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男性の更年期障害 女性と違う?治療法や症状

 

 

更年期障害って言うと中高年のおばさんのイメージがありましたが

 

最近は男性にも更年期障害があるって言われてきています。

 

男も更年期障害?

 

あなたは「更年期障害」は、女性だけが発症するものと思っていませんか?

 

男性も更年期障害になることがあると言われて久しいです。

 

男性には月経がないので、閉経の前後5年を指す「更年期」もありません。

 

しかし、加齢とともに男性ホルモンの分泌が減少し、女性の更年期障害と同じような症状

 

が出てくることがあります。

 

男性ホルモンは全身に作用し、筋肉や骨を強くする、性機能を正常に保つなどの働きの

 

ほか、判断力や理解力などの認知能力を高める役割を果たしているのです。

 

男性ホルモンの働きは多岐にわたるため、低下するとさまざまな症状が現れます。

 

そういわれると、年を取ってくると男の人も頑固で怒りっぽくなることがありますね。

 

その状態を「男性の更年期障害」と呼ぶことがあります。

 

発症しない人もいますが、男性ホルモンの分泌が減少し始める40歳以降なら、

 

誰でも更年期障害になり得るといわれています。

 

男性の更年期障害は、次の2つに分けられます。

初期更年期障害 40~50歳くらいから始まる
熟年期障害 60歳以降

 

初期更年期障害 40~50代で現れる症状
・不安感が強くなる、憂鬱
・やる気が出ない
・イライラする
・不眠
・意味のない喪失感、寂しいなど軽度のうつ症状

 

身体的な症状
・肥満
・頻尿
・疲労感
・発汗、ほてり
・筋肉痛
・関節痛など

 

熟年期障害 60歳以降
熟年期障害は体調不良が発端ともいわれています。
暴飲暴食や運動不足などの不摂生を続けてきたところに、男性ホルモンの分泌が減少すると、脂質代謝や糖代謝に異常をきたします。

そして、次のようなメタボリック症候群が引き起こされます。

身体的な症状
・高血糖
・高血圧
・脂質異常
・動脈硬化

 

その後、疲れやすい、ちょっと動いただけでも息切れがするなど体調不良とともに、

 

熟年期障害が起こります。

 

放置すると、糖尿病、高血圧など動脈硬化の原因にもなります。

 

何科に行けばいい?

 

男性の更年期障害を考えた時は、泌尿器科を受診する方が多いようです。

 

近年は専門外来やメンズヘルス専門外来などを設置している医療機関も増えています。

 

医療機関では問診や血液検査が行われ、心身状態や男性ホルモンの分泌量などを調べま

 

す。

 

国際的には血中のテストステロン(男性ホルモンを構成する成分)の値を見て男性更年期

 

障害と診断します。

 

日本では活性型“フリー・テストステロン”の値を基準としています。

 

血中のフリー・テストステロン値が11.8pg/mL以上であれば正常です。

 

しかし、8.5pg/mL未満だったり、身体的な症状が強く表れていたりする場合に男性更年

 

期障害と診断されることが多いといわれています。

 

テストステロンの減少に合わせて現れる身体的症状は次のようになります。

・だるさ
・やる気が出ない
・不眠
・食欲・性欲・意欲の減退など

 

女性の更年期症状と似ていますね。

 

処方される薬は?

 

検査の結果、男性ホルモン値(フリー・テストステロン値)がさほど低くなかったり症状

 

が軽度だったりするときには、症状に対応した薬や漢方薬が処方されることがあります。

 

処方される漢方薬は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などです。

 

だるさ、気力がない、疲れやすいなどの症状に有効です。

 

漢方薬は次のような体質を改善します。
・体力減退
・食欲不振
・ED(勃起不全)

 

不安症やうつ症状がみられるときは、抗不安薬や抗うつ薬が処方されます。

 

また、男性ホルモンが低下すると骨が弱くなってくるため、骨粗しょう症薬を使うことも

 

あります。

 

さらに、勃起力や性欲が低下するなどの性機能に関わる症状がある場合は、ED治療薬が処

 

方されます。

 

男性ホルモン値(フリー・テストステロン値)が顕著に低いと、次のような症状が現れま

 

す。

精神・心理症状
・性欲の低下やED
・抑うつ感
・落胆
・不安
・疲労感
・記憶力や集中力の低下
身体症状
・発汗
・ほてり
・睡眠障害
・関節・筋肉関連

 

症状が重いときは男性ホルモン(テストステロン)補充療法が行われます。

 

男性ホルモンを注射で直接血液に補充するので即効性があり、効果的です。

 

テストステロン製剤注射は保険適用の治療法で、2~4週間に一度、お尻や腕に注射をしま

 

す。(※保険が適用できない場合もあります。)

 

注射による男性ホルモン補充療法は、3か月程度行って効果を見ます。

 

効果がある場合には、1年を目安に補充療法を継続していきます。

 

補充療法は、約6割の患者さんで効果が見られますが、効果がない場合は、うつ病など、ほ

 

かの病気が疑われます。

 

その場合は、精神科などでの治療が検討されます。

 

注射以外は、次のような補充療法になります。
・飲み薬(症状が比較的軽いとき)
・塗り薬
・貼り薬

 

しかし、テストステロンを使用すると、精巣機能が低下することがあり、

 

子供ができにくくなるかもしれません。

 

将来的に子供をほしいと思っている人には、テストステロンに替わるhCG(ヒト絨毛

 

(じゅうもう)性性腺刺激)ホルモンを注射し、男性ホルモンの分泌を促すこともありま

 

す。

 

hCGは精巣に働きかけ、精子形成を促進するホルモンです。

 

また、男性ホルモンには造血作用があるため、テストステロンやhCGホルモンの投与量が

 

多いと多血症になり、脳梗塞を発症する恐れがあります。

 

男性ホルモンは、前立腺がんを進行させる可能性があるため、前立腺がんの患者さんは治

 

療が受けられません。

 

また、肝臓に負担がかかる可能性があるので、肝臓病がある人も受けられません。

 

副作用にも十分な注意が必要です。

 

そのため、治療中は定期的な血液検査が必要になります。

 

日常生活で気をつけること


良質な睡眠をしっかりとる

 

睡眠が十分とれていないと、男性ホルモンの分泌量が少ない状態が続きます。

 

男性ホルモンの分泌量は一定ではなく、日内変動します。

 

分泌量が多いのは寝ている時なので、朝起きた時には分泌量も多いのですが、夕方が近づ

 

くにつれて少なくなります。

 

ストレスをため込まないようにする

<

 

過剰なストレスは男性ホルモンを生成する能力を低下させます。

 

できるだけストレスはためず、自分なりのやり方でストレスを解消してください。

 

適度な運動を続ける

 

下半身の筋肉を動かす運動をすると、男性ホルモンの分泌量が増加するといわれています。

 

主に大腿(だいたい)筋(ももの筋肉)や下腿(かたい)筋(ふくらはぎの筋肉)を動か

 

すと効果的です。

 

簡単にできるものでは次のような運動があります。

・エレベーターやエスカレーターはなるべく使わずに階段を上り下りする
・歩くときは早歩きにする
・スクワットなどの筋力トレーニングを毎日続けるなど

 

競争心を持つ

 

他者と競い合うと男性ホルモンは分泌量が増えるといわれています。

 

競うのはスポーツでもいいし、ゲームでも構いません。

 

男性ホルモンの分泌量が増えると、更年期障害の予防にもなります。

 

まとめ


男性の更年期障害を改善するには、次の二つが大切になってきます。

 

・男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少するのを阻止する

 

・テストステロンの分泌量を増やしていく

 

男性も女性も平均寿命が延びてきて、これから楽しもうという時に更年期に煩わさ

 

れないように、ストレスをためずに、適度な運動、バランスの取れた食事、

 

いい睡眠をとって元気な老後を楽しみましょう。

 

更年期障害を予防し、今まで以上に躍進できるよう、心と身体を整えていきましょう。

 

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更年期障害の症状は・対策はどうしたら?サプリメントと薬の効果は?

 

 

今、人生は100年と言われています。

 

年金ももらえるのが、高齢になってからで、老人にはまだまだ働いてもらおうと政

 

府の考えです。

 

私たち女性は、更年期になっても働き続けないといけないわけで、身体がつらければ、働

 

けない。

 

しかし、働かないと生活できないということになると困ってしまいます。

 

だから、そうならないために今から更年期とうまく付き合っていく方法を考えていきま

 

しょう。

更年期障害とは

 

女性は年齢とともに4つのライフステージ思春期・性成熟期・更年期・ 高齢期があると言

 

われています。

 

個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経時期をはさんだ前後10年間

 

(一般的に45~55歳頃)を”更年期”といいます。

 

更年期は誰にでも訪れるのですが、更年期障害を感じるかは個人差があります。

 

年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が

 

減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれます。

 

ただ、更年期の症状はエストロゲンの減少だけでなく、心理的な要因(仕事や家庭環境な

 

ど)も複雑に関与するため、個人差が大きく、全身のあらゆる箇所にあらわれ、 

 

不調をほとんど感じないで過ごす人もいれば、日常生活に支障が出るような重い症状に悩

 

む人もいます。

 

また、どんな症状を感じるか、その数や種類も人によって異なりますし、同じ症状でも日

 

によってつらさが違うこともあります。

 

更年期における様々な不快な症状は、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と密接な関

 

係があります。

 

エストロゲンは8・9歳頃から卵巣で分泌され、その分泌量は30代半ばにピークを迎えま

 

す。

 

これ以降、卵巣機能が低下するに従って、エストロゲン量は徐々に減っていき、40代半ば

 

からは急激に減少します。

 

この突然の変化に体がついていけず起こるのが「更年期障害」と呼ばれる不調が表われる

 

のです。

 

エストロゲンの分泌をコントロールするのは脳の視床下部にある下垂体と呼ばれる部分で

 

すが、45歳を過ぎるころから、いくら下垂体が「分泌」の指令を出しても、 卵巣機能の衰

 

えによってエストロゲンは出にくくなります。

 

これを受けて、下垂体はさらに「分泌」を指令しますが、やはり分泌されません。

 

このために脳が混乱をきたし、 視床下部は、からだの様々な機能を調整する自律神経もコ

 

ントロールしているため、この混乱が自律神経にも伝わり、のぼせや冷えなど様々な不調

 

が起きてしまうのです。

 

 

更年期を上手にすごすために

 

更年期障害は、加齢やエストロゲンの欠乏といった身体的ストレスに加えて、

 

性格などから由来する心理的因子、仕事や家族関係(家庭環境)などに起因する社会的因子

 

が重なって関与します。

 

大きな原因は加齢に伴う身体的な変化であるといわれています。

 

ストレスを感じやすい環境にいると、心身が不安定になり、症状も悪化します。

 

更年期は、子供の独立や親の介護、職場での立場や人間関係の変化など、人生が変わる時

 

期と重なるため、ストレスとうまく付き合うことが必要かつ大事なのです。

 

更年期の期間は、ちょうど折り返し地点。

 

「更年期だから」と必要以上に恐れたり、不安になるのではなく、家族や友人に話すこと

 

で理解を得たり、積極的に趣味やスポーツに取り組むことで悩みやストレスを解消するこ

 

とで、上手に乗り越えていきましょう。

 

自分自身でつらいけれど、更年期かどうかわからない場合、また日常生活が続けられない

 

ほど症状が続く場合は、医療機関を受診して、専門家の判断を待ちましょう。

 

更年期と思っていても、他の病気が隠れている場合もあります。

 

また、市販で売られている医薬品でも今はいいものがたくさんあるので症状を緩和した

 

り、更年期を上手に乗り越えるためのひとつの選択肢です。

 

更年期障害は一種のストレス性疾患とも考えられています。

 

一人ひとりその背景が異なるので、婦人科を受診する際は自分におきているからだの変化

 

や心配事をメモに書いて、持参し医師に相談してみましょう。

 

代表的な更年期の症状

 

日本人の更年期女性にみられる不定愁訴として肩こりや疲れやすさが多く報告されていま

 

す。

 

更年期症状特有ののぼせ、発汗などといった症状も25%以上の女性にみられています。

 

更年期女性は、何らかの形で症状が出ています。

 

この症状が日常生活に支障が出る人は更年期障害ですので、婦人科に受診することをおす

 

すめ。

 

 気になる症状があれば、婦人科を含めた医療機関への受診をし、かかりつけ婦人医・薬剤

 

師をつくり、日常のふとした不調も気軽に相談するのもいいですね。

 

主な症状【体の症状】だるい たちくらみ 疲れやすい 耳鳴り
のぼせ 動悸 ほてり 手足のしびれ 多汗 関節の痛み 手足の冷え
からだのかゆみ 腰痛 肌や目、口の乾燥 肩こり 頭痛 尿トラブル
めまい

 

【心の症状】イライラ 不眠 不安感

 

女性ホルモン減少で脳が混乱 自律神経も乱れやすく

 

更年期を迎えると卵巣機能は低下する為、若い時のようにエストロゲンを分泌できなくな

 

ります。

 

女性ホルモンは、脳の視床下部からの司令により卵巣から分泌されます。

 

視床下部はさまざまなホルモンの分泌をコントロールするとともに、体温調節や呼吸、消

 

化機能の調節、精神活動などを司る自律神経のコントロールセンター。

 

ところが、卵巣の機能が衰えると、脳がいくら「ホルモンを出せ」と指令を出しても分泌

 

できなくて、脳がパニックを起こして通常の何倍もの指令を出すために、異常な発汗、イ

 

ライラ、めまいなどの症状があらわれるのです。

 

一つとは限らず、色々重なって症状が現れることもあります。

 

それが更年期なのか、病気なのか判断が難しいです。

 

病院とうまく付き合って、更年期を上手に乗り切ることが大事になってきます。

更年期を迎えると、女性ホルモンの減少を食い止めることはできませんが、自分に合った

 

対策を上手に行うことで、その症状をやわらげることは可能です。

 

 

更年期付近から注意したい病気

 

生活習慣病のリスクが上昇

 

糖尿病や動脈硬化に注意

 

女性ホルモンの働きには、血管をしなやかに保ち、動脈硬化の予防や内臓脂肪の分解をし

 

やすくするなどがあり、男性と異なり女性は生活習慣病の発症が抑えられていました。

 

しかし閉経以降は女性ホルモンの保護がなくなり、「脂質異常症」「動脈硬化」「糖尿

 

病」など生活習慣病へのリスクも高まっていきます。

 

動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞など、重大な病気を引き起こす危険因子であるため、特に

 

閉経後の女性はこれまで以上に注意が必要です。

 

【 脂質異常症(高コレステロール血症) 】

 

私はこれです。若いころから痩せているにもかかわらず、すでに40代から数値が高く、食

 

事制限しても変わらず、今では数値がとても高くなってしまっていますが、まだ様子見で

 

いいと先生に言われています。

 

閉経後の女性の血液中では、総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪

 

が増加します。そしてHDL(善玉)コレステロールは減少します。

 

このような変化はいずれも動脈硬化を促進し、心臓や血管に悪影響を与えます。

 

骨粗しょう症に注意

 

更年期を迎えると、エストロゲンの急減によって骨代謝のバランスが崩れ、閉経後、1年に

 

2%ずつ骨量は減り、10年後には20%も減少するといわれています。

 

若い時に蓄えた骨の量が減少して骨がもろくなり、骨折リスクが高まります。

 

閉経後にはなるべく早く骨密度測定を受けましょう。

 

私はこれも40代から整形外科に通って、カルシウムの薬を定期的に飲んでいます。

 

そして、半年に1回、骨密度を計っています。

 

背中がまがる、若い時より2cm以上身長が縮むなどの症状が出てきたら要注意です。

 

私も身長、ただでさえ低いのに、縮んできています。

 

医療機関を受診するようにしましょう。

 

若年性更年期について

 

もしかして更年期障害?まだ30代なのに、もう更年期障害が始まったの?という方。

 

最近、30代から40代半ばの女性でも、生理不順になったり、月経が無くなって、女性ホル

 

モンの分泌が乱れている人が急増しています。

これは、ストレスや無理なダイエット、食生活を含めた不規則な生活などにより、

 

早いうちから徐々に卵巣機能が低下してしまったと考えられています。

 

このような状態になると、ほてりや手足の冷え、めまい、落ち込みなど更年期障害に似た

 

症状になります。

 

このプレ更年期に起こる様々な不調が「若年性更年期障害」と呼ばれています。

 

プレ更年期の不調に悩まされた人は、引き続き更年期を迎えた時の症状もひどく現れるこ

 

とがあります。

だからこそ、日々のストレス解消や規則正しい生活を心がけ、プレ更年期からしっかりと

 

対策を取り、乗り切ることが大切です。

 

食生活でケア 

更年期には、女性ホルモンの急激な減少の影響により、さまざまな不快症状が現れます。

エネルギー、脂質、骨の代謝も変化し、栄養が過剰あるいは欠乏状態になりやすく、心身の健康バランスをくずしやすくなります。
更年期の女性に適した食事や食生活とは、やはり「バランスのよい食事」が一番肝心、という答えにたどりつきます。
バランスよく食べることが重要です。

 

正しい食事バランス 主食:副菜:主菜=3:2:1

 

オススメしたいのがご飯と味噌汁に、魚料理、おひたし、煮物などを組み合わせた「和

 

食」。

 

1日1、2回は意識して魚料理を取り入れ、緑黄色野菜を使った副菜を手の大の小鉢で昼夜

 

1皿ずつ加えるとバランスもよくなります。

 

デザートには皮ごと食べられるブルーベリーやリンゴなどをはじめ、栄養価の高い旬のフ

 

ルーツを1日200gを目安に取り入れてみてください。

 

大豆食品を多く取り入れましょう。

 

大豆イソフラボンは大豆の胚芽部分に多く含まれる抗酸化物質の一種です。

 

女性ホルモンと似た働きをする成分として注目されています。

 

大豆は食物繊維やオリゴ糖も多く含み、加齢とともに乱れがちな腸内環境を整えてくれる

 

上、骨を強くするカルシウムも豊富です。

 

タンパク質・ミネラル・食物繊維・ビタミンなども含まれていて、女性に優しい食品で

 

す。

 

運動でケア  今日では適切な運動習慣が更年期にも有効であることが明らかになってきました。
国内では、更年期障害を有する女性において自転車エルゴメーターによる運動、ウォーキングや水中歩行で「更年期症状の重症度を表す指数が、運動前に比べて明らかに下がった」という結果が報告されています。
海外でも同じくウォーキングを中心とした有酸素運動やヨガでも効果があったという結果が出ています。運動の種目は楽しく無理なく継続できるものが望ましいので、若い頃から親しんでいるものがあれば、それを続けるのもよいでしょう。

 

具体的なプログラムとしては主運動としての有酸素運動に加えてストレッチングとウエイ

 

トトレーニングを行うのが理想的です。

 

有酸素運動は、酸素を十分に取り入れつつ全身の筋肉をリズミカルに収縮でき、ウォーキ

 

ング、ジョギング、サイクリング、水泳、ダンスなどがこれにあたります。

これにより
体力の維持増進
酸素利用率の増加
脂肪代謝の促進
などの生活習慣病の予防効果もあります。

 

1週間に3~4回が望ましいですが、日頃運動していない人はあまり無理をせず、体調に合

 

わせて、徐々に回数を上げていけば大丈夫です。

 

大切なのは続けること。

 

運動時間は、できれば1日あたり30~60分程度行い、1週間の合計が140~160分になるよ

 

うにするとよいでしょう。

 

注意としては、運動する時間帯は食事をしてから2時間後くらいがよく、早朝空腹時、食後

 

すぐ、入浴後、飲酒後などは行わないように。

 

医療機関でケア 

世界の更年期医療のスタンダードとして先進国を中心に多くの女性に使用されているHRTですが、日本では正しい情報が十分に広まっていなく、普及は遅れています。HRTの使用方法

HRTは、身体内に不足していた卵胞ホルモン(エストロゲン)を貼り薬、飲み薬や塗り薬によって補充する療法です。
HRTは閉経後どのくらい経つか、子宮があるか、出血を望むかなどによって、使う製剤と使用パターンが違ってきます。
どんなやり方を選ぶのか、自分の体の状態を知るとともに「自分はどうしたいか」を考え、医師と相談して決めましょう。

 

乳がん、子宮体がん、血栓症にかかってる人、過去にかかっていた人は原則としてHRTを

 

受けられません。

 

ヘビースモーカーの人も血栓ができやすくなるため受けることはできません。

 

また子宮筋腫、糖尿病、高血圧、肝機能・腎機能障害、胆のう疾患がある場合には、投与

 

方法や投与量を工夫しながら行います。

 

それ以外の人は、これまでにかかった病気や体質に関係なく、HRTを受けることができま

 

す。

 

漢方薬

 

漢方薬は、その患者の体質、体型や自覚症状などを総合的に判断し、症状ごとにどの漢

 

方薬を使うかが決まります。

 

その判断のものさしとなるのが「証」と呼ばれるものです。

 

「証」とは、漢方用語。証候ともいう。
独立した診断概念で、疾病のある段階における病人の自覚・他覚症状などをもとに、
病因、病位 (病の位置)、,病性 (病の性情) ,病勢 (病の勢いや方向) などの病理を概括したもの。

 

更年期の症状には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうよう

 

さん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)がよく処方されます。

 

風邪の症状に用いられる漢方薬などの例外もありますが、漢方薬は西洋薬と比較して、

 

一般的に効き始めるまでに時間がかかるといわれてます。

 

漢方薬は、西洋薬のようにある症状をピンポイントに狙って治療するのではなく、体質を

 

改善し、体全体としての治癒力を高めるように作用することがあげられます。

 

漢方薬は副作用が少なく、安全性が高いと思われている漢方薬ですが、「証」に合わない

 

薬の服用によって効かなかったり、副作用が起きることがあります。

 

「小柴胡湯(しょうさいことう)による間質性肺炎」の重篤な副作用の症状も過去に報告

 

されています。

 

漢方薬を服用して、体調がおかしいと感じたときは、服用をやめて、すぐに医師や薬剤師

 

に相談しましょう。

 

抗不安剤・抗うつ薬

 

抑うつ気分は多くの人が更年期に経験する症状ですが、気分の落ち込み、不安感や焦燥感

 

が強い場合は、抗不安薬・抗うつ薬などの向精神薬も有効です。

 

服用には医師の診断が必要ですので、症状がひどい場合は婦人科の受診をし医師に相談し

 

ましょう。

 

心理療法・カウンセリング

 

背景にある心理・社会的要因への対応として行います。

 

各種薬物療法と併用できることもあり、一定の効果も期待できます。

 

サプリメント・市販の医薬品でケア 

 

市販の医薬品 薬局やドラッグストアなどで市販されている医薬品を用いることも、一つ

 

の方法です。

 

用法・用量を守って服用することで特定の症状改善効果が期待できますが、飲み合わせに

 

注意が必要なものもありますので、薬剤師によく相談した上で購入してください。

 

サプリメント

 

手軽にいろいろなものが手に入ります。

 

女性ホルモンの働きを助ける成分には種類があるため、自分に合ったサプリメントを選び

 

ましょう。

 

更年期症状の緩和が期待されているサプリメントを紹介します。

 

大豆/イソフラボン
大豆は食品として、サプリメントとして更年期の症状緩和に用いられてます。
高濃度のフィトエストロゲン(ダイゼイン、ゲニステイン)が含まれており、エストロゲン作用を示すものと考えられていますが、更年期症状については、わずかに改善にとどまるものの、心血管系には良い影響を与え、骨代謝も改善が期待できるそう。現在のところ更年期症状に関する最終的な結論は出ていません。

 

•大豆イソフラボン代謝物/エクオール

女性ホルモンに似た働きをする成分“エクオール”を摂取するという方法が注目されています。女性ホルモン様作用が認められた「エクオール」
エクオールは大豆イソフラボンに含まれるダイゼインの代謝物。
これが女性ホルモンに似た働きをするといわれています。
エクオールを1日10㎎摂取することで、エクオールは血管にも骨にも有効で、ほてりや肩こり等の更年期症状の改善、骨粗しょう症の予防、女性のメタボ改善、肌の老化に対する効果など、様々な効果があることが研究発表で報告されています。

エクオールについては動物および人での安全性データが揃っており、安心して摂取できるものです。このような成分を上手に活用していくとよいでしょう。

 

•レッドクローバー
レッドクローバーはヨーロッパおよびアジア原産の豆科の植物で、大豆と同様に、ゲニステインやダイゼインなどイソフラボンを含有しています。大豆と同様に更年期の症状緩和や骨量低下予防目的で使用されており、安全性も高いとされています。しかしその効果は明らかではなく定まっていません。

 

•ブラックコホシュ
ブラックコホシュは北米に分布するキンポウゲ科の植物です。「女性ホルモンのバランスを整える」「更年期のほてりを軽減する」などといわれ、欧米では更年期症状緩和のサプリメントとして人気ですが、有効性についての報告は一貫していません。

 

•ザクロ
ザクロは「天然の女性ホルモン(エストロゲン)が含まれ更年期症状を緩和できる」と一時期ブームになりましたが、国民生活センターの調査では女性ホルモン様作用は認められませんでした。現在のところ有効性や安全性に関して信頼できるデータはありません。

 

•ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、「女性ホルモンの働きを助け、糖代謝を改善する」「体質を改善し若返る」などと謳われ日本では人気があります。
一方で各種アレルギー反応が起こる可能性があり、注意が必要です。

 

•その他のハーブ・サプリメント
上記以外にも更年期症状に対して用いられるハーブ・サプリメントは種々あり、イチョウ葉、ホップ、当帰、月見草、朝鮮人参、バレリア、甘草、メハジキ、レモンバーム、自然薯などがありますが、有効性を示すデータはきわめて少ないのが現状です。

 

香りでケア 

 

アロマセラピーは、エッセンシャルオイル(精油)を用いて、その香りを楽しんだり、リ

 

ラックスしたり、さらに病気の治療や症状の緩和などのための補完・代替医療の1つで

 

す。

 

更年期障害は、エストロゲンの分泌低下によって、女性ホルモンのバランスが崩れること

 

と言われているため、アロマセラピーでは、更年期障害に対して、エストロゲン様作用を

 

持つエッセンシャルオイルを用いると良いようです。

 

クラリセージには、酢酸リナリル、リナロール、スクラレオールなどが含まれており、こ

 

れらの成分には女性ホルモン様作用があります。

 

下の図のような、性ホルモン様作用をもっているエッセンシャルオイルは上手に利用する

 

ことで更年期障害に伴うさまざまな不定愁訴に対して効果を発揮するといわれています。

 


更年期障害に対するアロマセラピーの方法 詳しくはこちら

 

エストロゲンを補う方法とは?

 

食べ物から摂取する 

 

食事には大豆由来食品(豆腐、納豆、みそ、おから、油揚げ等)を取り入れましょう。

 

 これらの食品には大豆イソフラボンが含まれています。

 

大豆イソフラボンとエストロゲンは分子構造が似ているので、大豆イソフラボンはエスト

 

ロゲンの働きを助け、足りないところを補助します。

 

一方、自然のエストロゲンを食品で補うのは基本的に困難なので、基本となるのはバラン

 

スのとれた食生活です。

 

良質な睡眠をしっかりとる

 

睡眠時間は最低でも6時間は確保したいものです。

 

女性ホルモンの分泌は微妙なバランスで保たれているので、わずかのストレスでも分泌が

 

乱れることがあります。

 

更年期においても睡眠不足は避蹴るようにしてください。

 

特にホルモン分泌が活性化する夜10時~深夜2時に深い睡眠をとると、女性ホルモンの分

 

泌が活発になります。

 

体を温める

 

湯船に漬かって体を温めるとストレスが軽減され、女性ホルモンの分泌が整います。

 

さらに、ストレスがなくなり自律神経がスムーズに働くと、臓器血流がよくなってエスト

 

ロゲンの分泌も活発になります。

 

エストロゲンを補う方法

 

エストロゲンを補う治療法と薬には、先にも述べたホルモン補充療法(HRT)がありま

 

す。

 

更年期症状、更年期障害の治療方法で、閉経前後に不足してきたエストロゲンを補充する

 

治療です。

 

現在、日本では、飲み薬、塗り薬、貼り薬が保険適用で処方されています。

 

ホルモン補充療法を施すことで、ほてりや多汗などのホットフラッシュ、睡眠障害、関節

 

痛等の緩和、抑うつ状態の改善、骨密度増加といった更年期障害の症状を軽減する効果が

 

あります。

 

ホルモン補充療法を始めて1~2ヶ月ほどすると、副作用が現れることがあります。

 

・胸の張り感 ・おなかの張り感 ・おりものの増加 ・胃の不調など

 

また、ホルモン補充療法では、子宮体がんの発症を抑えるためにプロゲステロンという女

 

性ホルモンを併用して用います。

 

すると、月経のように、性器からの出血を周期的に起こします。

 

しかし、5年以上連続してエストロゲン・プロゲステロンを含むホルモン補充療法を行う

 

と乳がんを発症する確率が高まるといわれています。

 

副作用やがんの可能性を医師に相談しながら、治療を受けるようにしましょう。

 

・経口薬:プレマリン、ジュリナなど

・塗布薬:ディビゲルなど

・貼付薬:エストラーナ、フェミエストなど

 

 

エストロゲンまとめ

 

エストロゲンは、丸みのある体形や肌のツヤなど女性らしさを引き出す大切なホルモンで

 

す。

 

また、生きていくうえで不可欠な生命維持ホルモンでもあります。

 

更年期にはエストロゲンの不足やホルモンバランスの乱れからさまざまな症状が生じま

 

す。

 

不足ぎみのエストロゲンを補うには、食事や睡眠など生活習慣の改善が大事になります。

 

規則正しい生活や質のいい睡眠、バランスの取れた食事や毎日の運動など、気を付けられ

 

るものばかりです。

 

毎日の生活の中で、ちょっとの心がけで気持ちいい生活ができるなら、心がけて

 

それでも、心や体がヘルプと言ったら、専門家のアドバイスを受けるのも一つの

 

手です。

 

そのうえで、ホルモン補充療法などを医師に相談するようにしてください。

 

これで、更年期というものがわかって、自分に合う治療法を見つけて

 

生き生きとした毎日を送りたいですね。

 

 

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見てください。この口コミの良さ。

 

この画像を見て、猫ちゃんたちの毛ツヤの良さや、カリカリの食べる勢いに

 

猫たちの健康なことを感じます。

 

今まで、いろんな猫カフェを見てきましたが、

 

中にはほんとに猫に愛情を感じているんだろうかと思うような扱いの所もあります。

 

ここの猫ちゃんは、猫特有のゆったりとした感じの大事に扱ってもらっているんだなと

 

感じさせるものがあります。

 

猫カフェ行くなら、こういうお店をお勧めします。

 

今まで5・6軒の猫カフェに行ったことがありますが、どこも入場後は店員さんがこちらに関与することはありませんでしたが(よく言えば好きにさせてくれる、悪く言えば完全放置・・・)、こちらのお店は店員さんが猫ちゃんを連れてきてくれたり、猫ちゃんの名前を教えてくれたり、飲み物を持ってきてくれたりと、とっても親切で感じが良かったです。そして猫ちゃんはみんなイケメン・美人揃いで本当にかわいかったです!
また猫カフェに行きたくなったらこちらを選択肢の筆頭にしたいと思います。

 

 

いくつか猫カフェを体験したことがありますが、こちらのお店は猫と人との距離が近い!
お部屋があまり広くないこともあり(20畳くらい??)、ねこちゃんがあちこち歩き回っており猫密度が高い。
この日は猫ちゃんの誕生日だったので、猫ちゃんにケーキ(キャットフード)をあげる体験もできました。
常連客でにぎわっており、苦手な方は苦手かもしれませんが、
会釈をしてくださる方もおり、私はそんなにいやではありませんでした。
一人で行きましたが、店員さんが話しかけてくださり
足元に猫ちゃんを連れてきてくれたり、猫ちゃんの一覧を見せてくれたりしました。
仕事終わりに1時間だけでも、飲み物もついてとてもリーズナブルだと思います。
清潔感は、普通です。
猫の毛はそれなりに落ちていました。
手洗い場はしっかりとあるので、猫ちゃんへの配慮はきちんとされています。
メリットと感じるか、デメリットと感じるかは分かれるお店かもしれないですが楽しかったです。
また行きたいです。

 

≪フリードリンク制≫ねこちゃんふれあい体験1時間★高田馬場駅より徒歩2分★かわいいねこたちと癒しのひと時はいかがですか?

 

かわいいねこたちと癒しのひと時はいかがですか?

高田馬場駅より徒歩2分

店内にある物は全て無料で利用できます。

 

飲み物や猫ちゃんのおもちゃ、Wi-Fi、電源など全て自由に使えます。

 

開催期間 ~2020年02月29日

 

所要時間 1時間

 

集合場所MAP

 

 

〒169-0075 東京都東京都新宿区高田馬場2-14-6スワンビル201
CatCafeにゃんこと

 

リーズナブルなお値段&ソフトドリンクが飲み放題
かわいいねこたちとたくさん触れ合うことができます。
高田馬場駅より徒歩2分。観光やお休みのおでかけ、 お仕事終わりにお気軽にお越しいただけます。
15分 200円で延長もできます!

 

 

CatCafeにゃんことのお店紹介

 

•CatCafeにゃんことは時間制で料金は後払いとなっております。

 

•猫ちゃんに触る前に石けんによる手洗いとアルコール消毒をお願いしております。

 

これは猫ちゃんたちを外の病気などから守るための処置ですのでお願いしま

 

す。

 

•店内にある物は全て無料で利用できます。

 

•飲み物や猫ちゃんのおもちゃ、Wi-Fi、電源など全てご自由に利用できます。

 

•カメラでの撮影は是非して頂きたいのですが、猫ちゃんの目は強い光に弱いためフラッ

 

シュ撮影はご遠慮下さい。

 

猫にフラッシュ撮影は失明したりという事もありますのでよろしくお願いします。

 

•寝ている猫ちゃんを起こしたり無理に抱っこしたりなど、猫ちゃんの嫌がる行為はご遠慮

 

下さい。

 

これは猫ちゃんにも嫌われる元ですので、やらないでくださいね。

 

•猫ちゃんのおもちゃの持ち込みは新品のみ持ち込み可能となります。

 

(ただし遊んだおもちゃは店内で保管になります。保管期間は2か月ですのでご了承ください)

 

※猫ちゃんの目に悪いため、レーザポインタや光の出るおもちゃはご遠慮下さい。

 

•店内では、走り回ったり大きな声を出したりしないようお願い致します。

 

猫は大きな声や動作を嫌います。よろしくお願いします。

 

服装
万が一、猫ちゃんが原因で怪我をしたり衣服に傷が付いたりしたら、こちらでは応急処置程度はさせて頂きますが、治療費の負担や損害などの賠償は致しまねますのでご了承下さい。

 

何かお気づきの点がございましたらお気軽にスタッフまでお声かけ下さい。

 

営業時間 11:00~22:00 休業日はございません。

 

ご利用料金 基本料金 1時間 800円 延長料金 15分 200円

 

猫ちゃんのおやつ 100円 14:30のみ実施してます。

 

※フリードリンク制
※お子様は、保護者の方の付き添いをお願いしてます。
※小さなお子様も一律の料金となってますのでご了承下さい。

 

 

ご来店の際は、じゃらんnet様からのご予約と当店スタッフに言ってください。

 

お願い致します。

 

予約・空き時間確認はこちら

 

お仕事の疲れや日々のお疲れをこの柔らかくて暖かいモフモフに癒されてください。

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坐骨神経痛によくない生活習慣と姿勢(日本人の猫背)の関係

 

 

坐骨神経痛、腰痛で整形外科に通っていて

 

腰の牽引や電気をかけてもらっているのですが、

 

薬を飲むより、腰の牽引より日々、

 

毎日の生活の中で自分で気を付けるべきこと、

 

神経痛の予防になることを調べてみました。

 

今の自分に当てはまることがたくさん!!

 

あなたも当てはまるかもしれませんよ。

 

坐骨神経痛を予防するには「姿勢・冷え・肥満」に注意

 

大切なセルフケア

 

神経痛は、身体のさまざまな所で起こります。

 

その中で、腰から足にかけて発生する症状を、「坐骨(ざこつ)神経痛」と言います。

 

坐骨神経痛自体は病名ではなく、腹痛や頭痛などと同じで、症状名になります。

 

慢性的に痛みがあると、日々の生活に支障をきたすことが、多くなります。

 

どのようにして坐骨神経痛は、予防、改善できるのでしょうか。

 

坐骨神経痛は、生活習慣を見直すのが、予防や再発防止につながります。

 

坐骨神経痛の治療には保存療法と手術療法があります。

 

しかし、いくら治療を行っても姿勢が悪かったり、腰に負担をかける生活をしたりしてい

 

れば、症状はよくなりません。

 

これらの治療の土台となるのはセルフケアです。

 

・正しい姿勢…足を組まずに座り、均一にお尻に負荷がかかるようにする。
・冷えを防ぐ…腰・足の冷えは、坐骨神経痛の悪化要因。
・肥満に注意…体重が増加すると、腰に負担がかかります。適度な運動を。

 

肥満は、特に腹部に脂肪が集中することで、お腹がぽっこりと出てきます。

 

お腹の前に重たい脂肪がつくと、重心は前方へと引っ張られます。

 

なので、多くの人は、無意識のうちに上体を少し後ろに反らせた姿勢をとって対応してい

 

るので、腰を反らせた姿勢によって腰椎の前方に凸のカーブを増強させることになりま

 

す。

 

また、肥満による体重増加は純粋に身体への負担を高めます。

 

一般に、立ち座りや物の持ち上げなどの動作時には、腰に体重の約2.5倍の負荷がかかると

 

言われています。

 

そのため、肥満による体重増加は、その2.5倍の負荷として、腰への負担を高めることに

 

なってしまうのです。

 

姿勢との関係

 

本来、私たちの脊椎(背骨)は横から見たとき、背骨が自然なS字状カーブを保っている

 

のが理想的な姿勢です。

 

ゆるやかに前後へのカーブを描いていて、これが、脊椎にかかる衝撃を分散するととも

 

に、さまざまな方向への柔軟な動きを行うために、大切な構造になっています。

 

このカーブが崩れてしまうと、身体のどこかへと負担がかかります。

 

この負担が集中しやすいのが、身体の“要”である腰になるのです。

 

姿勢の悪さが、腰痛や・肩こりの原因の1つと考えられています。

 

姿勢が悪いと内臓の働きにも影響を与え、関節や骨に無理な体重をかけ

 

体にかかる負担が多くなるのです。

 

一般的に、日本人にはいわゆる猫背が多いようです。

 

こうした、立っているとき、座っているときの姿勢の乱れが、腰椎への負担を高め、

 

坐骨神経痛を引き起こす原因ともなってしまいます。

腰痛予防にもなる正しい姿勢について

 

•立っているとき

 

頭のてっぺんを上に引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばし、

 

軽くあごを引いて、左右のかかとをくっつけて、つま先をこぶし1個分ほどあけて外側に

 

向けるのが理想の姿勢。

 

•座っているとき

 

背もたれある安定した椅子に密着するように深く腰かけることが理想的。

 

両膝をしっかり開き、膝に手を当てる。

 

胸を張るようにしながら、太ももの内側の筋肉をゆっくり伸ばす。

 

背もたれを使わず背筋をのばしていると、気が付くと猫背になってしまうので

 

猫背にならないように椅子に深く腰掛けることが大切です。

 

•寝るとき

 

うつ伏せ姿勢で寝る場合、臀部の筋肉がリラックスされ、その間を通る坐骨神経の圧迫が

 

とれ、症状が緩和します。

 

(お医者さんによってうつ伏せはだめという事もあるようです)

 

しかし、仰向けで寝る場合、臀部が圧迫され、神経症状が出ます。

 

腰痛があるときは前かがみや横向きの姿勢で寝ると痛みが軽減されます。

 

 

柔らかすぎる布団やベットは腰痛になる原因の1つなので、適度の硬さを選ぶことも大

 

切。

 

また、抱き枕を使用すれば体勢がとりやすいのでいいかもしれません。

 

運動不足による肥満や妊娠

 

腰痛の原因には肥満や妊娠もあります。

 

運動不足による肥満の方や、標準体重より重い人は適度な運動を心がけましょう。

 

ストレッチなどによって腰痛の症状が悪化しないようにすることも大切です。

 

腰痛になる原因も人さまざまなので、自分にあった方法で腰痛を改善しましょう。

 

日本人に多い猫背

 

猫背とは背中が丸っこくなっている状態です。

 

パソコン作業などのデスクワークによって最近では増えています。

 

この猫背による重心位置の変化も、腰への負担を高めるのです。

 

猫背の方は、骨盤が後傾し、膝が軽度曲がった状態で、肩甲骨は外に開いています。

 

そして普通は脊柱がS字になっているのですが、S字が崩れてしまいます。

 

姿勢の変化が生まれてしまい、本来の筋肉の長さが伸びたり縮んだりした状態になりま

 

す。

 

筋力も背中側とおなか側でバランスが悪い状態になります。

 

猫背の方は広背筋や脊柱起立筋と呼ばれる脊柱と骨盤つなぐ筋肉が伸張され緊張している

 

状態になります。

 

その反面、太ももの後ろにあるハムストリングスという筋肉は短縮します。

 

短時間であれば筋肉の長さは本来の長さに戻ろうとしますが、この姿勢を長く続けてしま

 

うと、伸びたり縮んだりした長さが当たり前になってしまうのです。

 

姿勢に対する意識を変えよう

 

大切な股関節等のストレッチ

 

猫背や悪い姿勢は筋肉に対して負荷を与え続けることになり坐骨神経痛を発症あるいは悪

 

化させると言われています。

 

最近は、スマートフォンやパソコンの普及により、社会人や子供も液晶に向かう機会が多

 

くなってきており、自然に体が前傾姿勢になる時間が長くなり、腰痛や首の痛みを感じる

 

ことが多くなってます。(スマホっ首)

 

長時間のパソコン作業など、同じ姿勢をとり続けることが坐骨神経痛の悪化を招きます。

 

パソコン作業が続いたときなど、股関節などのストレッチを行えば、下半身の筋肉の緊張

 

がほぐれ、血流も促進します。坐骨神経痛の軽減も期待できます。

 

特にストレッチをオススメするのが、腰と股関節、そして太ももの筋肉です。

 

股関節周りの筋肉が硬く、短縮してしまうと骨盤の動きを悪くし、腰椎への負担を高めま

 

す。

 

股関節周りには坐骨神経痛を引き起こす原因の1つともなる梨状筋という筋肉が付着してい

 

ます。臀部にある小さな筋肉ですが、この筋肉が硬くなると、梨状筋のすぐ近くを走行す

 

る坐骨神経を直接圧迫してしまいます。そのため、股関節のストレッチにより股関節周り

 

の筋肉を柔軟にしておくことが大切です。

 

腰の筋肉は、日常的な過度な使用によって、緊張が高まり硬くなってしまいます。

 

硬くなった筋肉は血流を阻害し、乳酸などの疲労代謝物質が蓄積してしまいます。

 

硬くなった筋肉には、直接の押圧によるマッサージやストレッチによってほぐしてあげる

 

必要があります。

 

もう1つ、効果的なのが太ももの後ろのハムストリングスと呼ばれる筋肉です。

 

この筋肉は一見、腰とは関係がなさそうですが、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症

 

による坐骨神経痛を訴える方は、この筋肉が硬くなっていることが非常に多いのです。

 

この太ももの後ろを走行している筋肉は骨盤から膝へと向けて付着しています。

 

そのため、この筋肉が硬いと、骨盤の動きがそれだけ制限されてしまうので、骨盤の可動

 

性が悪くなると、日常生活における腰への負担が増加してしまうのです。

 

日常的にストレッチを習慣とすることで坐骨神経痛になりにくい身体になることも期待で

 

きます。

我慢しないで早めに対処も必要

 

神経痛をはじめ、痛みは長く放置しておくほど、取り除くのが難しくなります。

 

痛みが長引くと痛みの記憶が脳に刻まれ、それが体にも心にも悪影響を及ぼすためと考え

 

られています。

 

現在では痛みの中枢に作用し、痛みをすばやく軽減する消炎鎮痛剤もあります。

 

痛みは我慢せず、早めに受診しましょう。

 

坐骨神経痛とストレスの関係

 

坐骨神経は臀部の筋肉の間を通っており、筋肉が硬くなると圧迫され神経痛を起こしま

 

す。

 

ストレスは、身体全体の筋肉が緊張して、神経を圧迫してしまいます。

 

血流も悪くなり、神経の症状を強くさせる原因にもなりえます。

 

坐骨神経痛とエアコンの関係

 

エアコンの当たり過ぎは、身体全体を冷やしてしまい、血管が収縮して血流が悪くなって

 

しまいます。

 

臀部の筋肉への血流が悪くなり凝り固まった状態になってしまうと、坐骨神経を圧迫し神

 

経症状が強くなります。

 

病院の先生にも「冷やさないでね。」と言われ、ホッカイロを貼って冷やさないように

 

しました。

 

坐骨神経痛の場合は、腰・お尻(および股関節)・太ももの裏などの筋肉を緩めると良い

 

でしょう。

 

原因がその部位にある場合は、それだけでも症状の緩和がみられることがあります。

 

坐骨神経の症状を抑えたいなら、車の運転も注意が必要

 

坐骨神経痛と運転の関係は密接ですので注意してください。

 

長時間の運転は病状を悪化させる可能性があります。

 

時間を決めて運転したり、運転の合間に、車を降りてストレッチ体操を行う方法も有効で

 

す。

 

坐骨神経痛の原因となる生活習慣

 

梨状筋症候群など主に梨状筋のコンディションに影響を与える原因を上げていきます。

 

長時間同じ姿勢(家事・育児・運転・パソコン作業など)
不良姿勢(ソファーなどにもたれかかって座る・足を組むなど)
歩行のクセ(歩く距離が長い・速度が速い・よく足を引きずる)
身体の酷使(テニス・ランニング・肉体労働など)
腰下肢の冷え(患部を湿布などで冷やすのは不適切)

 

姿勢の影響だったり、身体を酷使することで梨状筋および坐骨神経に物理的なストレスが

 

かり続けることが主な原因として考えられます。

骨密度の低下や中高年も坐骨神経痛が出やすくなると言われているので、日頃から食事や

 

適度な運動を心がけておくことも大切です。

坐骨神経痛に限らずですが、不健全な生活習慣を続けていると様々な疾患を引き起こすこ

 

とになってしまうので普段から気をつけておくことが大事ですね。

 

 

まとめ

 

このように坐骨神経痛と姿勢の悪さには深い関係があるのですが、それとともに坐骨神経

 

痛による姿勢の歪みを引き起こすこともあります。

 

つまり、姿勢の悪さで坐骨神経痛を引き起こすと、

 

さらにその痛みにより正しい姿勢をとることができなくなって、坐骨神経痛による姿勢の

 

歪みが見られるのです。

 

そして坐骨神経痛による姿勢の歪みにより坐骨神経痛を引き起こすと言った悪循環になる

 

ことも考えられます。

 

この坐骨神経痛による姿勢の歪みを改善するには、お腹の奥の大腰筋という大きな筋肉を

 

正常な状態にすることが重要で、その為には大腰筋の凝りをほぐす必要があるのです。

 

マッサージ・ストレッチの適切な強度

 

強い方が効きそうな気はしますが、刺激が強すぎると筋肉の繊維を壊してしまい、

 

感度の鈍い固い筋肉をつくりだしてしまうおそれがあります。

 

刺激の強さはやや物足りないか少し痛気持ちいいくらいでとどめておく方が無難です。

 

ちゃんとポイントに当たっていれば、弱い力でも効いてる感を得られるはずです。

 

マッサージ・ストレッチの適切な時間

 

マッサージをご自分で行う場合はあまり長時間行わずに、1ヶ所につき30秒~1分程度を目

 

安にしてください。

 

ストレッチは40秒ほどが血行改善に効果的という研究結果がありますので、参考にしてく

 

ださい。

 

回復にもちゃんとメカニズム

 

一度で効果を出そうとせずに、習慣として少しずつ行いながら筋肉の質を変えていく意識

 

で行っていきましょう。

 

マッサージ・ストレッチの注意ポイント

 

マッサージは、マッサージ機のもみ玉などでグリグリするようなことはやめましょう。

 

叩いたりグリグリすると筋繊維を壊してしまう危険性があります。

 

ストレッチは反動をつけると筋肉を防御収縮により硬くしてしまうおそれがあるので気を

 

つけましょう。

 

坐骨神経痛の原因は人それぞれで多種多様です。

 

日常生活での過ごし方でも大きく関わってくるので、思い当たることはないか見直して根

 

本的な改善を目指しましょう。

 

今自分はどの様な状態なのか?原因は何なのか?ということを

 

しっかりと把握することで、見えてくると思います。

 

高齢者だけでなく、若い方、働き盛りの方、多くの方が坐骨神経痛に悩んでいます。

 

坐骨神経痛を起こしてしまうと、腰や脚の痛み、しびれといった症状に苦しみ、

 

日常生活に支障をきたします。

 

マッサージやストレッチもやり方次第では効果的なので、日頃のケアとして取り入れなが

 

ら坐骨神経痛に悩まされない日々を過ごせるようにしていきたいですね。

 

症状がぶり返したりする場合は、普段から酷使して、負担が蓄積しているか、

 

原因部位が他にあることも考えられるので痛みがひどくなるようなら、専門家に相談して

 

くださいね。

 

 

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