなったと感じます。

 

歳を取るとこういう事で転ぶ人が多くなってくるのだろうと。

 

もし、注意して防げるのであれば、いまから気を付けていって

 

転倒して、大腿骨骨折とかならないように

 

ねたきりにならないようにしたいですね。

 

ふらつきとめまいは似て非なるもの

 

ちなみにふらつきはめまいと似ている症状があるので混同しがちですが、

 

決定的に違うことがあります。

 

めまいはどんな体勢でも起こるのに対し、ふらつきは“立っている時”に起こる症状なので

 

す。

 

また、ふらつきやめまいはよくある症状なので、軽く考える人が多いのですが、

 

病気が潜んでいる可能性もあります。

 

強いふらつきなどは、重篤な病気のサインかもしれないので、

 

軽く考えずに異変を感じたら、病院へ行って見てもらうようにしましょう。

 

ふらつきの症状、原因

 

ふらつきとは。。。立ち上がった瞬間にクラっとする、足元がおぼつかなくなる、身体がふわっとなってよろける、平衡感覚を失うといった症状を、一般的にふらつきといいます。

 

ふらつきがあると「何かの病気なのでは…」と心配になります。

 

ふらつきの原因と解消方法について調べていきます。

 

ふらつきの原因

 

ふらつきは、自律神経の不調が原因で起こる場合が多いそうです。

 

自律神経とは、意志とは無関係に作用する神経で、消化器・血管系・内分泌腺・生殖器な

 

どの不随意器官の機能を促進または抑制し調節する。

 

交感神経と副交感神経の二種類からなる。植物性神経。( 引用文献https://kotobank.jp/word/自律神経-535829)

 

この2つは体内で対象的な役割をしており、これらのバランスが崩れると急に立ち上

 

がった時に血圧の変化に耐えられず、ふらつきが起こります。

 

 

自律神経の乱れはストレスから!

 

自律神経が乱れる要因としては、身体的な理由と精神的な理由が考えられます。

 

長時間労働、運動不足や睡眠不足、対人関係の悩み、仕事のストレスなどが関係している

 

ことが多いです。

 

日々の行動が自律神経を乱している場合

 

日々の身体の栄養バランスが偏ってしまって、エネルギー不足から、ふらつきが起こる場

 

合。

 

アルコールの摂りすぎや乗り物酔いも、ふらつきをおこす原因となります。

 

日常的な行動が原因のふらつきの場合、その原因を取り除けば症状はおさまります。

 

病気が原因のふらつきについて

 

しかし日々の行動が原因ではない場合は、病気が潜んでいる可能性が高いです。

 

たとえば、脳梗塞や脳出血です。

 

脳梗塞が原因で起こるふらつき

 

脳梗塞とは、脳の血管が狭くなっているところに血液の塊(血栓や塞栓子など)が詰ま

 

ってしまい、血流が止まってしまうことで発症します。

 

脳梗塞では脳の一部の組織が破壊されてしまい、全身麻痺や意識障害、言語障害などの症

 

状を伴います。

 

ふらつきはその前触れと言われており、舌がもつれて話しができない、何を言っているの

 

かわからないといった症状が合わせてみられた場合には、脳梗塞の可能性を疑う必要があ

 

ります。

 

脳梗塞のサインを見逃すな!

 

脳梗塞を起こした人の約3割は、本格的な発作の前触れにふらつきなどの発作を体験してい

 

るそうです。

 

ふらつき以外にも、体の半身がしびれたり、力が入らなくなったり、物が二重に見えるな

 

どの脳梗塞に似た症状があらわれ、数分~30分間ほど続き、

 

前触れのあと、24時間以内の発症がとくに多いとされています。

 

すぐに専門医を受診して治療を行うことで、死の危険を回避することができます。

 

脳出血が原因で起こるふらつき

 

脳出血は、主に高血圧が原因で脳内に出血をきたす病気です。

 

ふらついてまっすぐ歩けなくなるといった症状が現れます。

 

早く処置を行わないと後遺症が残る恐れがあり、重度の場合は数分で死に至る可能性も。

 

脳出血が考えられる場合には一刻も早く病院へ行ってください。

 

その他にもふらつきの原因となる病気

 

他にもふらつきを引き起こす可能性がある病気として、次のものがあります。

 

・メニエール病
・貧血
・自律神経失調症
・熱中症
・起立性低血圧
・更年期障害

 

貧血

 

血液内の赤血球の数やヘモグロビン濃度が基準値を下回る状態のことです。

 

貧血になるとふらつくことが多くなるほか、めまい、顔色が悪くなる、息切れしやすくな

 

る、疲れやすくなる、手足が冷たくなるなどの症状がよくみられます。

 

ただし、このような自覚症状が現れないことも少なくないそう。

 

原因としては、女性であれば月経の出血、また女性に限らず胃潰瘍などによる胃や腸から

 

の出血が挙げられます。

 

便が赤かったり黒かったり月経後にふらつきが強い場合などには注意が必要です。

 

起立性低血圧

 

急に立ち上がったり、長時間立ち続けている時に、ふらつきやめまい、気が遠くなるとい

 

った症状を起こすことです。

 

朝礼で倒れるというのはこれでしょうか。

 

貧血に似ていますが、赤血球やヘモグロビンの減少が原因である貧血に対し、起立性低血

 

圧は血圧の低下によるもので、全く別の原因です。

 

自律神経失調症

 

自律神経失調症とは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れることで、体

 

と心にさまざまな症状が現れる状態のことです。

 

現れる症状には個人差があり、体のだるさや微熱・のぼせ、動悸、頭痛、めまい、

 

ふらつき、不眠・過眠、手足のしびれ、精神症状として不安やイライラ、情緒不安定、気

 

力・集中力の低下などがみられます。

 

更年期障害

 

閉経前後の5年間を更年期といい、この期間に日常生活に支障をきたすさまざまな症状が起

 

きるものをいいます。

 

更年期障害の症状は多種多様で200~300あるといわれていますが、ほてりやのぼせ、動

 

悸、手足の冷え、めまい、ふらつき、疲れやすい、うつ傾向、不眠、不安、情緒不安定な

 

どが典型的な症状と言われています。

 

更年期障害によるめまいやふらつきなどには、効果をあらわす漢方薬などが販売されてい

 

ます。

 

更年期では体のさまざまな場所に不調が起こりやすいので、漢方処方を活用して、

 

体全体のバランスを整えることもできます。

 

熱中症

 

熱中症とは、夏など温度の高い環境で過ごすことよって起こる体の異常です。

 

症状としては、軽度で顔のほてりやめまい、ふらつき、大量の発汗、筋肉痛など、

 

中等度で頭痛や嘔吐、体のだるさ、力が入らないなど、

 

重度で意識障害やけいれん発作などがみられます。

 

涼しい場所で休む、水分補給をしっかり行うなどし、よくならない場合や水分を取れない

 

ような場合にはすぐ受診しましょう。

 

耳の病気

 

良性発作性頭位めまい症やメニエール病などでふらつきが現れる耳の病気がありま

 

す。

 

特定の頭の位置をとることでめまいが起こる良性発作性頭位めまい症、

 

めまいと聞こえの症状(難聴・耳鳴り)を発作的に繰り返すのがメニエール病で、

 

いずれもグルグルと回るようなめまいが特徴です。

 

このような病気を発症すると、ふらつきを感じることがありますが、ほとんどの場合ふら

 

つきはめまいによるもので、めまいが起きることによって体がふらつくように感じます。

 

めまいの持続時間はそれぞれで違い、一般的に良性発作性頭位めまい症では数十秒程度、

 

メニエール病では20分以上~数時間続きます。

 

注意の必要な原因

 

以下のような原因でもふらつきが起こる場合があります。

 

薬の副作用

 

どのような薬でも副作用があり、降圧剤や精神安定剤、総合風邪薬など、

 

さまざまな薬で副作用の一つとしてふらつきが起こることがあります。

 

薬を飲んだ後にふらつきが現れることもあれば、ふらつき以外にも何かしらの症状が

 

現れる場合もあり、薬の種類やその時の体調などによって異なります。

 

初めて使う薬を飲んでふらつきが現れた場合には、処方を受けた病院で相談しましょう。

 

一過性脳虚血発作

 

脳の血管が詰まる病気を脳梗塞、脳の一部の血流が一時的に悪くなって短時間のみ神経症

 

状が生じるものを一過性脳虚血発作といい、

 

一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆としてみられることが多々あります。

 

脳梗塞の典型的な症状である、片方の手足や顔半分の痺れ・麻痺、言葉の障害(ろれつが

 

回らない、言葉がでない)、ふらつき、歩きづらくなるなどは、一過性脳虚血発作でも同

 

じような症状がみられます。

 

が、脳梗塞では症状が続くのに対して、一過性脳虚血発作では症状が5~15分、長くても

 

24時間以内になくなります。

 

自分でできる!ふらつきの対処法や予防法

 

ふらつきが起こっても慌てずに対処!

まずは落ち着ける場所でリラックス!

 

軽いふらつきでも、ゆっくり休める場所があれば休息をとることが大事。

 

転倒しないように、楽な体勢で

 

横になれる場所があれば横になり、リラックスしましょう。

 

市販薬を試してみる

 

ふらつきが続いたりする場合は、薬剤師の方に相談して、市販の薬を試みるのもよいでし

 

ょう。

 

万が一身体に異常が現れたり、一定期間以上服用しても効果がみられなかったりしたら、

 

病院へ行って専門医の診断を仰ぐようににしてください。

 

ふらつきを予防する方法

 

多忙や精神的なストレス、睡眠不足、アルコールの飲みすぎなど日々の行動でふらつきが

 

起こる場合も多くあります。

 

思いあたる時は、普段の生活を見直してください。

 

疲れやストレス

 

疲れやストレスが溜まると自律神経が乱れやすくなります。

 

この自律神経の乱れが原因となってふらつきが起こることも。

 

また、疲れやストレスは、病気などによるふらつきを悪化させる原因にもなります。

 

疲れたら十分に睡眠をとって体を休めてあげることも大事です。

 

また、食事による栄養補給も大切。

 

バランスのよい食事を心がけるとともに、疲労回復に効果のあるビタミンを積極的に取る

 

ようにしましょう。

 

ストレスを感じたら、趣味や娯楽の時間を作ってリフレッシュする、軽い運動をする、怒

 

りや不安などの感情を周囲の人に聴いてもらうなどして、ストレス発散をしましょう。

 

睡眠不足

 

睡眠不足が続くと脳に血液が回りにくくなり、ふらつきは一時的な血流不足でも起こるの

 

で、睡眠不足によって血流不足に陥るとふらつくことがあります。

 

睡眠不足なら睡眠時間を確保するのも大事ですが、良質な睡眠をとることも大切です。

 

眠りが浅いと感じたら、寝る前2~3時間に飲食しない、入浴は寝る2~3時間前に済ます、

 

リラックスできる環境を整える、自分の体に合った寝具を使うなど、良質な睡眠を確保す

 

る努力を。

 

アルコールの飲みすぎ

 

アルコールを飲みすぎると、血中のアルコール濃度が高まり脳の機能が麻痺して、

 

知覚や運動能力などが低下します。

 

その結果、ふらつきが起きるようになります。

 

自分の適量を知り、適量を守って飲むよう心がけましょう。

 

また、空腹時には飲まないようにする、ご飯を食べながらゆっくり飲む、飲酒時や飲酒後

 

にしっかりと水分補給をすることも大切です。

 

病気の可能性が低いと思われる場合は、生活習慣を疑い、リラックスできる時間を持つこ

 

とも重要。

 

忙しくても、湯船に浸かったり、栄養バランスを考えた食事をすることで改善されること

 

もあります。

 

軽い運動も効果があるそう。

 

良くならない時には

 

日常生活の中で気を付けても、ふらつきがいつまでもなくならない場合には、

 

病院を受診しましょう。

 

乗り物酔いの予防薬を服用する

 

酔い止めの薬を飲むことは薬効もさることながら、「薬を飲んだから、もう大丈夫」

 

という安心感も得られ、効果が期待できるそう。

 

服用する効果的なタイミングなどは、添付文書をよく読んでください。

 

ふらつきで病院を受診する場合は何科?

 

その前に病院へ行くべき症状は?

 

ひどいめまいやふらつきに合わせて以下のような症状がみられる場合、
・意識障害
・呼吸困難
・頭痛
・体の片側における運動障害
・言語障害 
脳梗塞や脳出血の可能性が疑われます。
 

ふらつきが何度も起こる場合、ふらつき以外に何かしらの症状がみられる場合、

 

または、定期的長期的に症状に悩まされている場合、

またなんか様子がおかしいと思ったら、一度病院へ行き病気でないか診てもらうのがよい

 

でしょう。

 

どんな時にどんな風にふらついたか、薬の服用歴、他の症状などメモしておいて、

 

詳しく医師に伝えましょう。

 

ふらつきが起こったら、まずは内科

 

何が原因でふらつきが起こっているのか、検査してみないとわかりません。

 

病気によって専門の診療科が異なります。自分でどれに当てはまるのかを見分けることは

 

難しい場合もありますので、迷う時にはまずは内科でみてもらうと良いでしょう。

 

問診を受けて症状を説明し、必要に応じて専門の病院を紹介してもらいます。

 

すぐに専門の医師に診てもらいたい方は、神経内科か脳神経外科を受診してください。

 

めまいの原因と対処法

 

今度はめまいについてです。

 

めまいの種類や原因、そしてめまいが起こったらどう対処すべきかを調べていきます。 

 

めまいを経験したことのある人は多いでしょう。

 

たかがめまいと軽く考えている人は要注意です。

 

特にめまいとともに耳鳴り、難聴、頭痛が起きることがあれば、重大な病気が潜んでいる

 

可能性も。

 

めまいの種類と起こるメカニズム

 

めまいの種類は大きく3つに分けられます。

 

ぐるぐると目がまわる「回転性めまい」、フワフワと浮いているような感覚の「浮動性(動揺性)めまい」、クラッとする「立ちくらみのようなめまい」。
 
それぞれ症状が異なり、主な原因も異なります。
 

回転性めまい

 

自分や周囲(天井や壁など)がぐるぐる回っているようなめまいです。

 

回転性めまいは、耳が原因であることが多いと言われています。(中には脳など、耳以外

 

の場合もあります)

 

そのため、回転性めまいを発症した際には、耳鼻咽喉科を受診してください。

 

耳鳴りや難聴が伴う場合、メニエール病や突発性難聴が疑われます。

 

メニエール病は、内耳を満たしているリンパ液が過剰になり、耳の蝸牛(かぎゅう)と呼

 

ばれる部分が膨れ上がる「内リンパ水腫」になります。

 

これにより、蝸牛や身体の平衡感覚を司る三半規管(さんはんきかん)の機能が乱れて起

 

こるといわれています。

 

メニエール病の場合、めまいは30分以上続きます。

 

また、耳が詰まった感じや難聴、耳鳴りが同時に起こります。

 

めまいが激しい場合には、吐き気や冷や汗などを伴う場合もあります。

 

この病気は、一度おさまっても、何度も発作を繰り返します。

 

発作を起こす頻度は人によって個人差がありますが、発作を繰り返すうちにめまいはおさ

 

まっても難聴や耳鳴りが残ってしまう場合もあります。

 

そのため、早期に適切な治療が必要です。

 

耳鳴りや難聴が伴わない場合は、「良性発作性頭位めまい症」という病気が疑われます。

 

この病気は、起き上がったり、寝返りをうったりして頭の位置を変えた時に、瞬間的にぐ

 

るぐると目がまわります。

 

吐き気を伴う場合もあります。このめまいの特徴は30秒~1分程度でおさまる点です。

 

耳の奥には「耳石(じせき)」という平衡感覚を感知するための組織と、身体の平衡感覚

 

を司る三半規管(さんはんきかん)という器官があります。

 

この耳石がはがれ落ちて、三半規管の中に入ってしまうことで耳石が神経を刺激し、回転

 

しているように感じてしまうのです。

 

浮動性(動揺性)めまい

 

 

身体がふわふわと浮くような感覚、姿勢が保つのが難しい、まっすぐ歩けない、といった

 

症状です。

 

浮動性(動揺性)めまいは「中枢性」「全身性」「薬剤性」「心因性」の4つに分けられ、

 

それぞれで原因は異なります。

 

 

中枢性めまい
脳の中でも小脳や脳幹に障害が起こることで発症します。

脳梗塞や脳内出血などの病気が原因の可能性もあり、激しい頭痛や嘔吐、手足のしびれや脱力感を伴う場合があります。

このような症状が出た際には、一刻も早く病院で診察を受けてください。

 

全身性めまい
全身性めまいは身体の一部分の障害が原因で起こるものではなく、身体全体の問題から発生するものです。

一番原因として多いのは「自律神経失調症」と言われています。

また、貧血や発熱などが原因である場合もあります。

 

 

薬剤性めまい
薬を服用している人で浮動性(動揺性)めまいがある人は、薬の副作用によるものかもしれません。

抗生物質や精神安定剤などで症状が出やすいといわれています。

市販薬でも出る場合があります。

薬を服用していてめまいが出るという人は、一度医師や薬剤師に相談してみることをおすすめします。

 

 

心因性めまい
耳や脳の病気でもなく、「特に異常がありません」と原因が分からない場合には「心因性」といわれる場合があります。

これは精神的なストレスや自律神経の乱れが内耳や脳幹の機能に悪影響をもたらして発症すると考えられています。

原因となっているストレスを取り除くことが大切です。

もし、長く続くようであれば、うつ症状や自律神経失調症に繋がってしまう場合もあるため、心療内科へ相談してみることをおすすめします。

 

 

立ちくらみのようなめまい

 

立ちくらみのようなめまいを経験したことのある人は多いのではないでしょうか。

 

急に立ち上がったときや、お風呂から出たときなど、一瞬目の前が真っ暗になることがあ

 

ります。

 

ひどい場合には失神してしまう場合もあります。

 

朝礼で倒れてしまう事ありますが、これに当たるんではないでしょうか?

 

 

これは、脳に流れる血液の量が一時的に不足してしまうことで起こるとされています。

 

身体の血圧は自律神経が調整をしています。

 

ストレスや疲労などで、自律神経が乱れることで、血圧の調整がうまくできなくなり、症

 

状が出やすいといわれています。

 

めまいが起きたときの対処法?

 

突然めまいが起こった場合にすべきことは何なのでしょうか。

 

 

 脳に異常が原因でめまいが生じている場合は命にかかわります。

 

下記にあてはまることがあれば、すぐに救急車を呼んで対処をしましょう。

 

・顔にしびれがある
・手足にしびれがある
・舌がもつれる(ろれつがまわらない)
・ものが二重に見える
・激しい頭痛が起こる

 

 

上記の症状が当てはまらない場合には、まずは下記の3つの方法で対処しましょう。

 

 

安静にする

 

 

突然めまいが起きた場合は、まずはその場で転倒しないように、できる限り安静にしまし

 

ょう。

 

無理に動くと、危ないので、転倒して怪我をする場合もあります。

 

立っている場合は座る、運転しているときは車を路肩に止めて休む、横になって休める場

 

合は横になるなどで、しばらく休みましょう。

 

刺激をなくす

 

可能であれば、外からの刺激を全て遮断します。

 

明るければ暗くする、音楽を聞いているのであれば、一度音楽を切るなど、

 

目や耳から入ってくる刺激をシャットダウンすることが重要。

 

 

めまいが続くようであれば、病院に行く

 

突然めまいにおそわれると誰しも不安になります。

 

多くのめまいは命に関わりませんが、中には命に関わるケースもあります。

 

また、メニエール病や突発性難聴など、その後の生活に影響が出る病気もあります。

 

症状が長引いたり、頻繁に起きたりするようであれば、一度病院で受診することをおすす

 

めします。

 

普段の生活でできる、めまいの予防方法

 

めまいの原因としてあげられる病気のほか、ストレスや疲労などで自律神経が乱れること

 

があげられそうです。

 

そのため普段の生活習慣を見直すことで、自律神経を乱さないようにすることがめまいの

 

防止にもいいようです。

 

 

ストレスをためすぎない

 

ストレスは精神的なもの、身体的なものがあります。

 

疲れを感じたときには早めに休む、精神的な負担を感じたときにはストレスフリーになる

 

リフレッシュを行うなど、心身ともにストレスをためないようにすることです。 

 

規則正しい生活をする

 

夜更かしなどで生活リズムが狂うと、自律神経も乱れやすくなります。

 

食事はなるべく決まった時間に3食とる、早寝早起きをする、など規則正しい生活を送るよ

 

うに心がけることです。

 

 

バランスのとれた食事をする

 

栄養バランスの良い食事を規則正しくとることが大切です。

 

めまいは血液の流れが悪くなることによって起こることもあるので、血液の流れを良くす

 

る青魚(さんま・さば・まぐろなど)や、血行促進機能があるビタミンEの摂取がおすすめ

 

です。ビタミンEはアーモンドやかぼちゃなどに多く含まれます。

 

また、アルコールを飲みすぎると平衡感覚が低下するため、適量にしましょう。

 

 

生活に適度な運動を取り入れる

 

 

適度な運動はストレス解消をしてくれます。

 

血流を良くするストレッチや、自分のペースで行えるウォーキングなどを日常生活に取り

 

入れてみてはいかがでしょうか。

 

めまいは、命に関わる危険なものではありません。

 

しかし、中には脳梗塞や脳卒中など恐ろしい病気が潜んでいることもあります。

 

耳鳴りや難聴が伴う場合には、耳の聞こえの状態にも大きく影響を及ぼす病気の可能性も

 

あります。

 

めまいが起こったとき、同時にどのような症状が出るか、病院に行った方がいいめまいか

 

を判断し、早めに対処を行うことが必要です。

 

 

まとめ
 
ふらつきもめまいも日ごろの生活習慣が深く影響していることがわかりました。
 
血流を良くするストレスをためない生活が大切だという事、
 
病気に対する知識も持っていて、いざという時に病院に急いだほうがいいか
 
判断する決め手になってきます。
 
それによって命が救えるかもしれないのです。
 
正しい知識を持って、毎日の生活に気を付けていきましょう。

 

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坐骨神経痛によくない生活習慣と姿勢(日本人の猫背)の関係

 

 

坐骨神経痛、腰痛で整形外科に通っていて

 

腰の牽引や電気をかけてもらっているのですが、

 

薬を飲むより、腰の牽引より日々、

 

毎日の生活の中で自分で気を付けるべきこと、

 

神経痛の予防になることを調べてみました。

 

今の自分に当てはまることがたくさん!!

 

あなたも当てはまるかもしれませんよ。

 

坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意

 

大切なセルフケア

 

神経痛は、身体のさまざまな所で起こります。

 

その中で、腰から足にかけて発生する症状を、「坐骨(ざこつ)神経痛」と言います。

 

坐骨神経痛自体は病名ではなく、腹痛や頭痛などと同じで、症状名になります。

 

慢性的に痛みがあると、日々の生活に支障をきたすことが、多くなります。

 

どのようにして坐骨神経痛は、予防、改善できるのでしょうか。

 

坐骨神経痛は、生活習慣を見直すのが、予防や再発防止につながります。

 

坐骨神経痛の治療には保存療法と手術療法があります。

 

しかし、いくら治療を行っても姿勢が悪かったり、腰に負担をかける生活をしたりしてい

 

れば、症状はよくなりません。

 

これらの治療の土台となるのはセルフケアです。

 

・正しい姿勢…足を組まずに座り、均一にお尻に負荷がかかるようにする。
・冷えを防ぐ…腰・足の冷えは、坐骨神経痛の悪化要因。
・肥満に注意…体重が増加すると、腰に負担がかかります。適度な運動を。

 

肥満は、特に腹部に脂肪が集中することで、お腹がぽっこりと出てきます。

 

お腹の前に重たい脂肪がつくと、重心は前方へと引っ張られます。

 

なので、多くの人は、無意識のうちに上体を少し後ろに反らせた姿勢をとって対応してい

 

るので、腰を反らせた姿勢によって腰椎の前方に凸のカーブを増強させることになりま

 

す。

 

また、肥満による体重増加は純粋に身体への負担を高めます。

 

一般に、立ち座りや物の持ち上げなどの動作時には、腰に体重の約2.5倍の負荷がかかると

 

言われています。

 

そのため、肥満による体重増加は、その2.5倍の負荷として、腰への負担を高めることに

 

なってしまうのです。

 

姿勢との関係

 

本来、私たちの脊椎(背骨)は横から見たとき、背骨が自然なS字状カーブを保っている

 

のが理想的な姿勢です。

 

ゆるやかに前後へのカーブを描いていて、これが、脊椎にかかる衝撃を分散するととも

 

に、さまざまな方向への柔軟な動きを行うために、大切な構造になっています。

 

このカーブが崩れてしまうと、身体のどこかへと負担がかかります。

 

この負担が集中しやすいのが、身体の“要”である腰になるのです。

 

姿勢の悪さが、腰痛や・肩こりの原因の1つと考えられています。

 

姿勢が悪いと内臓の働きにも影響を与え、関節や骨に無理な体重をかけ

 

体にかかる負担が多くなるのです。

 

一般的に、日本人にはいわゆる猫背が多いようです。

 

こうした、立っているとき、座っているときの姿勢の乱れが、腰椎への負担を高め、

 

坐骨神経痛を引き起こす原因ともなってしまいます。

腰痛予防にもなる正しい姿勢について

 

•立っているとき

 

頭のてっぺんを上に引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばし、

 

軽くあごを引いて、左右のかかとをくっつけて、つま先をこぶし1個分ほどあけて外側に

 

向けるのが理想の姿勢。

 

•座っているとき

 

背もたれある安定した椅子に密着するように深く腰かけることが理想的。

 

両膝をしっかり開き、膝に手を当てる。

 

胸を張るようにしながら、太ももの内側の筋肉をゆっくり伸ばす。

 

背もたれを使わず背筋をのばしていると、気が付くと猫背になってしまうので

 

猫背にならないように椅子に深く腰掛けることが大切です。

 

•寝るとき

 

うつ伏せ姿勢で寝る場合、臀部の筋肉がリラックスされ、その間を通る坐骨神経の圧迫が

 

とれ、症状が緩和します。

 

(お医者さんによってうつ伏せはだめという事もあるようです)

 

しかし、仰向けで寝る場合、臀部が圧迫され、神経症状が出ます。

 

腰痛があるときは前かがみや横向きの姿勢で寝ると痛みが軽減されます。

 

 

柔らかすぎる布団やベットは腰痛になる原因の1つなので、適度の硬さを選ぶことも大

 

切。

 

また、抱き枕を使用すれば体勢がとりやすいのでいいかもしれません。

 

運動不足による肥満や妊娠

 

腰痛の原因には肥満や妊娠もあります。

 

運動不足による肥満の方や、標準体重より重い人は適度な運動を心がけましょう。

 

ストレッチなどによって腰痛の症状が悪化しないようにすることも大切です。

 

腰痛になる原因も人さまざまなので、自分にあった方法で腰痛を改善しましょう。

 

日本人に多い猫背

 

猫背とは背中が丸っこくなっている状態です。

 

パソコン作業などのデスクワークによって最近では増えています。

 

この猫背による重心位置の変化も、腰への負担を高めるのです。

 

猫背の方は、骨盤が後傾し、膝が軽度曲がった状態で、肩甲骨は外に開いています。

 

そして普通は脊柱がS字になっているのですが、S字が崩れてしまいます。

 

姿勢の変化が生まれてしまい、本来の筋肉の長さが伸びたり縮んだりした状態になりま

 

す。

 

筋力も背中側とおなか側でバランスが悪い状態になります。

 

猫背の方は広背筋や脊柱起立筋と呼ばれる脊柱と骨盤つなぐ筋肉が伸張され緊張している

 

状態になります。

 

その反面、太ももの後ろにあるハムストリングスという筋肉は短縮します。

 

短時間であれば筋肉の長さは本来の長さに戻ろうとしますが、この姿勢を長く続けてしま

 

うと、伸びたり縮んだりした長さが当たり前になってしまうのです。

 

姿勢に対する意識を変えよう

 

大切な股関節等のストレッチ

 

猫背や悪い姿勢は筋肉に対して負荷を与え続けることになり坐骨神経痛を発症あるいは悪

 

化させると言われています。

 

最近は、スマートフォンやパソコンの普及により、社会人や子供も液晶に向かう機会が多

 

くなってきており、自然に体が前傾姿勢になる時間が長くなり、腰痛や首の痛みを感じる

 

ことが多くなってます。(スマホっ首)

 

長時間のパソコン作業など、同じ姿勢をとり続けることが坐骨神経痛の悪化を招きます。

 

パソコン作業が続いたときなど、股関節などのストレッチを行えば、下半身の筋肉の緊張

 

がほぐれ、血流も促進します。坐骨神経痛の軽減も期待できます。

 

特にストレッチをオススメするのが、腰と股関節、そして太ももの筋肉です。

 

股関節周りの筋肉が硬く、短縮してしまうと骨盤の動きを悪くし、腰椎への負担を高めま

 

す。

 

股関節周りには坐骨神経痛を引き起こす原因の1つともなる梨状筋という筋肉が付着してい

 

ます。臀部にある小さな筋肉ですが、この筋肉が硬くなると、梨状筋のすぐ近くを走行す

 

る坐骨神経を直接圧迫してしまいます。そのため、股関節のストレッチにより股関節周り

 

の筋肉を柔軟にしておくことが大切です。

 

腰の筋肉は、日常的な過度な使用によって、緊張が高まり硬くなってしまいます。

 

硬くなった筋肉は血流を阻害し、乳酸などの疲労代謝物質が蓄積してしまいます。

 

硬くなった筋肉には、直接の押圧によるマッサージやストレッチによってほぐしてあげる

 

必要があります。

 

もう1つ、効果的なのが太ももの後ろのハムストリングスと呼ばれる筋肉です。

 

この筋肉は一見、腰とは関係がなさそうですが、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症

 

による坐骨神経痛を訴える方は、この筋肉が硬くなっていることが非常に多いのです。

 

この太ももの後ろを走行している筋肉は骨盤から膝へと向けて付着しています。

 

そのため、この筋肉が硬いと、骨盤の動きがそれだけ制限されてしまうので、骨盤の可動

 

性が悪くなると、日常生活における腰への負担が増加してしまうのです。

 

日常的にストレッチを習慣とすることで坐骨神経痛になりにくい身体になることも期待で

 

きます。

我慢しないで早めに対処も必要

 

神経痛をはじめ、痛みは長く放置しておくほど、取り除くのが難しくなります。

 

痛みが長引くと痛みの記憶が脳に刻まれ、それが体にも心にも悪影響を及ぼすためと考え

 

られています。

 

現在では痛みの中枢に作用し、痛みをすばやく軽減する消炎鎮痛剤もあります。

 

痛みは我慢せず、早めに受診しましょう。

 

坐骨神経痛とストレスの関係

 

坐骨神経は臀部の筋肉の間を通っており、筋肉が硬くなると圧迫され神経痛を起こしま

 

す。

 

ストレスは、身体全体の筋肉が緊張して、神経を圧迫してしまいます。

 

血流も悪くなり、神経の症状を強くさせる原因にもなりえます。

 

坐骨神経痛とエアコンの関係

 

エアコンの当たり過ぎは、身体全体を冷やしてしまい、血管が収縮して血流が悪くなって

 

しまいます。

 

臀部の筋肉への血流が悪くなり凝り固まった状態になってしまうと、坐骨神経を圧迫し神

 

経症状が強くなります。

 

病院の先生にも「冷やさないでね。」と言われ、ホッカイロを貼って冷やさないように

 

しました。

 

坐骨神経痛の場合は、腰・お尻(および股関節)・太ももの裏などの筋肉を緩めると良い

 

でしょう。

 

原因がその部位にある場合は、それだけでも症状の緩和がみられることがあります。

 

坐骨神経の症状を抑えたいなら、車の運転も注意が必要

 

坐骨神経痛と運転の関係は密接ですので注意してください。

 

長時間の運転は病状を悪化させる可能性があります。

 

時間を決めて運転したり、運転の合間に、車を降りてストレッチ体操を行う方法も有効で

 

す。

 

坐骨神経痛の原因となる生活習慣

 

梨状筋症候群など主に梨状筋のコンディションに影響を与える原因を上げていきます。

 

長時間同じ姿勢(家事・育児・運転・パソコン作業など)
不良姿勢(ソファーなどにもたれかかって座る・足を組むなど)
歩行のクセ(歩く距離が長い・速度が速い・よく足を引きずる)
身体の酷使(テニス・ランニング・肉体労働など)
腰下肢の冷え(患部を湿布などで冷やすのは不適切)

 

姿勢の影響だったり、身体を酷使することで梨状筋および坐骨神経に物理的なストレスが

 

かり続けることが主な原因として考えられます。

骨密度の低下や中高年も坐骨神経痛が出やすくなると言われているので、日頃から食事や

 

適度な運動を心がけておくことも大切です。

坐骨神経痛に限らずですが、不健全な生活習慣を続けていると様々な疾患を引き起こすこ

 

とになってしまうので普段から気をつけておくことが大事ですね。

 

 

まとめ

 

このように坐骨神経痛と姿勢の悪さには深い関係があるのですが、それとともに坐骨神経

 

痛による姿勢の歪みを引き起こすこともあります。

 

つまり、姿勢の悪さで坐骨神経痛を引き起こすと、

 

さらにその痛みにより正しい姿勢をとることができなくなって、坐骨神経痛による姿勢の

 

歪みが見られるのです。

 

そして坐骨神経痛による姿勢の歪みにより坐骨神経痛を引き起こすと言った悪循環になる

 

ことも考えられます。

 

この坐骨神経痛による姿勢の歪みを改善するには、お腹の奥の大腰筋という大きな筋肉を

 

正常な状態にすることが重要で、その為には大腰筋の凝りをほぐす必要があるのです。

 

マッサージ・ストレッチの適切な強度

 

強い方が効きそうな気はしますが、刺激が強すぎると筋肉の繊維を壊してしまい、

 

感度の鈍い固い筋肉をつくりだしてしまうおそれがあります。

 

刺激の強さはやや物足りないか少し痛気持ちいいくらいでとどめておく方が無難です。

 

ちゃんとポイントに当たっていれば、弱い力でも効いてる感を得られるはずです。

 

マッサージ・ストレッチの適切な時間

 

マッサージをご自分で行う場合はあまり長時間行わずに、1ヶ所につき30秒~1分程度を目

 

安にしてください。

 

ストレッチは40秒ほどが血行改善に効果的という研究結果がありますので、参考にしてく

 

ださい。

 

回復にもちゃんとメカニズム

 

一度で効果を出そうとせずに、習慣として少しずつ行いながら筋肉の質を変えていく意識

 

で行っていきましょう。

 

マッサージ・ストレッチの注意ポイント

 

マッサージは、マッサージ機のもみ玉などでグリグリするようなことはやめましょう。

 

叩いたりグリグリすると筋繊維を壊してしまう危険性があります。

 

ストレッチは反動をつけると筋肉を防御収縮により硬くしてしまうおそれがあるので気を

 

つけましょう。

 

坐骨神経痛の原因は人それぞれで多種多様です。

 

日常生活での過ごし方でも大きく関わってくるので、思い当たることはないか見直して根

 

本的な改善を目指しましょう。

 

今自分はどの様な状態なのか?原因は何なのか?ということを

 

しっかりと把握することで、見えてくると思います。

 

高齢者だけでなく、若い方、働き盛りの方、多くの方が坐骨神経痛に悩んでいます。

 

坐骨神経痛を起こしてしまうと、腰や脚の痛み、しびれといった症状に苦しみ、

 

日常生活に支障をきたします。

 

マッサージやストレッチもやり方次第では効果的なので、日頃のケアとして取り入れなが

 

ら坐骨神経痛に悩まされない日々を過ごせるようにしていきたいですね。

 

症状がぶり返したりする場合は、普段から酷使して、負担が蓄積しているか、

 

原因部位が他にあることも考えられるので痛みがひどくなるようなら、専門家に相談して

 

くださいね。

 

 

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